読者の皆様もお読みになったかもですが、こちらの記事が非常に興味深いですね。
>元妻は破産寸前の苦境に…ジョニー・デップはカレー店で一晩830万円の豪遊
記事投稿日:2022/06/07 19:28 最終更新日:2022/06/07 23:23
『女性自身』編集部
元妻のアンバー・ハードとの名誉毀損訴訟に勝利したジョニー・デップの“気前の良さ”が止まらない。
友人のミュージシャン、ジェフ・ベックのライブにゲスト出演したことが話題となっていたが、デップはベックと共にスタッフを引き連れ、ツアーで訪れた各地の飲食店に出没しているという。
Daily Mailの報道によると、6月5日夜にバーミンガムのインド料理店「Varanasi」に総勢21人で来店。
シャンパンやチキンティッカマサラなどを楽しみ、チップを含めて5万ポンド(約830万円)を、デップは気前よく支払っていったという。
(後略)
うーん、高級なインド料理店だとして(したがって、この記事のタイトルの「カレー屋」というのはややミスリードです)、いくらなんだって1日で830万円も金をつかいますかねえ(苦笑&呆れ)。なおこの店は、このような内装です。たしかに最高級ではあるのかもですが・・・。
だいたい彼のWikipediaにだって
>金遣いが非常に荒く、2017年には、浪費による散財のせいで破産が報じられた。また、マネージャーを解雇したことも報道され、破産をめぐってはマネージャーの違反行為があったと主張し、訴訟騒動にまでなった。
>デップは過去に太っ腹なチップを残すセレブとして話題になっている。シカゴのレストランで映画『パブリック・エネミーズ』のレッドカーペット・イベントを祝い監督やキャストと食事をしていたところ、大人数での食事だったこともあるが4,000ドル(日本円で約32万8,000円)という高額なチップを払っている。当時のレストランのウェイターは「デップは15人のグループで食事をしに来た。チップは12人で均等に分けた。これまでウェイターを務めたセレブの中でデップが一番」と語っている。
>海外での映画撮影の場合、ハリウッドの役者は控え室やロケ先の家としてトレーラーを使用することが一般的となっているが、2010年11月、デイリー・スター紙によるとデップが『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の撮影時に控え室として用意されていたトレーラーに不満を示したところ、100万ポンド(日本円で約1億3,170万円)の予算でインテリアデザイナーを雇っていいとの許しを得て、高価なアンティークや手編みのじゅうたん、モロッコ風のランプ、クッション、鏡、モザイクタイルなどが運び込まれ、モロッコテイストの豪華な楽屋に大改造したという。
とあるくらいです。なお上の引用では、注釈の番号は削除しています。
こころみに、「ジョニー・デップ 浪費癖」で検索してみると、いろいろすごい記事がでてきますね。たとえばこちら。一部抜粋ということで。
>エスカレートするデップの散在
演じる役が大きくなるのと並行して、デップの収入と散財も増大した。こう語ったのは、召喚状により証言録取を命じられた元ビジネスマネージャーのジョエル・マンデル氏だ。デップは専属スタッフの給料に年俸12万5000ドルから25万ドル、警備員には日給1万ドルを支払っていた、とマンデル氏。断薬と断酒のために雇ったデヴィッド・キッパー医師の診察料は月10万ドルだったそうだ。
それでも「しばらくすると、酒やクスリの問題が気まぐれな言動として現れていくのが分かりました」とマンデル氏は証言した。次第にデップと連絡を取ることも、収入が支出に追い付かない財政状況について率直な話し合いをすることも難しくなったそうだ。
マンデル氏の証言によれば、2015年秋になるころにはデップの財布も底をつき、数百万ドルにも及ぶ税金の滞納金を支払うことができなかった。南フランスに所有する家を売って滞納金の支払いに充てたらどうか、とマンデル氏が提案した。「2015年に財政状況の悪化を警告したのですが、快く受け止めてもらえませんでした」とマンデル氏。デップはマンデル氏の会社The Management Groupとの契約を打ち切り、詐欺と横領で同社を訴えたが、2018年に和解している(和解金の額面は非公開)。
うーん、おれもデップの取り巻きになりたいと思いますが(笑)、これじゃあどうしようもないですね。こちらはどうか。
>ジョニー・デップの浪費癖はメンタルヘルスの問題?
映画ニュース 2017/7/27 16:26
元ビジネスマネージャーたちの詐欺行為によって4000万ドル(約44億7000万円)の被害を受けたとして、裁判を起こしているジョニー・デップ。ジョニーは、元ビジネスマネージャーとその会社TMGを相手取り、2500万ドル(約28億円)の損害賠償を求めている。
しかし、これに対して元ビジネスマネージャーたちは逆訴訟を起こし、訴状の中でジョニーの浪費癖を指摘。「彼は買い物依存症であり、メンタルヘルスの問題を抱えている」と主張していると英紙デイリー・メールが伝えた。これに対しジョニーは「本件とは関係のない虚偽の主張をして、自分の評判を落とそうとしている」と反論して、撤回を求めている。
TMGは、ジョニーが元妻アンバー・ハードに暴力をふるっていたということを、元ビジネスマネージャーたちがジョニーの家の使用人たちから何度も聞かされていたことにも言及。今回の裁判とアンバーへのDVの件は何の関係もないが、TMGはジョニーが彼女へのDVを完全に否定していることに言及。ジョニ―の主張は信じるに足りるものではないと主張しているようだ。ジョニーは14の不動産を購入し、1800万ドル(約20億円)のヨットを持ち、一カ月のワイン代は3万ドル(約336万円)だと元ビジネスマネージャーたちは明かしている。
(後略)
もういいというかたもいるかもですが、まだまだですよ。こちらの方の浪費癖もひどかった(故人ですので過去形です)。
>ホイットニー・ヒューストン、全財産浪費で自己破産寸前
2012年1月24日 11時48分
ホイットニー・ヒューストンが全財産を浪費し、次のアルバムのギャラを前払いしてもらって生活をしていると報じられている。
ホイットニー・ヒューストンがプロデュース!映画『プリティ・プリンセス2』写真ギャラリー
コカイン中毒を乗り越えたホイットニーは、契約しているレーベル会社アリスタの好意で支えてもらっていると、ある関係者はレーダー・オンラインにコメント。「ホイットニーの財産はもうありません。音楽業界の大御所と彼女のレーベルが次のアルバムのギャラを前払いしてサポートしています。でも、そのアルバムがいつ出るのかは未定。周囲の助けがなければホームレスですよ」と言っている。
金銭的にはかなり厳しいらしく、わずかなお金さえも友達から借りている状態らしい。「誰かに電話をして100ドル(約7,600円)を借りたと聞いています。哀れです。マライア・キャリーなみの金を持っていてもおかしくないのに、完全に破産状態です」とのこと。
ホイットニーは2001年8月に、6枚のアルバムで1億ドル(約76億円)という音楽史上最高額の契約をアリスタと結んだことで有名だが、この金もすべて使ってしまったようだ。(BANG Media International)
当たり前の話ですが、誰だって収入以上に金を使っていれば金は足りなくなります。米国のスポーツ選手が、その多くが莫大な金を使い果たし破産状態に陥るという話は以前記事にしました。
「自分は例外だ」なんて考えないほうがいいのかもしれない(米国スポーツ選手の浪費と困窮について)日本でも、例えばこちらはどうか。一部抜粋で引用します。清原和博の実例です。
>「昔から、『人のカネでは食わない、飲まない。人の世話にはならない。それがオレのポリシーや』というのが口癖でした。西武時代に堤(元)オーナーから、そう言われたのがきっかけだと言っていた。実際、現役時代は飲みに出たら絶対に自腹。お金の使い方も豪快だった。以前、テレビで『一晩に飲み屋で使った最高額は500万。支払いはカード。現金? 財布に入ってるんは、女の子へのチップやんか』と話してましたが、決して大げさじゃない。だって、巨人時代は今月のカードの支払いが2000万円や、と言っていたことが何度もある。銀座、六本木でそれくらい飲んでいたのは間違いない」(巨人時代の同僚選手)
日刊ゲンダイ本紙記者は巨人時代の宮崎キャンプ中、セット料金1時間6000円の庶民的なキャバクラで2日にわたって130万円ものカネを使った姿を目撃している。初日に男2人で店を訪れ、3時間で60万円。2度目の来店では4人で70万円。2日でドンペリの白を16本、ロゼを9本も空にし、意気揚々と帰っていった。
右手首には、宝石メーカーが世界10本限定で販売した3234万円の時計を巻き、現役時代は23年間で25台の高級外車を乗り回した。
21歳で2000万円超のフェラーリを買い、その後はポルシェ、ベンツ、ハマーなどを乗り継ぐと、現役時代の晩年には2000万円のベントレー、5000万円のロールスロイスを手にして、悦に入っていた。「それも買った車はほとんどが特別仕様やからな。車だけで10億円は使うた」と後輩選手に自慢していたものである。
この人たちよりスケールは小さいかもですが、1980年代後半ごろに人気予備校講師として2億円の年収があったという佐藤忠志氏は、家をリバースモーゲージのような形で売却した金で、1億円と自称する高級車を買い、困窮して生活保護受給者になり孤独死しました。夕張保険金殺人事件では、犯人の夫婦は、1か月で1億円を超える保険金を浪費しつくし、昔日曜夜の番組で受験勉強をしていた坂本ちゃんは、最高年収8000万円あったのをほとんど使いつくし、天地真理は、人気がなくなって出演したロマンポルノでのギャラ200万円で毛皮のコートを買ってしまい、高額納税者番付で90年代に4位になったことまである小室哲哉は、詐欺罪で逮捕される始末です。てめえらどんだけ馬鹿なんだよと思います。ジョニー・デップは、現段階まだ金を稼げるかもですが、ほかの人はそうもいかないでしょう。
浪費癖というのは、人間にとって本当に困ったことだと思う(抗酒剤のようなものもない)別に金持ちに話は限りませんからね。貧乏人でもひどい浪費癖の人物というのはいる。犯罪者の中には、夕張のような多額の保険金でなくても、ちょっとした金額が手に入っただけで無茶な散財をして、今度は死刑になるようなひどい犯罪をするような手合いもいます。
浪費をする人間というのは、想像以上にひどい上の記事から再引用すれば、
>被告人は,日本料理屋で板前をしていた平成5年夏,アルバイトに来ていた大学2年生の女性と知り合い,同年秋ころから,同女性を愛人とし,平成8年11月ころ,マンションへの転居費用を出してやったほか,以後月額約10万円を渡し,高級宝飾品を買い与えたりしていた。他方で,被告人は,平成5年以降,年金と乏しい収入でかろうじて生活を支えている父に,しばしば,金を無心していた。被告人は,平成9年の春ころ,さつきの販売に失敗して多額の借金を背負い込むことになったことや愛人に相当額の金を貢いでいたことからやりくりに困り,サラ金業者から合計300万円弱を借り入れ,その上,妻方の親戚にも,妻には内緒で借金をして回った。サラ金からの多額の借金の事実は,平成9年秋ころ,親戚も含めて家族に知れわたり,親族会議の結果,被告人の父が,金を工面し,約300万円の借金を返済した。被告人の妻の苦労を知っていた親戚や被告人の長女は被告人を責め,被告人は家族中から白い目で見られ,立場を失うこととなった。被告人はこれほど情けない思いをしたことはなく,いつか一旗揚げて女房子供を見返してやろうと考えた。
被告人は,平成10年後半,産業廃棄物処理業者に出入りし,土地売買の仲介やトラブル処理にかかわるなどして,少なくとも800万円以上を手にした。平成10年9月交通事故を起こし左上腕骨骨折などの傷害を負ったことから,平成11年夏までに約558万円の保険金が下りた。金に余裕のできた被告人は,トラブル処理の際に虚勢を張る必要があったことや,生来の虚栄心から,宝石類や貴金属類,ブランド品の服装や持ち物を身に付け,宇都宮の百貨店内の高級ブランドショップや本件犯行現場であるT店に頻繁に顔を出し,店員に対しブランド品を自慢して歩くような毎日を送り,手にした大金は,瞬く間に減っていった。
被告人が出入りしていた産業廃棄物処理業者は,被告人の土地取引についての無責任な助言により多大な損害を被っていたので,被告人に対するけん銃所持の容疑で産業廃棄物処理業者宅にも警察による捜索が行われたことを機に,平成11年6月ころ,被告人の出入りを禁止し,被告人はまたも収入の途が閉ざされることになった。被告人はその後仕事もないのに愛人との関係を続けていたことから,またしてもサラ金に手を出し,再び300万円以上の借金を負うこととなった。被告人は,前回のサラ金騒動の際に,離婚の危機に直面し,2度とサラ金に手を出さないよう言われていたことから,今回のサラ金への借金が発覚すれば離婚は免れず,家庭が崩壊することになると恐れた。
というわけです。もう少しまともな金の使い方をしろと思いますが、このような手合いにそのようなことを要求するのもむなしいものがあります。この人物は、死刑が確定、執行済みです。夕張の馬鹿でクズな夫婦と同じです。
何をいまさらですが、金というのは人間を幸福にするものですが、同時に不幸の発端のきわめつけのものですね。私がそんなに大金を手に入れることはないかもですが、宝くじが当たってかえってろくでもない目にあった人間もたくさんいます。ほんと、私たちはそのような状況にはなりたくないものです。
このような話はくりかえし読む価値がある(3月1日更新) 非合法な手段やなんらかの不備、宝くじめいたもので入手した金は、投機性の高い投資や無謀な出店・愚劣な浪費など、あまり有効活用されない(佐藤忠志氏の高級車購入も同じ)