ちょっと「どうもなあ」と思った記事を。
>ロッテ・清田育宏、丸が来なくて「めっちゃ喜びました」→ファン「意識低い...」
12/7(金) 20:51配信 J-CASTニュース
プロ野球・千葉ロッテの清田育宏外野手(32)のイベントでの発言が、物議を醸している。
ロッテと移籍交渉をしていた丸佳浩外野手(29)が巨人に入団し、「良かった、本当に良かった」と吐露したためだ。
■「丸が来なかったことが全てかなと思いますね」
清田選手は2018年12月7日、千葉県内で行われたトークショーに出席した。
清田選手は今季96試合に出場し、打率.226、打点27、本塁打2だった。15年には130試合で打率.317でベストナイン、ゴールデングラブ賞と活躍するも、以降は低迷が続いている。スポーツ紙によれば、今季は400万円減の4400万円(推定)でサインした。
本人も忸怩たる思いがあるようだ。トークショーで来期の意気込みを聞かれ、
「今年も中途半端に90何試合しか出ていないので、やっぱり『清田を使わないと』と思わせないといけないですし、それは成績で、しっかり数字で残してそういう風に思わせればいいだけなので。あとはケガをしないように一生懸命やること」
と飛躍を誓った。ファンらの反発を招いたのは、続けて述べた部分だ。
「丸が来なかったことが全てかなと思いますね。良かった、本当に良かったです。(巨人に移籍するとの報道を)朝見てめっちゃ喜びました。『よっしゃー』って」
怒るファンたちの声は
広島から国内FA宣言をし、広島、ロッテ、巨人と交渉をしていた丸選手。最終的には巨人を選んでいた。
若手の台頭など外野のポジション争いが激化しているロッテだけに、思わず清田選手の本音が漏れた格好だが、ファンからはツイッターで厳しい声が上がっている。
「意識低い...」
「清田さんの発言には心底ガッカリ」
「今回の件で多くのロッテファンの怒りを買った」
一方で、
「清田これは酷いけどもし自分が外野手だったら清田の気持ちはめちゃくちゃ分かるよ」
「清田が言ったこととか割と当たり前の感情じゃないの?どうでも良くない?」
と理解を示す向きもある。
・・・(苦笑)。
いや、それ仲間内の飲み会とかで言うんなら、あんまりかっこいい発言とは思いませんがいいですよ。でもこれ、ファンイベントとかのトークショーで話すことじゃないでしょ。
NPBに所属するプロ野球選手というのは個人事業主ですから、別に身分が保証されているわけではない。成績がだめならドラフト1位だろうが戦力外になりますし(ドラフト1位で入団して、1軍で登板もできなかった投手だっているわけです)、逆に活躍すれば、一般人ではなかなかもらえない額の金を稼ぐこともできます。そういう商売である以上、こういう情けない話をトークショーなんかでするべきではないでしょう。
>清田が言ったこととか割と当たり前の感情じゃないの?どうでも良くない?
いや、人間としては当たり前の感想だと思いますよ、私も。でもこれは、公の場で話すことじゃないでしょ。建前としては、チームスポーツの選手というのは、自分の成績よりもチームの勝利のほうが優先します。だから、監督などから「戦力外」「選出しない」ということもあるわけです。デンマーク代表のゼップ・ピオンテック監督は、デンマークサッカーの顔であり功労者であるアラン・シモンセンをワールドカップの一次リーグで、勝負のついた段階でプレーをさせることしかしませんでしたし、岡田武史監督は、ワールドカップ直前に三浦知良を外したり、GKもこれが最後の出場チャンスになるであろう楢崎正剛を直前に外したわけです。テニスとかゴルフの個人スポーツとかとは違います(だから、この2つのスポーツは、オリンピックとかにはそぐわないという側面もあります)。で、つまりは清田育宏という人は、自分の成績や出場のほうが、チームの勝利として優先すると公言しちゃった。つまりはその程度のメンタリティの持ち主なのでしょう。
ただ、これが千葉ロッテマリーンズの選手の発言というのも、ある意味象徴的かもですね。たぶん福岡ソフトバンクホークスの選手なら、そうは考えてもこんなことをトークショーでほざいたりはしないんじゃないんですかね。したら、「てめえ!」という声はもっと大きいでしょう。いや、こんなん自虐ジョークじゃん、ですかね。それにしたっていう場とかニュアンスを考えないといかんでしょ、30歳過ぎた大人なんだからさ。
いずれにせよ、こういうことを発言するようではその程度の選手なのでしょう。それもどうかです。