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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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ロミー・シュナイダーの遺作ほかがDVD発売された

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ロミー・シュナイダーの遺作である『サン・スーシの女』が、7月にソフト化されたことを知りました。

サン・スーシの女

しかしですよ、この記事を書いている時点(2018年9月17日)で、DVDが9,599円からになっています。発売されたのが今年の7月23日ですから、まだ2か月にもなっていないじゃないですか。もうプレミア価格? ひどいにもほどがあるというものです。

さて、これは、商品説明から引用しますと、

>ロミー・シュナイダー生誕80年アニバーサリー・コレクション

あまりに残酷で、あまりにも悲しくて、あまりにも怒りに満ちた物語――

世界人権擁護委員の代表マックス・ボームシュタイン(M・ピッコリ)が空港に降りたち、久しぶりに妻リナ(R・シュナイダー)と再会した。記者会見の後、滞在先のホテルに会議の資料が届けられた。そしてその中のある写真を見た瞬間、マックスに動揺が走った。
翌日彼はパラグアイ大使館を訪れ、写真の人物の大使と対面した。そして彼のドイツでの本名を確認するとピストルで射殺した。留置場を訪れたリナに対してマックスは幼い頃の辛い体験を語る。33年のベルリンで、10歳だったマックスはナチに父を殺され、自らも大けがを負った。
その後両親の友人のエルザ(R・シュナイダー、2役)とミシェル(H・グリーム)の夫婦に引き取られたが、ミシェルは反ナチの出版社を経営しており、たびたび嫌がらせを受けていた。エルザはミシェルをベルリンに残し、マックスを連れてパリに逃げた。平和な日々もつかの間、過酷な運命が二人を待ち構えていた・・・。
ヨーロッパを覆っていた暗い時代に生きた人々の生と死、愛と別れを描いた過酷な運命のドラマ。フランス映画界のトップ女優ロミー・シュナイダー自身の企画で映画化され、そして遺作となった。ロミーが演じるヒロインの悲劇が、彼女自身の生涯と偶然にも符合し、運命を共にした映画と言われた。

だそうです。それで、

>ロミー・シュナイダー生誕80年アニバーサリー・コレクション

では、ほかにこちらの映画が復刻されています。

すぎ去りし日の…【HDリマスター版】

こちらのほうは、Amazonでも在庫に余裕があるし、また追加納入予定もあるようですから、急に価格が高騰することはないと思います。こちらも作品の紹介をしておきますと・・・

>さまざまな出来事の紆余曲折をへて、愛する人と共に生きようとした瞬間、突然の自動車事故でその人
は帰らぬ人となってしまった・・・。人生の成熟期にさしかかり、妻子と別居中の建築家と気まぐれだ
がどこまでも信頼し、その人について行く、若く美しい女。
恋人どうしにありがちなとまどいや逡巡、そして行違い。
さらに妻と子どもへの思惑など、多くの不安を乗り越え結婚にたどりつく一歩前のところで、二人の未
来は無惨にも断ち切られてしまう。
ギャング映画で知られる監督のクロード・ソーテはこの作品で初めて愛の物語に取り組み、フランスで
最も権威のあるルイ・デリュック賞を獲得した。第23回カンヌ国際映画祭出品作品。

とのことです。

それで、この企画からもわかりますように、今年でロミーが生まれてから80年です。彼女は、1938年9月23日、ウィーンに生まれました。同じ年の3月13日にオーストリアはドイツと合併したので、彼女は形式的には、ドイツ国 オストマルク州ウィーンの生まれということになります。彼女は82年5月29日までの生涯で、オーストリア、ドイツ(当時は西ドイツ)、フランスの国籍を保持していました。ドイツ語は当然として、フランス語も得意、英語もできて、イタリア語も得意とは言えませんでしたが、演技ができるレベルだったとのこと。さすがに国際的に活躍した女優です。

拙ブログでも彼女についていくつか記事を書いていますから、これは彼女の誕生日である9月23日には、彼女の特集をしなければいけないなと思います。そういうわけで、その日は彼女の写真をたっぷりご紹介するので乞うご期待。よって23日にとっておくために、本日の記事では彼女の写真は、DVDのジャケットのみにしておきます。

なお、以上2つの作品について、私が大変お世話になっております「居ながらシネマ」様が、ロケ地を調査されているので、ぜひお読みになってください。ほんと、私も居ながら様に弟子入りして、ロケ地の調べ方、地図の読み方をご教示していただきたいくらいです。また『サン・スーシの女』は、BDのほうは安く買えるので、そちらのほうがいいかもしれません。またネットオークションほかで入手する方法もありますので、お買い求めされる方は、ぜひ安くご購入いただければと思います。こういう不当なプレミアには、それなりに対抗することが必要だと思います。

『サン・スーシの女』 La passante du Sans-Souci (1982)

『すぎ去りし日の…』 Les choses de la vie (1970)


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