映画についての情報です。この記事のカテゴリーは、「北朝鮮・拉致問題」もありですが、映画のカテゴリーの記事を増やしたいという目論見があるので、映画のカテゴリーの記事にします。
明日(2月24日)大阪で次のような映画のイベントが開かれます。
【大阪】60年前、映画『チョンリマ』が伝えた北朝鮮~当時を知り、今を考えるために~ 2020/02/24(月・祝日)
>日時:2月24日(月・祝日)13:30~16:30(13:00開場)
場所:大阪府社会福祉会館5階501ホール
最寄り駅
地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」駅4番出口(谷町筋を南に280m)
※平成29年9月8日(金)~平成32年3月末(予定)まで工事のため、
4号出口が閉鎖されます。閉鎖期間中は2号出口をご利用ください。
地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目」駅2番出口(谷町筋を北に560m)
いずれも谷町7丁目交差点を西入る。
第一部:13:30~15:00
「映画『チョンリマ(千里馬)』上映会」
第二部:15:10~16:30
「北朝鮮から戻った人や参加者を含めた意見交換会」
司会:山田文明(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会名誉代表)
座談者:斎藤博子(日本人妻)、榊原洋子(脱北者)、他脱北者数名
予約不要・無料
この映画は、制作を当時共産党の幹部(この映画製作後まもなくの1966年に、党を除名される)だった西沢隆二(別名ぬやまひろし)が担当し、監督をこれまたバリバリの左翼である宮島義勇が務めました。宮島氏(彼も熱心な共産党員で、のちに離れています)については、かつて拙ブログでもごちらの記事で紹介したことがあります。
知名度は高くないが、実は名画・・・「愛の亡霊」宮島氏は、Wikipediaに
>生涯で撮影した映画は60本以上。撮影技師が照明に指示・注文をだす手法は、「撮影監督」のシステムとなった。また毒舌家で知られ、卓越した技術・裏打ちされた撮影理論に加え、監督にも遠慮なく意見をいう直言型の性格で、「天皇」「ミヤテン(宮天)」などと呼ばれた。一方、大映京都撮影所のカメラマン・宮川一夫とともに双璧をなす存在から、「西の宮川、東の宮島」とも言われた。
と紹介されている くらいで、監督、プロデューサー、俳優他からしても、「先生に撮影していただいて光栄です」くらいのレベルの人物です。
現在からすれば、宣伝・プロパガンダがすぎるとか、アジビラじゃないかというようなありとあらゆる批判が多く出るのは確実ですが、しかし時代の証言として非常に興味深いと思います。1963年の北朝鮮の現状を見るためには極めて貴重な素材でしょう。それらの批判は、今日の視点でゆっくりすればいいのです。ともかく素材としてとても興味をひかれます。ぜひ観に行きたいのですが、あいにく大阪の上映ですのでちょっと私は観に行けません。行ける方、興味のある方は是非どうぞ。私は、次のチャンスに可能であれば観に行きます。
なおこのブログは、1日1記事発表が基本ですが、これは早急に読者の皆さまにお知らせしたいと思いまして、24日付の記事を23日に発表します。また、bogus-simotukareさんの記事から情報をいただきました。感謝を申し上げます。さらにこの映画は、現在Wikipediaに記事がないので、アウトライン理解のためのサイトを下にご紹介します。
北の将軍様が映画監督と女優を「拉致」してまで映画作りに励んだワケ
上の記事によると、2016年に川崎で上映されたんですね。それはもったいないことをした。