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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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ソチオリンピックの美女たち(15)(フィギュア女子シングルSP)(2月20日発表)

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では読者の皆さまお待ちかね、フィギュア女子シングルに出場した美女たちです。

まずは真打ちのこの方を。我らがキム・ヨナです。SPで74を出してそんなにうれしがらないのが、彼女のすごいところ。

ロシアのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)。

米国のアシュリー・ワグナー( Ashley Wagner)。

イタリアのカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner)。

もう1枚。

グルジアのエレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(Elene Gedevanishvili)。彼女も3回目のオリンピックです。

カナダのガブリエル・デールマン(Gabrielle Daleman)。

米国のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold)。

英国のジェナ・マッコーケル(Jenna McCorkell)。

カナダのケイトリン・オズモンド(Kaetlyn Osmond)。

ウクライナのナタリア・ポポワ(Natalia Popova)。

ドイツのナタリー・ヴァインツィアール(Nathalie Weinzierl)。

スロヴァキアのニコル・ラジコワ( Nicole Rajicova)。米国出身で親がスロヴァキア系。冬のスポーツではよくある話です。

米国のポリーナ・エドムンズ(Polina Edmunds)。まだ15歳。

イタリアのヴァレンティーナ・マルケイ( Valentina Marchei )。

スウェーデンのヴィクトリア・ヘルゲソン(Viktoria Helgesson)。妹もフィギュアスケーターで、だいたい彼女がスウェーデン選手権1位、妹が2位です。

私が期待するユリア・リプニツカヤ(Yulia Lipnitskaya)ちゃんは調子がよくありませんでした。まあ世の中そういうこともあります。

中国の李子君(Zijun Li)。実はすごい美人。

それにしてもこうやって見てみると、やはりアイスダンスの女性のほうがシングルの女性よりもレベルが高いですね。アイスダンスは、ずばり美女であることが必要な種目です。シングルでもペアでも美女であることは有利ですが、アイスダンスはそれ以上に美男美女でスタイルのいいことが必須ですね。つまりは伊藤みどりでは、アイスダンスの選手にはなれないということです(なるわけもありませんが)。

ところで浅田真央については、キム・ヨナが金メダルだったら「やはり浅田真央はキム・ヨナの足元にもおよばない」という記事を、あるいは別の人が金メダルなら「祝!! 浅田真央金メダルならず!!!」という記事を書くつもりだったのですが、このSPの成績では、そんな記事は書く価値もなさそうですね。だから書くのをやめます。

それにしてもやっぱり浅田真央みたいに徹底的に金メダルに縁のない人っているんだね。フィギュアスケートの場合、ミシェル・クワンとかイリーナ・スルツカヤなどそのような選手はたくさんいます。というわけで、私が以前書いた記事

浅田真央はけっきょく金メダルを取れない運命なのかな、あと我らがキム・ヨナの最近の動向 

で指摘したように、まさに浅田真央は金メダルを取れない運命だったようです。やはりフィギュアスケートのような個人競技は、キム・ヨナのように自分の都合を絶対優先させて練習し調整するほうが(当然ながら)強いよね。浅田真央のように、スケート連盟やテレビ局とかへの義理などを断らない(断れない)人は、最終的には損です。私は、そのようなキム・ヨナの強さというかわがままなところが好きなんです(笑)。自分も、正直同じような性格だから(笑)。

キム・ヨナは2011〜2012年シーズンは休養したし、今シーズンもケガをしたとして、グランプリシリーズなどをかたっぱしから棄権しました。ケガをしたのは事実でも、完全に自分の都合で練習をし、調整をしています。逆に浅田真央は、私が前に指摘したようにグランプリシリーズを2戦こなしてグランプリファイナル、その後日本選手権に出場しました。グランプリファイナルから日本選手権は明らかに日程が過密であって、調整がうまくいかず、事実日本選手権は3位に沈みました。

これが敗者の表情です。

浅田真央に1年休養するという選択肢はなかったのでしょうし、GPファイナルを棄権して日本選手権に集中するということも彼女はする意思はなかったでしょうが、明らかに彼女は、興行の論理でスケートを滑りすぎましたね。キム・ヨナのようにブライアン・オーサーとも簡単に手を切るというような割り切った気質は、たぶん浅田真央にはないのでしょう。

そう考えるとフィギュアスケート団体戦は、浅田と鈴木明子は出してはかわいそうだったよね。度胸付け(≒犠牲)で村上佳菜子を出せばいいでしょう。ペアとアイスダンスが弱い日本は、メダルなんか無理だったのだから、次がない浅田と鈴木は出すことはないでしょう(男子で高橋が出なかったのは、そういうことでしょ?)。

もっともそういうことを言い出せば、そもそも団体戦なんかやる意味あるのか(興行の意味合いしかないんじゃないの)とか、やるのなら個人戦の後にやればいいんじゃないのという気がします。ていうか、次の大会ではそのようになるかもです。今大会と同じ順番の日程なら、個人戦で好成績をねらえる選手は辞退者が続出じゃないですか。正直好成績がねらえるわけではないですが、日本のアイスダンス、リード姉弟が今回はフリーダンスに進めなかったのは、団体戦に参加したからというのが負担になった側面があるんじゃないんですか。少なくともプラスにはならなかったでしょう。

ともかく、フリーを待たずして、キム・ヨナと浅田真央のライバル物語はヨナさんの勝利で終わりました。けっきょくヨナさんのほうが浅田真央より優れたアスリートだったということです。格が違うというレベルで差がついてしまいました。それは、今回のオリンピックの結果でかなり冷徹に証明されたと思います。


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