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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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RWC決勝は、かなり意外な結果だった(やはり2試合続けて完ぺきな試合をするのは難しい)

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このブログは、週末、祝日、あるいは旅行ほかで、私がしばらく記事を更新できないときは旅行の記事を発表しているのですが、ラグビーワールドカップ(RWC)決勝の結果が出たので、臨時の更新とします。

RWC決勝は、南アフリカの勝利でしたね。記事を。

>南アフリカ、エディー・イングランド破り3大会ぶり3度目の優勝

11/2(土) 19:54配信スポーツ報知

◆ラグビーW杯 ▽決勝 イングランド12―32南アフリカ(2日・横浜国際総合競技場)

 世界ランク3位の南アフリカが同1位のイングランドを破り、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。前半から強力FWでスクラムでの反則を誘発。得たPGをSOポラードが確実に決めて加点した。後半25分にはウィングのマピンピが左中間にトライ。南アフリカにとって3度目の決勝にして記念すべき初トライをマークし、知将エディー・ジョーンズ監督率いるイングランドを振り切った。

 南アフリカは1次リーグ初戦(9月21日)でニュージーランドに13―23で敗れてB組2位通過からの優勝。1次リーグで黒星を喫して大会を制した初のチームになった。またニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンと競う南半球4か国対抗覇者が同年のW杯覇者になるのも初めて。

 9月20日の開幕戦、ロシア―日本で始まり、日本代表の初8強入りで大いに盛りあがった世界三大スポーツイベントの1つは閉幕。次回大会は2023年にフランスで行われる。

個人的には、すごい意外な結果です。今回は、さすがにイングランドが南アフリカに勝つんじゃないかと私は予想していたので。識者などの予想も、イングランド有利の声が大きかったと思います。それでこちらの記事も。

>【ラグビーW杯】イングランド、完敗で2度目のVならず エディーHCは“第二の故郷”日本で無念
11/2(土) 19:56配信THE ANSWER

2003年以来、2度目の優勝には届かず
 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、横浜国際総合競技場で決勝が行われ、世界ランク1位のイングランドが同2位の南アフリカと激突。2003年大会以来、2度目の優勝を目指したイングランドは勝負所でのペナルティが重なり、12-32で敗れた。前回大会で日本代表を率いたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)にとっても悲願の初Vはならなかった。


 イングランドは「死のC組」といわれた1次リーグで3勝1分け(中止による引き分け扱い)と無敗で1位通過。準々決勝でオーストラリアを、準決勝ではニュージーランドを連破し、世界ランク1位まで上り詰めていたが、決勝では南アフリカの鉄壁の守備を崩しきれなかった。

 勝負所でのペナルティが最後まで響いた。前半8分にノットリリースザボールの反則から、PGでの先制点を許す展開。22分にはCTBファレルのPGで追いついたが、前半だけで4本のPGを決められた。

 前半30分にはラインアウトからボールをキープし、フェーズを重ねて波状攻撃をしかけたが、南アフリカの鉄壁のディフェンスの前にトライが奪えなかった。

 後半も取っては取り返し、懸命に食らいついたが、26分には痛恨のトライで失点。12-25と引き離された。33分にもトライを許し、万事休した。

 ジョーンズHCにとっても、指揮官としての悲願の優勝はならなかった。母は日系米国人、妻は日本人。オーストラリアのタスマニア州バーニー出身だが、指導者としての原点は日本だった。32歳での現役引退後、1996年に東海大監督に就任し、指導者の道を歩み始めた。

 98年からブランビーズの監督を務め、01年にスーパーラグビーを制覇した。同年から母国の代表監督に就任したが、03年W杯決勝は、延長の末にイングランドに17-20で敗れ、優勝カップに届かず。しかし、07年大会は南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてチームの世界一を支えた。

 09年から日本のトップリーグ・サントリーでGM、監督を務めると、12年から日本代表を率いた。15年大会1次リーグでは南アフリカから大金星を挙げ、世界中から「スポーツ界最大の番狂わせ」と称賛される結果を残すなど3勝。選手たちから「鬼」と恐れられる厳しい練習で、日本ラグビーに哲学を植え付けた。

 イングランドでも規律を重んじ、緻密に計算されつくした戦術で駆け上がってきた。自国開催だった15年大会、初の予選リーグ敗退で屈辱を味わったラグビーの母国。再建を託され、16年に同国初の外国人指揮官としてチームを決勝まで導いたが、あと一歩届かなかった。

THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino

ラグビーの場合、実力差がかなり出るので、正直勝敗の予想はかなりつくし、またその精度もかなり正しいわけです。それで今回の決勝は、私のようなラグビー素人だけでなくいわゆる識者もイングランド有利を予想していた人が多かったと思います。J SPORTSで解説をつとめた元サントリー監督(HC)の沢木啓介氏も

イングランド優位「相手動かして蹴る」/沢木敬介

としていました。

しかし勝ち負けはしょうがないとして、さすがに20点差というのは点差がつきすぎです。こんなに差がつく対戦相手ではない。実際僅差の勝負ではないかという意見も多かったと思います。

その点で私が興味深く感じたのは、私はCSのJ SPORTSで観ていたのですが、解説をした沢木氏だったかもう1人の解説者である村上晃一氏(なお氏は、大阪体育大学でラグビー部の副将でしたが、基本的には「ラグビージャーナリスト」です)のどちらがおっしゃったのかわかりませんが(沢木氏だったかな?)、今大会は、完璧な試合の後にあまりいい試合でない場合があるとして、ニュージーランドVアイルランドの準々決勝でニュージーランドが文句なしの試合をした後準決勝でイングランドにたいへんよろしくない内容で負けたのと、どうも結果としてはそれを踏襲したように思います。

実際イングランドは休養日が1日南アフリカより長かったわけで、そのあたりも有利に働くはずですが、どうもキックオフのボールの処理といったところからしてよろしくありませんでした。だいたい対ニュージーランドの試合では、ニュージーランドはPGをける機会すらなかったわけで、今回はペナルティが多く、これでは厳しい試合になってしまいます。

前の記事でも書いたように、私は北半球のチームを応援していたので、イングランドが勝てばいいなと思っていましたが、ちょっと今日はよろしくない試合でした。それでこれ、やっぱりニュージーランドに完勝したことと決勝とが表裏一体だったのだなと思います。イングランドは、おそらく準決勝でニュージーランドに当たると予想して、そしてこれに勝つためにあらゆる準備をしてきました。そしてそれが、きれいにはまってあの歴史的といっていい勝利につながりましたが、どうもやはり肉体的にはともかく精神的なピーキングがこの準決勝に来てしまったのでしょうね。やはり歴史的勝利で精神的に満足してしまった部分が大きかったのではないか。私は、エディー・ジョーンズのことだから、そのあたりの手綱の締め具合も抜かりはないと思っていたのですが、ジョーンズの責任ではないのかもですが、想像以上にイングランドの選手たち状態がよくありませんでした。

やはりイングランド有利か?(RWC決勝は、イングランド対南アフリカに決定)(ニュージーランドが負けると、それだけで話題になる)

それにしてもこういうことを書いてはよくないのかもですが、たぶんオールブラックスに完勝した時点でイングランドの選手は、「よし、これで優勝はもらった」と考えたのではないかと思います。それは人情というやつで、仕方ないといえば仕方ないのでしょうが、しかしどうも世の中そういうものでもないようです。

さて今回の優勝で、南アフリカは、予選プールで敗北して優勝した最初のチームになりました。予選プールで南アフリカに勝ったのはニュージーランドのわけで、それでこれはもちろん実際にどうなったかはわかりませんが、たぶんですが決勝がニュージーランドとの戦いだったら、そうとうニュージーランドのほうが有利ではなかったんじゃありませんかね。最近南アフリカもニュージーランドにはなかなか勝てない。南アフリカとしては、イングランドにニュージーランドを倒してもらたうえ、それで少なくとも南アフリカにとってはニュージーランドよりはイングランドのほうが戦いやすい相手だったのでしょうから、これはこれで、非常に南アフリカにとってはラッキーだったと思います。やはり優勝するためは、幸運をも必要とするのでしょう。1995年の南アフリカ対ニュージーランドのRWC決勝で、同点の後半終了近く、ニュージーランドのアンドリュー・マーテンスが、彼の実力ならぜったい外しっこない位置からのドロップゴールをまったく見当違いの方向に蹴ってしまって外してしまい、これが決まっていたらニュージーランドの優勝はほぼ決まっていたはずで、まさに彼としては人生痛恨のミスというものでしょうが、南アフリカからすればそのような幸運が優勝のために必要だったのでしょう。

そういうわけで私としては応援していたイングランドが負けたので残念ですが、でもここは「ノーサイド」の精神で、南アフリカの優勝をお祝いしたいと思います。南アフリカの優勝おめでとうございます! ラストに、南アフリカ対イタリアの試合で見かけたスプリングボクスの垂れ幕をご紹介。なおこの記事は、早急に発表したかったので、11月2日21:45分ごろの発表ですが、便宜上3日の記事として発表します。またこの記事は、拙ブログがはじめてハッシュタグをつけた記事です。

#ラグビー♯ラグビーW杯決勝


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