すみません、本日は日曜日で本来は旅行の記事の日ですが、時事ネタにもなるので、この記事を発表します。
何をいまさらながらですが、エリザベス女王(エリザベス2世)が亡くなりましたね。記事を。
>エリザベス英女王「安らかに」死去、国葬はウェストミンスター寺院で
2022/09/09 11:30
【ロンドン=池田慶太】英国のエリザベス女王が8日、英北部スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳だった。女王は今年2月、即位70年を迎え、存命の国家元首としては在位期間が世界で最も長く、最も長寿だった。女王の長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子(73)が「チャールズ3世」として新国王に即位した。
バルモラル城で静養中だった女王は8日朝、医師団から健康状態への懸念が示され、城にとどまって医師の処置を受けていた。女王を見舞うため王室メンバーらが次々と駆けつけた。英王室は同日午後6時半(日本時間9日午前2時半)頃、「女王が本日午後、バルモラル城で安らかに死去した」と発表した。
チャールズ国王は声明で、「最愛の母である女王陛下の死は私と私の家族全員にとって最も大きな悲しみの時だ。私たちは、大切な君主であり、愛された母の死を深く悼む」と述べた。首相官邸前で声明を発表したトラス首相は、「女王は現代の英国の礎であり、女王の下で我々の国は成長し、繁栄した」と述べた。
新国王の即位に伴い、女王の孫でチャールズ国王の長男、ウィリアム王子(40)が王位継承順位1位の皇太子となる。
国葬は歴代国王の葬儀が行われてきたロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われる見通しだ。
女王は1926年4月、ロンドンで生まれた。父ジョージ6世が52年2月に死去し、25歳で即位した。在位期間は、2015年9月、大英帝国の繁栄を誇ったビクトリア女王(在位1837~1901年)の63年216日を超え、英国君主として最長記録を更新。在位中の首相は、ウィンストン・チャーチル氏からトラス氏まで15人に上った。
「開かれた王室」を目指した女王は、王室費の総額抑制を提案し、バッキンガム宮殿を一般開放するなど、国民に近づく努力を重ねた。96年には、男子優位の王位継承権を男女平等に改める案をまとめ、英政府は2013年、法改正した。1997年にダイアナ元妃が交通事故で死亡した際に沈黙を保ち、「冷淡だ」と批判され、王室不要論が出たこともある。
昨年4月、夫のエディンバラ公フィリップ殿下に先立たれて以降、女王は体力と気力の衰えが目立つようになっていた。今年6月、4日間にわたって行われた即位70年記念行事も一部のみの出席にとどまった。
最後の公務は首相交代に伴う新首相任命で、6日にバルモラル城でトラス氏と面会したばかりだった。
日本には75年、昭和天皇の訪英(71年)への答礼として夫妻で公式訪問したことがある。上皇さまは皇太子だった53年に女王の 戴冠たいかん 式に参列されている。
誰もが驚いたのは、たぶんですが、亡くなる2日前に彼女が、英国の新首相であるリズ・トラスのあいさつを受けていることです。上の記事では、
>昨年4月、夫のエディンバラ公フィリップ殿下に先立たれて以降、女王は体力と気力の衰えが目立つようになっていた。今年6月、4日間にわたって行われた即位70年記念行事も一部のみの出席にとどまった。
とありまして、確かに体調が悪くはなっていたのでしょうが、それでも死の直前まで次期首相に会うことも可能だったわけです。そのあと突然今までになく体調が悪化して亡くなったわけで、つまりは突然に彼女は老衰がすすんだということなんですかね。そのあたり定かでありませんが、つまりはある程度の年齢になったら、急に体力が衰えて亡くなるということもあるのでしょう。
ここで突然、私の母方の祖父を思い出します。私の祖父は、やはり女王くらいの年齢で亡くなったかと思いますが、机に突っ伏して亡くなっているところが見つかりました。当時独居でしたが、幸い近くに住んでいる娘(私の叔母)がすぐそれを知ったので、遺体が傷むというようなよろしくない事態は避けられましたが、医者が立ち会わないでの死でしたので、警察が検死をしたので大変だったようです。高齢でしたので、解剖はしなかったとのことですが。ともかく家族の指紋採取もあったりいろいろストレスが多かったと母は私に語りました。
女王は認知症ではなかったのでしょうが、私の祖父は認知症になっていたようですが(詳細は知りません)、それでも数日前には結婚式に出席することもできていました(私も出席した結婚式でしたが、正直ちょっと出席は厳しかった気はしましたが、なんとかなりました)。が、正確な死因は不明ですが、やはり老衰による心疾患かなにかなのでしょうね。おそらく女王も同じようなものである可能性があるのではないか。
私の祖父と比較すれば、女王の方がはるかに体調は良かったのでしょうが、それでも突然体調が急変し、そして亡くなることもあるわけです。過日通勤中にタクシー乗車中に体調を崩して亡くなった近藤誠氏のように73歳で亡くなったりしたらやはり早いですが、やはり一定の年齢になったら、自分に何らかの意思(意志、遺志)があるのなら、きっちりした遺書のたぐいが必要かと思います。女王は、つまりは遺書を必要とする立場ですらありませんが、一般にはやはり自分の意志は表明したほうがいいと思います。
やはり人間死は避けられないのですから、特にある程度の年齢になったら、さまざまな点で死後のこともいろいろ考えていった方がいいと思います。エリザベス女王の死を追悼してこの記事を終えます。