何回か記事を書いていますけど、最近TBSのCSチャンネルで放送されていた大映テレビのドラマ(大映ドラマ)の「赤いシリーズ」を観ていまして、ちょっと前まで『赤い激流』を鑑賞しました。番組の放送はすでに終わっていますので録画での鑑賞です。昨年録画したものを現在観ているという状況です。
それで、「赤いシリーズ」は、ドラマのストーリーの関係上(主人公が医者だったり、ヒロインらが病気やけがをしたり)で、病院のシーンがちょくちょくでます。それらのシーンから、ちょっと思いいたったことを。
そう、むかしの看護師(看護婦)って、こういう服を着ていたよなあ
です。
私入院したことないし、詳細は知りませんが、最近の看護師とはだいぶユニフォームがかわっていますよね。
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1980年頃のポートランドのマーシー病院での写真。出典は、こちら。
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1972年放送の『ウルトラマンA』第1話より。看護婦は星光子。この時の活躍が認められて、ウルトラマンAとなるという設定です。画面は、YouTube動画からのスクリーンショットです。
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同じく『ウルトラマンA』8話より。当時は、看護婦もこんな膝上のミニスカートだったわけです。看護婦役の女性は、クレジットにも無記名なので不明。
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1978年のドラマ『赤い激突』2話より。ね、こういうミニスカートだったわけです。演者は不詳。
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木内みどりは、さすがにさほどにミニスカートではありません。第15話より。では下に、1970年代~80年代初頭くらいの看護師(看護婦)さんの衣装の写真を。
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1981年公開の映画『狼男アメリカン』でのジェニー・アガター。
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『タワーリング・インフェルノ』(1974年)での無名の看護婦役の女性たち。
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『小児病棟 〜カネボウヒューマンスペシャル(1)〜』(1980年)での桃井かおり。
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1982年の映画『ユッコの贈り物 コスモスのように』より。
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2015年のドラマ『黒い看護婦』より。題名が「看護婦」なのは、昔を舞台としているドラマだからです。ユニフォームもその時代に対応しているもの。
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1980年の看護婦たち。出典はこちら。全員白人なのが時代ですかね。白い半透明のタイツも時代ですね。
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1980年頃のアイルランドの看護学校の写真。出典はこちら。
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1979年の米国の看護学校の卒業の際の写真。出典はこちら。単なる制服の効用なのかもですが、どの女性たちも人が良さそうですね。なお最初の写真と以上3枚の写真は、こちらから見つけました。ついでにgoogleで「nurse 1980」で画像検索をしてみましたので、興味のある方はご参照ください。
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1976年公開の映画『凍河』より。なおこの作品が石原裕次郎の実写映画最後の出演となりました。「友情出演」とクレジットにはあります。これは、監督の斎藤耕一氏が日活でスチールカメラマンをしていた際、裕次郎と仲が良かったため、友情出演を買って出たということのようです(こちらより)。これが裕次郎にとって、最初で最後の松竹での出演です。ファーストシーンとラスト近くの2シーンに顔を見せています。
それで現在は、このような服装はほぼ死に絶えましたね。ナースキャップもしない。2016年の記事ですが、こちらを参照してください。
白衣のナースがいなくなる? “ワンピース離れ”でパンツスタイルが主流になったワケ
>ナース服の急速な“パンツ化”現象は2000年代以降、急速に進んだのだという。
>今さら、またスカートに主流が戻るというのは考えづらいでしょう。
まあそうだろうなと思います。記事には、
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このような写真が添付されていますが、こんなナース、いまどきいない。下のような写真を見つけました。出典はこちら。
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>2000-2001年
とありますね。たぶんこの種の服装が幅をきかしていた最後の時代でしょう。上でご紹介した記事に、
>スカートの白衣を着ている人は看護師長などのオバさんか、妊娠中の看護師くらい。
とありまして、上の写真の女性は、看護師長(当時は看護婦長)のように思えます。そうでなくても幹部の人でしょう。いかにも風格があります。そしてこちらは、たまたま地元の役所で見かけたポスターです。出典はこちら。
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これ初めて観たとき、あれ、看護師さんも子どもたち(特に女の子)がずいぶん古典的な服装だなと思ったのですが、これはつまり昔の光景だということですね。だから当時は、「看護婦さん」です。たぶん1970年代くらいの設定ですかね。女の子のプリーツスカート(ですよね?)も、懐かしいものがあります。眼鏡をかけた子は、ワンビースですかね。
いまは下のような感じです。写真は、大阪市立総合医療センターの看護師たちです。出典はこちら。
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こちらの記事では、
>現在病院に勤務している看護師は、どのような服装で働いているのでしょうか。
看護師といえばナースキャップに白衣のワンピース姿を
思い浮かべる方もいると思います。
かつてのナース服はワンピースのスカートスタイルでしたが、
最近ではパンツスタイルが主流となっています。
それに伴い履き物もナースサンダルからナースシューズに。
看護師の仕事はテキパキと動く必要があるため、
時の流れとともに機能性を重視した動きやすい服装に変化していきました。
また、ナースキャップは衛生面の問題から現在は廃止されており、
業務中に身に着けることはほとんどなくなりました。
看護学生が本格的な病院実習に行く前に学校で行われるセレモニー、
『戴帽式』では今でも儀式的に着用されています。
とあり、2つのイラストがあります。推移がよくわかるものです。
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私は拙ブログで、大要「女性の服をスカートと考えるのは、すでにジェンダー的に時代錯誤ではないか」ということを何回も書いていますし、それは特に問題はない意見だと思いますが、ただ個人的には、上のような写真よりも、1980年ごろのナースの写真の方がいいですね(苦笑)。私もジェンダー的にはまだまだです(笑)。