浅田真央は、オリンピックで6位でした。
・・・・で、この報道ぶりです(苦笑)。
別に私は、メダルを取った取れなかったからどうしたこうしたなんてことは言うつもりはないし、ましてや浅田真央にはぜひ金メダルを取ってほしくないとブログ記事で公言したくらいですから、浅田真央がメダルを取らなかったなんてことは何とも思いませんが、それにしてもこの報道量、そしてそれがどれも「よく頑張った!!!」という報道ばかりなのには思いっきり苦笑してしまいました。
日本で、オリンピック6位でここまで報道してもらえる、そしてそれが絶賛報道ばかりなんてアスリートは、まかり間違っても浅田真央以外にいないよね(笑)。
で、私がちょっと残念(といったらあまりに性格が悪すぎるか)だったのは、鈴木明子か村上佳菜子が浅田より高い順位だったら面白かったよなあということです。そうであれば、紙面で浅田をやたら大々的に取り上げる理由が非常に説明がつきにくくて、私から見ればこんなに面白い光景はないというものです。
これでですよ、ぎりぎり銅メダル、はたまた金メダルを世間の願望通り獲得していたら、そのマスコミとその他ネット民、あるいは私たちの周囲の人たちの熱狂ぶりは、想像を絶するものだったろうと考えます。上村愛子はソチが5大会目ですが、浅田真央は2大会目で、しかも6位と上村より2つも順位が下なのにこの騒がれ方(笑)。そりゃまあ浅田真央が人気があることくらい私も認めるのはやぶさかじゃありませんが、いくらなんでもここまで取り上げられるというのは常軌を逸しているのたぐいじゃないですかね。
つくづく私が感じたのは、日本人てほんと浅田真央が好きなんだなということです。たぶん彼女が金メダルを取っていたら、他のメダリストを寄せ集めてもまだ足りないくらいの浅田真央マンセー報道がされたのは、まず間違いないでしょう。はっきり言って、羽生結弦だろうが、高梨沙羅だろうが、その他誰だろうが、浅田真央の人気と注目度には足元にも及ばないというわけです。今回のオリンピック(前回のバンクーバーもそれに近かったかもしれません)は、日本人にとっては、浅田真央のためのオリンピックだったのだと思います。
私はこのブログで「浅田真央は学校に通っていないじゃん」とか「自分のことを名前で呼んでいて幼稚だ」とかずいぶんひどいことを書いてきましたが、そしてそのおかげで「てめえ!!!」というコメントもずいぶんいただきましたが(たくさん削除しました。正直かなりひどいすさまじいコメントもあったもので)、まあそれも当然でしょうね。この人気ぶりからすれば、浅田真央のことを悪く書くのは許さん、みたいなものでしょう。
そう考えてみると、浅田真央は気の毒でしたね。なんだかんだ言ったって、単なるアスリートがここまで異常な人気を得てしまうと、さすがに生きていていろいろ不自由なこともあったかと思います。ソチオリンピック終了で、一応彼女の競技者人生は一つの区切りを迎えたと思います。これからはそんなに気を張りつめないで、人生を送ってほしいなと思います。