>米俳優ロバート・ボーンさん死去 「荒野の七人」「ナポレオン・ソロ」
2016.11.12 Sat posted at 17:05 JST
米俳優ロバート・ボーンさんが死去
「荒野の七人」や「0011ナポレオン・ソロ」に出演
(CNN) 米映画「荒野の七人」やテレビ番組「0011ナポレオン・ソロ」などへの出演で知られる米俳優ロバート・ボーンさんが11日死去した。83歳だった。ボーンさんのマネジャーが明らかにした。
急性白血病を患い、ここ数カ月間闘病生活を続けていたという。
ニューヨーク生まれで、母親は舞台俳優、父親は声優だった。徴兵され、陸軍で教練教官などを務めて除隊した1960年に俳優業に転身。映画「都会のジャングル」での演技力が認められ、アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたこともある。
情報機関の諜報(ちょうほう)員のヒーローとして国際的陰謀に立ち向かう「0011ナポレオン・ソロ」での役柄が、人気男優としての地歩を固めるきっかけとなった。ボーンさんは以前のインタビューで同番組について「テレビ版のジェームズ・ボンドだった」と振り返ったことがある。
「スーパーマンⅢ」「タワーリング・インフェルノ」など映画のヒット作品にも出ていた。最近では人気テレビ番組の「ロー&オーダー」に登場していた。
彼の死で、「荒野の七人」の7人の俳優たちはみな亡くなったことになります。最初に亡くなったのは映画監督でないスティーヴ・マックイーンですって、そんなん当たり前ですが、こんな注釈をつける日がくるとは思わなかったな。
それで、公表されている生年では1932年生まれとのことですので、彼はマックイーンより若かったんですね。マックイーンは1930年生まれです。「荒野の七人」でも、そんなに若々しいイメージではありませんでしたが、彼自身は映画出演時まだ20代後半だったわけです。
で、私はさすがに「0011ナポレオン・ソロ」を見ている年齢ではありませんが、彼の出演した映画で好きだったのが「ブリット」での上院議員役です。あんまり好きになれないタイプの人間をうまく演じていました。それで、彼は刑事役であるマックイーンより年下だったわけです。映画を観た限りでは、そんな印象もありませんでしたが、そうだったわけです。同じマックイーン主演で「タワーリング・インフェルノ」でも彼は上院議員をやっていました。もっともこの映画では、マックイーンと直接一緒に演技するシーンはなかったはずです。
それから、彼の死で、また「刑事コロンボ」で犯人を演じた方(彼は被害者も演じました)が亡くなったわけですね。昨年セオドア・ビケル(バイケル)も亡くなっていますし、なにしろ最初のシリーズは1970年代の制作ですから当然といえば当然ですが、やはりさびしいものはあります。
正直私もあんまり外国(米国のということになりますが。ただし晩年英国BBCのドラマにも出演しています)のテレビドラマに詳しくないので、テレビでの彼の活躍をそんなに知っているわけでもないのですが、亡くなったと聞いてすぐに記事を書きたくなってしまう、そんな俳優さんでした、私にとっては。
ロバート・ヴォーンさんのご冥福を祈って、この記事を終えます。