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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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「ファイアbyルブタン」を見た!

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前にも記事にした「ファイアbyルブタン」を見ました。12月25日です。

本来なら21日の公開初日にさっそく行きたかったのですが、あいにく21日〜24日まで国外にいたし、また26日以降も見に行く余裕がないので、25日に仕事を終えてから映画館に行ったわけです。もちろん3Dバージョンです。

余談ですが、MOVIXさいたまで、「午前十時の映画祭」の1本として「ローマの休日」を見に行ったら、予告編でこの映画が紹介されたのにはちょっと驚きました。「午前十時の映画祭」で「ローマの休日」を見にくるたいていの観客にとっては、「ファイアbyルブタン」の予告編を見せられても、なんとも困惑するんじゃないんですかね(苦笑)。「クレイジーホース」を知らない人も多いでしょうし(ほとんどかも)、ましてやヌードのダンサーの踊りを大画面で見せられても「?」じゃないですかね。

私のような人間はともかく、この日のこの映画の観客には、あまりこの予告編は訴えかけるものが少なかったのじゃないかなと(勝手に)考えます。

それはさておき、仕事を終えた私は、映画館に急ぎました。3Dなので当然割高なのですが、この映画に関しては3Dで見ないわけには行きません。

それで映画を見ましたところ…。

うーん、すばらしいにもほどがあるというものですね。「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」は、あくまでクレイジーホースの全体を見せる趣旨の映画ですから、ステージのシーンがそんなにたくさんあるわけではありませんが、この映画は80分という短い時間の映画ですが、演舞の間に挿入されるクリスチャン・ルブタンとダンサーのコメント以外は、すべて舞台の映像です。ダンサーの肉体もアップでとらえて、たとえばぷるぷる揺れる美しい乳房、演舞の後の荒い息遣いや波打つ胸などもアップでとらえられています。

これを大画面の3Dで見るのだから本当にすごい迫力です。あと照明はやはりすごいですね。クレイジーホースの自慢と力を入れているところが照明なわけで、これはまさに芸術ですね。世界中の好き物からクレイジーホースが人気があるのも分かります。「ファイア」は見ることができませんが、こんどパリに行く際(いつ行くかは未定)はやはりクレイジーホースに行かないわけにはいかなそうです。

で、シューズデザイナーでこの「Fire」の演出も担当するクリスチャン・ルブタンがショーの合間に登場してコメントをします。彼によると、彼は未成年のころから(1963年生まれ)キャバレーに出入りしていて、クレイジーホース関係の仕事をすることが夢だったとのこと。

それで私がルブタンのコメントでなるほどねと思ったのが、ルブタンの大要このような発言です。以下私の責任で要約します。

ルブタン「まず自分が楽しいことを考える。自分が楽しくなければ、他人を楽しませることもできない」

私もまったく同感ですね。世界的に活躍するデザイナーと、無名ブログ管理人の私では比較になりませんが、でも自分がやっていて楽しくなければ私もブログはやっていられません。美女を見つけて感動したり、旅の様子を見てもらいたかったり、あるいは社会問題の記事もご同様。自分がつまらない記事で他人様が喜んでくれるというのはあまり期待できません。

もっとも楽しいということばかりの話でもありません。他人に親切にするのも、自分が損をするのでは親切もし続けられません。消防士だって、自分が助からなければ他人も助けられません。そういう意味では、いつぞやの踏み切りで亡くなった女性は、やはりよろしくないところがあったと私は思います。

話が飛びました。ダンサーが1人1人登場して(身体を回転させながらアップで見せてくれます)かんたんにコメントをします。「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」では、インタビューなどは排しているので(それが悪いわけではありませんが)、これはやはりうれしいですね。

何度も同じことを書くように、クレイジーホース側の意向としては、ショーを公開することによって集客につなげたいということでしょう。さあ、パリへこられた際はぜひこちらへ、というところでしょうか。

ちなみに映画館は(予想通り)空いていましたが、そのわずかな観客たちの中でも、男女のカップルはいなかったですね。女性同士で見に来ている観客はいました。女性はほとんどトップレスだし、ヘアもそれなりに映りますから、男女カップルの映画としてはやや敷居が高いかも。

女性の裸が嫌いな人でこの映画を見る人も少ないでしょうが、白人女性(のヌード)が好きな人、ショーが好きな人にとっては必見の映画ではと思います。ソフト化されたら即買います。そしてもし3Dで見ることが可能なら、ぜひ3Dでご覧になってください。追加料金の価値があります。

そして、もしこの映画をご覧になりたいとお考えでしたら、(見ていらっしゃらなければ)ぜひ「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」を前もって鑑賞していただければと思います。理解が深まります。

情報を下さったKo1tnkさんにお礼を申し上げます。


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