当ブログ常連コメンテイターであられるRawanさんより、面白い記事のご紹介をいただきました。というわけで本日は、その記事をご紹介。
>浅田真央は「グダグダで辞めていった」 ハライチ岩井発言に「よく言った」
J-CASTニュース 4/20(木) 19:18配信
浅田真央は「グダグダで辞めていった」 ハライチ岩井発言に「よく言った」
国民的アイドルなのか?(2017年4月撮影)
お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さん(30)がラジオ番組で、フィギュアスケート選手からの現役引退を発表した浅田真央さん(26)について、「グダグダ辞めていったんだね」と感想を漏らした。「国民のアイドル」と言われていることについても「何、国民のアイドルって?」と否定したことが大きな話題になっている。
発言への批判はあるものの、意外にも「皆が思ってることを言っただけ」という賛同の声の方が大きいようだ。メディアの異常ともいえる浅田さんの持ち上げ方にウンザリしている人も多いことが浮き彫りになった。
■「浅田を批判したり、笑うのがタブーっていう空気の方が怖い」
この発言は、2017年4月14日未明のTBSラジオ番組「ハライチのターン!」で飛び出した。相方の澤部佑さんが、浅田さんの引退について話を振ると、岩井さんは、
「1回辞めるみたいなことを言ってなかった?グダグダ辞めていったんだね、じゃぁね」
と返した。あわてた澤部さんが「グダグダ辞めた」事を否定し、「国民のアイドルだよ!」と返すと、
「何、国民のアイドルって?」
と気のない返事をした。さらにあわてた澤部さんは、そんなことを言うと「炎上」する、と注意したところ、
「しねぇよ、しねぇから言ってんだよ。察してくれよ」
と語った。しかしこの発言は様々なメディアで取り上げられる事になり、大きな話題に発展した。
浅田さんは13年4月、翌年のソチオリンピック出場を最後にして引退の意向を表明。同五輪では、金メダルが期待されたが6位に終わった。その後、14年3月に日本で行われた世界選手権で4年ぶり3度目の優勝を果たした。進退についての結論は出ず、14年5月から1年間の休養に入った。そして15年5月、18年2月に行われる平昌オリンピックを目指すと現役復帰したが国内、海外での結果は出せず、16年12月に行われた全日本選手権で12位に終わり、これが引退を決定付けた。
今回の岩井さんの発言に対し、浅田さんのファンは怒りを露わにし、岩井さんのツイッターへの攻撃が始まり、
「浅田真央はあなたみたいな三流芸人とは比べ物にならないくらいの努力や実績を残してきた方ですよ。早く謝罪してください」
「お前みたいな無能なゴミが、アスリートをけなすとかありえんわ。お前は浅田の糞以下の価値しかねーんだよ」
などといったリプライが寄せられ「炎上」するかに思われたが、
「誰しもが思ってることを言っただけ。気にするなよ」
といった擁護や応援も書き込まれている。そして、ツイッターや掲示板を見ると、「よくぞ言ってくれた!」という賛同がかなり多いのだ。
「もやもや感じていたことを公に言ってくれた。浅田を批判したり、笑うのがタブーっていう空気の方が怖い」
「潔さがなかった」
その他にも、
「正論だと思うよ。岩井の事見なおした。岩井ありがとね」
「少なくとも浅田をアイドルだと思ったことも、オリンピックで勝てない悲劇のヒロインだと思ったこともない」
「いかに浅田真央にヘイトが集まっていたのかを表している」
などといったことが書き込まれている。そして、岩井さんの発言は浅田さんに向けたものではなく、異常に浅田さんを持ち上げるメディアや関係者に対する皮肉だと考えている人もいる。というのも、4月10日の引退発表から12日の記者会見以降にかけネット上で急上昇したワードは「しつこい」「うんざり」だった。
どの局のニュースや情報番組を見ても「電波ジャックかと思われるくらいの横並びっぷり」の放送ばかりだったからだ。特にNHKが槍玉に挙がっていた。その割に、テレビ朝日系緊急特別番組「ありがとう!真央ちゃん」(4月11日放送)の平均視聴率が5・7%。フジテレビ系ドキュメント番組「浅田真央26歳の決断~今夜伝えたいこと~」の平均視聴率は7・3%で、ネット上では「視聴率が核爆死」などと取り沙汰された。
スポーツジャーナリストの菅谷齊さんは4月20日、J-CASTニュースの取材に対し、人気選手は引退を決意したとき、時期とその明快な理由を提示することが重要なのに、
「潔さがなかった」
と指摘した。それは浅田さんにではなくメディアや関係者に向けたもので、ターニングポイントは3年前のソチオリンピックだったという。普通に取材しているスポーツ記者ならばあの時点で浅田さんは限界であることを知っていた。金メダルを獲ると臨んだのに結果は6位。
「負けは負け。期待に応えられない惨敗だった。それをメディアは『悲劇のヒロイン』『感動の演技』にすり替えた。浅田はそのシナリオに乗せられたわけだが、ファンは疑問を抱くようになり気持ちを冷やすこととなった。それは、スポーツは結果が全てだからです」
と菅谷さんは説明した。その後、平昌オリンピックを目指すとしたが惨敗が続き、結局は引退を発表。引退会見も選手が行うようなものではなく、タレントがやるような会見だった。
「国民的アイドルというのは、全国民に夢を見せたり、与えることができる存在を指すのです。いまの浅田がアイドルだというのなら、アイドルというものの価値はどれだけのものなのか、という気がします。もちろん浅田の実力、人気、功績というのは誰もが認めるものですが、もう周りが作り上げたアイドル状態になっているため、芸人が言ったような話に賛同する人が増えるのも無理はない話だと思います」
と菅谷さんは話していた。
前の記事でコメント欄にて尼子重久さんから
>浅田真央の引退会見の翌日のスポーツ紙は、軒並み1面が浅田真央特集で、しかも礼賛の嵐で、正直気持ち悪い思いをしました。私的には、浅田は引退時期を完全に誤って晩節を思いっきり汚したと思うんですが、潔い引退だのなんだのと、あんたらいったいどこに目がついてるんだと言いたくなるような記事ばかりで・・・(苦笑)
というご指摘をいただきました。どう評価するかはともかく、常識的に考えて、浅田真央はかなり無理に現役を続けたと思いますが、そんな明々白々なことまでマスコミはごまかそうとしていましたからね。それもどうかです。記事中スポーツライターの方がご指摘になっているように、スポーツ専門誌が
>そして、人生は結果が全てではないことを
教えてくれた、浅田真央の涙。
もなにもないでしょう(苦笑)。何を馬鹿なことを書いたんだか。
いずれにせよ、建前の世界はともかく、あれはどうもなあと考えてい人はそれなりの数いるようですね。このブログの大きなテーマの一つである拉致問題も、さすがに巣食う会、家族会の態度は変なんじゃないのと考えている人たちは少なくないと思います。当ブログも、そういう声をそれなりに代弁する場所であり得ればいいなと考えます。
なお、記事をご紹介いただいたRawanさん、コメントを引用させていただいた尼子重久さん、ほかいろいろなコメンテイターの方からこの記事のヒントをいただいています。お礼を申し上げます。