前にこのような記事を書きました。
パスポートを更新して気づいたことで、その記事でも書いたように、私は5年物のパスポートを使っているので、1994年からほぼ切れ目なく更新していますから、1994年(最初がMP)、1999年(MQ)、2004年(MR)、2009年(MS)と、西暦の末尾が4年あるいは9年の年に更新しています。10年物のほうが割安なのは確かですが、赤より青(紺)のほうが好きな色なのと、10年たって10年前の自分の顔なんか見たくないので、えんえん5年物のパスポートを使っています。
それでM(これは、Multipleのことです。数次旅券、つまり繰り返し使えるということ。現在一般の旅券は数次旅券です)の次のラテン文字がP→Q→R→Sと続いたので、次に更新する2014年はMTかなと思っていたら、MUでした。
さてさて今月7月、失効直前のパスポートを持って行って、パスポートの切り替え申請をしました。私が興味があったのは、次のパスポートはMUかMVかあるいは別のものか。大変楽しみでした。予定通り新しいパスポートが発行されたので、嬉々として受け取りに行きます。
さてそれで、次なるパスポートの2番目のラテン文字はと確認しますと・・・(ボケた写真ですみません9
あーら、MUでした。ただ次の2桁の数字が「97」です。前の5年前の7月に作ったパスポートは、上の2桁が「18」だったので、そう考えると、2014年7月の段階ではMUが始まったばかりで、今回はMUがそろそろ終わりということなのでしょう。
外務省が発行した2018年の旅券統計によると、2018年に発行された一般旅券の5年物が1,630,382通、10年物が2,454,376通。2018年12月末時点で有効な5年物旅券が7,444,371通、10年物が22,492,099とのこと。旅券の数字の桁数は、7桁です。つまり仮の番号なら、MU1234567というような番号になります。とすると、MU0000001からMU9999999という番号であれば(最後の1桁は、チェックデジットではないんですかね?)、9,999,999個の番号が可能なわけで、そうすると、160万件を超えるくらいの申請なら、6年強でだいたい使い切ります。現実には、使わない番号もあるはずで、そうなると実際にはもっと早く使い切るはず。5年強くらいが実質的な期間でしかね。旅券の発行件数も、わりと波があり、1989年から2018年までで、1番発行件数が多かったのが、1996年の6,236,438通で、少ないのが2003年の2,721,029通ですので、半分をはるかに下回る数しか発行されなかったわけです。96年の発行数が多かったのは、前年に10年物の旅券が加わったことが大きな理由であると考えられます。それで、96年の10年後を見てみると、2006年は1つのピーク(微積分で言う「極大}?)ができています。おそらくパスポート更新者が多かったのでしょう。また、男女別では、男性47.1%、女性52.9%とのこと。やはり女性のほうが、海外渡航に関しては積極的なんですかね。ビジネスで渡航する人は男性が多いでしょうから、旅行は女性のほうが多いのかもです。もちろん旅券発行と実際の渡航はまたちがいますが。ともかく現在、3千万通くらいの有効なパスポートがあり、日本人の約1/3くらいがパスポートを所持しているわけです。
いずれにせよ5年間このパスポートは私と不可分の相棒です。このパスポートでこれからもいろいろなところを旅しますので、乞うご期待。