1980年代に活躍したC-C-Bのドラム兼ヴォーカルであった笠浩二が亡くなりましたね。記事を。
>2022-12-18 14:26ORICON NEWS
C-C-B笠浩二さん死去 60歳 「Romanticが止まらない」がヒット
ヒット曲「Romanticが止まらない」で知られるバンド・C-C-Bのメンバー・笠浩二さん(ドラム・ヴォーカル)が、脳梗塞のため14日午後6時23分に死去した。60歳。18日に笠さんの公式サイトで発表された。葬儀は近親者のみで執り行った。後日、お別れの会を執り行う予定という。
公式サイトで「C-C-B のメンバーでドラム・ヴォーカルを担当した笠浩二は、7月末より持病の糖尿病の療養のため入院しておりましたが、脳梗塞のため令和4年12月14日(水)18時23分に満60歳にて逝去いたしました。ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます」と伝えられた。
「ご遺族の意向により、通夜ならびに葬儀につきましては、近親者のみにて執り行いましたことをご報告いたします」とし、「ご弔問ならびにご弔電、ご香典、ご供物、ご供花等も、固くご辞退申し上げます。後日、お別れの会を執り行う予定です。詳細につきましては、改めてお知らせいたします」とした。
笠さんは1982年Coconut Boys結成し、ドラム、ヴォーカルを担当。83年にシングル「Candy」でメジャーデビューした。85年バンド名をC-C-Bに改名、リードヴォーカルを担当。「Romanticが止まらない」のほか、「スクールガール」「Lucky Chanceをもう一度」など、続けざまにヒット曲を排出した。同年に第27回日本レコード大賞金賞を受賞し、『第36回NHK紅白歌合戦』にも出場した。
89年バンド解散後、ソロアーティストとして活動を開始。シングル「30cmでつかまえて」をリリース。ソロアーティストとして活動を続けながら、アサヒ『WONDA』などのCMやバラエティー番組にも数多く出演。2016年ユニバーサルミュージックより自身初となるベストアルバム『RYU+』をリリース。熊本を拠点にしながらも、東京をはじめ全国各地で精力的にライブ活動を行っていた。
上の記事でもありますように、今年の7月から糖尿病で入院していたということは、この時点で相当容体は悪かったのかなと思います。直接の死因は脳梗塞とのことですが、糖尿病患者は脳梗塞の合併症を起こしやすいとのこと。
それで先日亡くなった渡辺徹が、1961年生まれの61歳で、笠は1962年生まれで先日60歳になったばかりということでほぼ同年齢です。渡辺も、かなり長い期間糖尿病を患っていました。こちらの記事によると、
>最近では、体調が思わしくなかったようで、東京で会ったときはかなり痩せてみえました。今年もライブ活動を行っていたようですが、体調は思わしくなかったのかも。直近での移動は車椅子だったようです。
下の写真は、上の記事からのものですが、どうもこの写真の時点(2022年7月撮影)ですでに車椅子のようですね。
で、2枚の写真を見ても、だいぶ笠が痩せたように見えますね。むかしは、だいぶ体格のいい人というイメージがありましたが、やはり健康に留意して痩せたのでなく、病気で痩せたということなのでしょう。
過労とかいろいろな理由はあったのかと思いますが、やはり笠も、働き過ぎたんでしょうね。彼が熊本に行ったのも、つまりは仕事量のセーブを必要していたのでしょう。しかしやはり彼も、本当に休まなければいけない時期に休み切れなかったのかなと思います。今年の7月に入院したそうですが、本来ならもう少し早く本格的に治療をしないといけなかったのでしょう。
ところで「笠」という名前というと、思い出すのが笠智衆でして、彼も熊本県の寺の出身です。熊本に多い名字なのだなと思って調べてみると、多い都道府県が、福岡県と熊本県とのこと。なお笠浩二は、福岡県に生まれて東京に引っ越しまして、熊本は、ご両親の出身地だとのこと。東京は、日本で3番目に「笠」姓の多い都道府県だそうで、これは、たぶん九州方面から異動した人たち及びその子孫なのでしょう。
笠浩二は、渡辺徹などのような、ひどい暴飲暴食をしたというわけでもないのかもですが、やはり糖尿病など病気になりやすい人もいるし、本人の不摂生というだけではすまないこともいろいろある。そのあたりは、やはり自分で自分の体調には責任を持たなければいけません。このあたりは、ご本人もいろいろ後悔するところもあったかと思います。
笠浩二さんのご冥福を祈ってこの記事を終えます。