では長ったらしい前置きがありましたが、ついにバイクの免許取得記を書きます。まずは、普通自動二輪免許について。
長きにわたってバイクの免許を取りたいと思っていましたが、なかなか踏ん切りがつきませんでした。が、そうもいっていられないという気になり、また仕事もいろいろあって(ほんと、いろいろありました)大変な時期もありましたが、ここ数年なんとかそれなりに余裕ができたので、ついに2019年3月某日、地元の某自動車教習所へ足を運びました。
実際には、その教習所には事前に数回訪問して、割引クーポンみたいなものをもらっていたのですが、この日は2月にもらったクーポンを出して、若干の割引をしてもらいました。
さて、私は普通自動車免許は所持していますので、学科はほとんど免除されます。よって事実上実技だけです。ただし、シミュレーター利用の学科が1時間あります。また、まったくまっさらな免許不所持者よりも実技も少ない時間で可能です。しかし年齢的にも、またかつての教習所経験からしても教習時間オーバーは確実と考えて、オプションで、割増金をあらかじめ支払うことにより、仮に教習時間のオーバーがあっても、一定時間のオーバー分と検定料を無料にするサービスを付けました。これは後々役に立ったので、自信のない人はやったほうがいいと思います。
普通免許証を所持している人間が普通自動二輪免許を取得する場合、技能教習を第1段階で9時間、第2段階で8時間受けて、さらに上にも書いたように学科教習を第2段階で1時間受ける必要があります。こちらのページある表がとても分かりやすいので、興味のある方はご確認ください。
なお念のため断っておきますと、バイクの免許取得では、「仮運転免許」なるものはありません。つまり公道での教習はなく、教習所の中だけで完結します。だから、学科以外でもシミュレーターを利用することにより、公道での走行を疑似体験するわけです。
それで私が、通うことにした教習所を決定した理由というのが、単に近くにほかに教習所がないということでしたが、結果的にはこの教習所でよかったと思います。指導員が皆親切で、また教習所自体もわりと二輪免許取得に熱心でした。教習所によっては、二輪にあまり熱心でないところもあるようですので、そのあたりは、お近くに二輪免許を最近取得した人がいたらその人の通った教習所について聞いてみてもいいかもしれません。私の場合はよかったのですが、ほかの人の場合はそうでないかもしれません。ただこういうのも、個々人の相性みたいなものがあるので、合わなければ仕方ないので、何とも言えない部分があります。私が通った教習所は、内装もわりとポップで、そういう意味では、かつて私が自動車免許を取得したところのようないかにも暗い教習所とは、だいぶ雰囲気が違いました。ともかく参考がてら、下見はしたほうがいいと思います。
それでやや緊張して事務員の女性に声をかけました。
私「バイクの免許を取りたいんですが」
事務員「では、こちらへ」
記入すべき書類をだされ、また免許証の確認がありました。
つづけて書類を記入します。そして視力検査、色覚検査を受けて、眼鏡の使用を義務付けられました。実は私は、色覚もちょっと弱いところがあるのですが、それは経度なので特に問題になりません。また写真撮影もありました。この写真が、私がこの教習所で使う書類にはりつけられるわけです。
そして事務員の女性から、いくつかの注意点がありました。1段階では1日技能教習は2時間まで、予約は1段階では2時間OK(なお2段階は、1日3時間まで教習を受けられるが、3時間連続は不可。予約も3時間までOKでした)、自動二輪の予約はインターネットでは受け付けず(なんで、とは聞きませんでしたが、たぶん比較的混みあうため?)電話あるいは事務室で行う、最初の実技は、適性検査後に行える、などです。適性検査って、知能テストみたいなものだっけ。今にしてみれば子どものころ受けた知能テストなんて、全部白紙で出せばよかったなと私はけっこう本気で考えています。が、さすがに運転免許では、そういうことはしません。学科の予定表をもらい、直近で私が受けられそうな日時に行われる適性検査の日を確認します。翌日の夜に行くことにしました。適性検査なるものがどういうものなのかは、下のサイト他を参照してください。
運転適性検査(適性診断)の内容とは?結果が悪いと落ちるのか ...そのあと、バイク免許取得者が防具ほかを装着するための控え所みたいなところに案内されました。安普請かつ殺風景な建物でしたが、ここに何回も通うことになります。
そして私としてはぜひ確認しておきたかったことを質問します。
私「免許を取ったら大型(自動二輪)もとれればと考えているんですが、何らかの優遇措置はありますかね」
事務員「卒業後1か月以内の再入校でしたら入学金が免除になりますし、適性検査も今回受けたもので大丈夫です」
それならやっぱり、大型もすぐ受けないといかんなあと考えました。その話は、普通自動二輪免許を取得した後の「自動二輪免許取得(大型自動二輪編)」にて。
翌日、適性検査を受けにその教習所へ行きました。受ける人は、私以外は自動車免許を取得するための(元? 3月なので)高校生、あるいは大学生、専門学校生、高校を卒業したばかりの社会人、やはり高卒間もない無職・・・かどうかはわかりませんが、そういう世代の人ばかりでした。私が一番年上なのは、間違いないところです。
で、教官(じゃない、「指導員」とこの教習所は呼んでいました。「インストラクター」とかいろいろ呼び名はあります)が来て、問題用紙を渡しました。時間制限で、せっせと設問をこなします。
昔はこういうのは、私は相当得意だったような気もしますが、今は往年ほどではないだろうなとか考えながら検査は終了しました。それでよせばいいものを、指導員の人に声をかけました。
私「実は、二輪の免許を取りたいんです。『イージー・ライダー』が好きなもので・・・」
指導員「そうですか! ぜひ頑張ってください!!!」
いよいよ教習所に通う日々がスタートしました・・・。ややブランクをはさんで。
(つづく)