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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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安倍晋三について理解できれば、日本と日本人に対する理解がすすむと思う

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過日bogus-simotukareさんの「はてなハイク」の記事を読んで爆笑しました。

>安倍晋三
安倍を見てて誰かに似てると思ってたのだが今わかった。
「トンデモぶり」と「1回下野したはずなのにしつこく復活」ってあたりがイタリアのベルルスコーニに似てるんだ!。しかし安倍とその支持者的には「ベルルスコーニに似ている」ってのは褒め言葉なのかどうなのか?
by bogus-simotukare 2013/07/18 20:02:29

現状では、安倍はさすがにベルルスコーニ氏ほどひどい不祥事は起こしていない(菅氏への名誉毀損は相当なものですが)、ベルルスコーニ氏は数回復活しているが、安倍はまだ1回である、安倍はベルルスコーニ氏よりはるかに無能である、ってところでしょうか。

ていうか、じいさんや父親がいなければ絶対  首相なんかなれっこない安倍(はい、断言します。絶対なれません)と、中流家庭から大実業家になったベルルスコーニ氏なんて比較の対象にもならないわけで、それはベルルスコーニ氏に失礼にもほどがあるというものですが。

たぶん多くの日本人は、ベルルスコーニについて「なんであんなやつが長きにわたってイタリアで首相をつとめているんだ」と不審に感じていると思います。ていうか、日本以外の外国の人々もそう考えているでしょうし、イタリアでもベルルスコーニに批判的な人間は、たぶん(でなくて絶対)同じように感じているでしょう。しかし、ベルルスコーニは何回もイタリアで首相をつとめています。その理由はさまざまでしょうが、やはりイタリアという国とイタリア人に、彼の存在が妙にフィットするというかはまるところがあるのでしょう。ベルルスコーニが首相をつとめ続けたことでイタリアが総体としてプラスだったかといえばそうでもないでしょうが、そういった話とは別次元にベルルスコーニという人の存在はイタリア人に受け入れやすいものがあるのだと思います。

そう考えると、ベルルスコーニという人の存在は、その位置づけなどを理解することによってイタリアとイタリア人を理解することに大いに役立つと思います。私はそこまで研究する意思はありませんが、しかしやはりベルルスコーニという人には、少なくとも彼を程度の差はあれ支持しているイタリア人にとっては、いろいろな点で魅力があるのでしょう。そしてそのイタリア人の数は少なくないわけです。

で、私は、安倍晋三も日本人にとって同じような存在だと思います。たぶん安倍という男には、彼を支持している人たちには、なんとも言えず支持したくなる何かがあるのでしょう。

それにしても、よりによって安倍が返り咲きの首相になったんだからこれもすごい。たとえば同じ返り咲きでも吉田茂なんて、好き嫌いは別として優秀な人間であることは誰もが認めていることですが、安倍はねえ(苦笑)。歴代の首相の中でも最高レベルの馬鹿で無能でしょう。右翼にとって使い勝手がいいかどうかはともかく(現実の安倍だって、首相になればそう身軽には動けませんが)、あそこまでのクズに徹底的に甘く、それで安倍はそういったところに徹底的につけこみますからね。ほんと、クズを首相にするものです。

安倍晋三は馬鹿でクズで無能です。左に書いたことは、「安倍晋三は成蹊大学卒業である」とか「安倍晋三の奥さんは安倍昭恵である」、「安倍晋三は1954年生まれである」などというのと同じ次元の事実です。でも、右翼も産経新聞も自民党も、安倍晋三には極甘ですよね。私はかつて、安倍の復活なんてありえないと書きました。これは大外しでしたので私はしばらく「反省」して「謹慎」しましたが、つまりは私は、安倍という男に対する右翼とか産経新聞とか自民党の持つ期待を理解できなかったわけです。そんなもの理解なんかしたくもないという気もしますが、そういった感情的な意見はともかく(笑)、つまりは能力といったこととは別次元の期待を安倍はされているということでしょう。

そうこう考えていくと、やはり安倍晋三を理解することによって日本や日本人の理解が進むのだと思います。というわけで、これからも私なりに安倍晋三のことは研究していきますので、乞うご期待。


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