またニュースを。
>財務局職員を背任容疑で告発へ 森友への国有地売却問題
朝日新聞デジタル 3/12(日) 17:32配信
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、木村真・大阪府豊中市議ら市民有志が近く、売却を担当した財務省近畿財務局の職員を背任容疑で大阪地検に告発する。
財務局は2010年、東隣の同規模の国有地を約14億2300万円で公園用地として豊中市に売却した。一方で森友学園には小学校用地として昨年6月、鑑定価格9億5600万円からごみ撤去費8億1900万円などを差し引いた1億3400万円で売った。
木村市議らは、財務局が森友学園に不当に安く売って国庫に損害を与えたのは背任罪に当たるとして、22日に告発を予定しているという。木村市議は「いびつな契約が結ばれた経緯を、検察に明らかにしてもらいたい」と話した。
><森友学園問題>豊中市議ら財務局を告発へ 背任容疑で
毎日新聞 3/11(土) 20:38配信
大阪市の学校法人「森友学園」が大阪府豊中市の国有地を格安で取得したとされる問題で、豊中市議らが11日、真相究明を求める集会を市内で開いた。売却交渉に当たった財務省近畿財務局の担当者を、今月中にも背任容疑で大阪地検に告発する方針を明らかにした。
集会は、国有地の売却額を非開示とした近畿財務局の決定取り消しを求めて提訴した木村真市議らが主催し、約200人が参加した。木村市議は「学園による小学校の設置認可申請は10日に取り下げられたが、これで幕引きは許されない」と訴えた。集会で告発への参加を呼びかけた弁護士は「近畿財務局は国有財産を不当に安い値段で売却し、国に損害を与えた」と話した。【湯谷茂樹】
とりあえず金曜日に森友学園側が設置認可申請を取り下げたことで、小学校の認可は不可になりましたが、もちろんこれで幕引きを許すわけにはいきません。こんな治外法権・無法地帯を許すことはできない。私もずっとこれは背任行為だと考えていたので、こういうふざけたことはぜひ表に出していただきたいものです。そうすれば検察が不起訴にすれば、日本の検察がいかにクズかということがわかるし、ある程度面白い展開になれば、これは私としてもこんなうれしいことはないわけです。にたような案件で、今治市の歯科大学の件など、いろいろ興味深い話もある。それにしても今回は、木村市議が国に情報公開請求をして、それが不開示になったために裁判を起こしてそれが今回の騒動の大きな起爆剤になったわけです。朝日新聞他も動いていましたから、木村市議だけの力ではもちろんありませんが、しかし彼の姿勢には本当に頭が下がります。
それで木村市議のブログを読んでいたら、なかなか面白い話が出ていました。
「森友問題」国有地売却金額非公開決定の取り消しを求める行政訴訟で、国が全面的に争う構え>(前略)
提訴の翌々日の10日には、国会議員の求めに応じて財務省は黒塗りなしの契約書を提供し、当初隠されていた金額や一部条文も、全て開示されました。
当初隠されていた部分が公開され、僕自身も国会議員を通じて黒塗りなしの契約書をすでに入手していますので、裁判を続ける意味は半ば失われました。ですが、「原告(木村)-被告(国)」あるいは「公開請求者(木村)-非公開と決定した者(近畿財務局長)」の関係で言えば、僕は国・近財から何の連絡も受けていませんし、契約書も届いていません。
したがって、こちらから訴訟を取り下げる必要はないし、そのつもりもありませんでした。
ですが、たぶん裁判所の判断で打ち切られるだろうな、とも思っていました。
ところが!
昨日、国から答弁書が届いたのですが、なんと、全面的に争ってきました!
「原告の請求を棄却する、との判決を求める」だそうです。「追って準備書面で主張する」とのことで、具体的に何をどう言ってくるのかは分かりません。「昨年9月時点での一部非公開の判断は正しかった」とでも言うしかないのでは、と思われます。
いずれにせよ、打ち切られるだろうな、と思っていた裁判が続くことはラッキーです。真相解明の場として使わせていただきます。
非公開の理由について、国は「森友側から強い要請があったため」と説明しているのに対し、森友の籠池理事長は、「国の側から『非公開にもできますよ』と言われたので、『じゃあ非公開で』と答えただけのこと」と話しており、食い違いがあります。そこをはっきりさせることもできるのでは、と期待しています。
籠池理事長と近畿財務局の担当者を、証人として申請するつもりです。
これはこれで、面白い話になってきました。
初公判は3月14日(火)の午前10時30分から、場所は大阪地裁の202号法廷、つまり大法廷(!)です。
当初、「10:20から806号法廷」とのことでしたが、大法廷に変更になりました。
「傍聴者が数人」ではカッコつかないので、ぜひ傍聴にお越しください!
本来なら当方ぜひこの裁判を傍聴したいのですが、遺憾ながらそれはできません。裁判後に報告集会みたいなものもあるはずですから、それはぜひ詳細に報告していただければと思います。木村市議も指摘しているように、本来なら打ち切ったほうが国としても苦しくないのでしょうが、国は受けて立つ(?)所存のようです。これはどうなるか、適当なところで逃げるかそれともどうするか、考えれば考えるほど興味深いものがあります。
この裁判ほかこれらの一連の件について、木村市議を全面支持することを申し上げて本日の記事を終えます。