残念な事件ですが、このような事件は、定期的に報道されますね。
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2歳児暴行死「子どもの世話をしない」出産前からネグレクトか…妊娠中の定期検診を一切受けていなかった
イット!
2023年2月22日 水曜 午後8:40
神奈川県で母親が2歳の息子に暴行を加え、死亡させた疑いで逮捕された事件。事件当時交際していた男性が、「子どもの世話をしていなかった」と話していることが新たにわかった。
知人「彼氏変わるタイミング早い」
警察官に付き添われ、警察車両に乗り込んだのは髪を銀色に染めた女。
2歳の息子に暴行を加え、死亡させた疑いで逮捕された田代芽衣容疑者(27)。
事件当時交際していた男性が、田代容疑者について「子どもの世話をしていなかった」と話していることが新たにわかった。
田代容疑者は2022年4月22日ごろ、神奈川県藤沢市の自宅で当時2歳だった息子・空来(そら)ちゃん(当時2歳)の頭に暴行を加え、死亡させた疑いが持たれている。
田代容疑者のFacebookには、派手なメイク姿を撮影した写真が何枚も投稿されていた。
FNNは2月22日、田代容疑者の高校時代の知人を取材。
高校時代の知人:
僕は芽衣ちゃん(容疑者)って呼んでいましたし、向こうは〜くんっていう仲でした。明るい子でしたね、友達もいっぱいいましたし、友達を介して話を聞くと、男性の方が違うっていうのはありますね。彼氏さんが違うという変わるタイミングが早いかな
一方、同じマンションに住む人は、田代容疑者の印象をこう話す。
マンションの住人:
無愛想と言えば無愛想かもしれないですね
妊娠中、定期検診を一切受けていなかった
児童相談所によると、田代容疑者には空来ちゃんが生まれる前からネグレクト・育児放棄の兆候が見られたという。
田代容疑者は、空来ちゃんを妊娠中、定期検診を一切受けていなかった。
児童相談所は、こうした状況を踏まえ、不適切な養育となる恐れがあると判断し、生まれても6日後の空来ちゃんを保護した。
その後、面会などを重ね、2022年3月には保護措置を解除。
児童相談所は、空来ちゃんが自宅に戻った後も継続的に面会する予定だったが、田代容疑者は、体調不良などを理由に面会をキャンセルしたとう。
面会ができない状態が3週間ほど続いたころ、空来ちゃんは死亡した。
警察に任意で事情を聴かれた田代容疑者は、児童相談所の職員にこう話していたという。
田代容疑者(任意の調べ):
私はそういう事実はないのに疑われている
空来ちゃんの体には、頭以外にも複数のアザがあり、警察は日常的に虐待があったとみて調べを進めている。
(「イット!」2月22日放送より)
いろんな意見はあると思いますが、私の個人的な見解を述べれば、
>児童相談所は、空来ちゃんが自宅に戻った後も継続的に面会する予定だったが、田代容疑者は、体調不良などを理由に面会をキャンセルしたとう。
面会ができない状態が3週間ほど続いた
という時点でアウトだと思いますね。田代容疑者は、
>児童相談所は、こうした状況を踏まえ、不適切な養育となる恐れがあると判断し、生まれても6日後の空来ちゃんを保護した。
という状況だったわけで、児童相談所(児相)との面会を拒否、断れるような立場ではない。それでそのような人間がそういう態度に出た時点で、田代容疑者はまともな人間でないし、あるいは、もう第三者に子どもを会わせることができなかったということなのでしょう。お話にもなりません。
それで、この母親の場合、子どもがもどって3週間くらいで子どもを死なせちゃったわけですからね。それくらい我慢ができなかったということなのでしょう。どういう判断で児相が、子どもを田代容疑者に引き渡したのかは、過去の様々な事例をかんがみて、たぶん大丈夫だろうとOKを出したということなのでしょうが、残念ながら世の中ここまでひどい人間がいるということです。
この件の場合、1度でも面会を先方が(理由はいろいろなことを言ったのでしょうが)キャンセルした時点で、児相が公権力を用いて子どもを保護すべきだったのでしょうね。何らかの理由で突発的に子どもを虐待して殺したとかそういう事例ではなく、かなりの要注意人物への対応が甘くて、それでやられちゃったのだから、児相の責任は重い。だいたい上の記事では書かれていませんが、こちらの記事によると、
>しかし、入所措置を解除した翌日の4月1日に乳児院の職員が自宅を訪れたところ、空来くんの左頬には、あざがあったということです。
あざについて問われると、田代容疑者は「どこかにぶつけたんだと思う」と答えたと言います。
だそうですからね。これでは論外でしょう。ぜんぜんだめでしょう。なぜこの時点で児相は、もう少し強い措置を取れなかったのか。「親権」というのは、子どもの人権のためにあるものであり、親の子どもへの恣意的な対応を許すものではないでしょう。さらに同じ記事から引用しますと、
>田代容疑者を知る人
「児童相談所の待ち合わせに遅れたりとか、空来くんへの興味が薄れてきちゃったのかなというのはあって、友達が家に遊びに行った時に、生ごみがベランダに置きっぱなしで、友達が掃除したけど、ウジ虫がわいていたみたいで」
という始末ですからね。ここまで来ると、精神疾患があるといっても過言でないのではないか。同じ記事における識者の発言として、
>東京経営短期大学・こども教育学科 小木曽宏特任教授
「一番大事な愛着形成の期間、出産から2歳までの間の関係性ができていない状況。(児相は)相当慎重にしてほしかったなと。引き取りはあくまでも1つのスタートなんです。数週間、確認ができない場合には、どんな状況でも家庭訪問をさせていただいて、お子さんの安全確認、目視。解除にあたっての条件付けが絶対必要になってきますね」
とあります。当然の話ですが、残念ながら当然のことができなかったわけです。これでは子どもも浮かばれない。あまりこういう言い方をするのもよくないのかもしれませんが、児相が早めに動けば、この事件でこの母親は、子どもを殺すという大罪を犯さないですんだのです。
ただこういう家庭内の暴力というのは、正直他人からすると想像を絶するようなものもありますからね。同じ神奈川県で起きたこちらの事件はどうか。
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「自宅で妻と飲酒後にトラブルになった」 妻を殴ったとして送検の男 妻は死亡し体に複数のあざ 神奈川・愛川町
TBSテレビ
2023年2月21日(火) 12:27
神奈川県愛川町で夫が妻の顔を殴ったとして逮捕され、妻がその後死亡した事件で、夫が「自宅で妻と酒を飲んだ後にトラブルになった」と話していることがわかりました。
伊藤裕樹容疑者(34)は、おととい、愛川町の自宅で妻の初音さん(26)の顔を複数回殴るなどしたとして、けさ、送検されました。初音さんは死亡し、手や足などにも複数のあざがあったということです。
その後の捜査関係者への取材で、伊藤容疑者が「自宅で妻と酒を飲んだ後にトラブルになった」と供述していることがわかりました。
この前に伊藤容疑者は、別の場所で父親などの親族と飲酒してから帰宅していたということです。
警察は、伊藤容疑者が自宅で初音さんと酒を飲んだ後にトラブルになり、犯行に及んだとみて調べています。
で、これも「まあそんなもんだろうな」という感がありますが、こんな報道もあります。
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(前略)
「この人に殺されると思った」元交際相手が語る容疑者の“DV気質”
伊藤容疑者の元交際相手Aさん:
この人に殺されると思った。髪の毛わしづかみにされて引きずられて…。
自分の思い通りにならなきゃ、飲酒してなくてもすぐに手を上げる。これまでの歴代の彼女で手を上げられてない人はいないんじゃないですか。昔からDV気質でした。
かつて交際していたAさんに対しても、DVを繰り返していたという伊藤容疑者。
今回の事件でも伊藤容疑者は、自宅で妻の初音さんを殴り、けがをさせた疑いが持たれています。
伊藤容疑者の元交際相手Aさん:
機嫌を損ねるともう爆発。身動きを取れない状態にされたことや、物を使って殴られることもあった。
付き合って数カ月もしない内から嫉妬がすごくて、男性と関わるのを嫌がって、携帯も触らせてくれない。別れようってわたしが逃げると、追いかけてくるみたいな。
嫉妬心から来るDVを何度も受けていたというAさん。
さらに、Aさんが明かしたのは、伊藤容疑者が暴行を始める“原因”でした。
伊藤容疑者の元交際相手Aさん:
お酒飲んだら人格が変わるんです。もう怖いぐらい。
お酒を飲むことで、暴力的になることが多かったという伊藤容疑者。
今回の事件でも、酒を飲んでいてトラブルになったと供述しています。
伊東容疑者の奥さんも、もっと前に逃げればいいだろうと思いますが、理由はわかりませんが、彼女には、逃げることができなかったということなのでしょう。Aさんの話にもあるように、伊藤容疑者が追ってきたのか。いずれにせよこの野郎もどんだけ馬鹿でクズで頭のいかれた野郎なのか。
上の引用の続きがこうです。
>暴力の後はすごく優しいんですよ。
自分でやったことなのに、ごめんね、ごめんねって泣きながら言うタイプでした。
3年前、夫婦は口論からもみ合いになり、警察が駆けつける騒動になったことがあります。その時初音さんは実家に避難し、伊藤容疑者は警察に対し「もうしません」と話していたといいます。
上の引用での伊藤容疑者の態度は、DV野郎の典型的な行動ですね。まーったくどんだけてめえキチガイなんだというところです。いずれにせよこういう人間関係というか家族関係というのは、ほんと他人には理解しがたいところがあるので、まったく始末に負えません。Aさんは逃げられたからまだよかったのですが、伊藤容疑者の奥さんは、逃げる前に殺されてしまったわけです。この反対に、逃げる前にDV加害者を殺してしまったのが、私がなにかというと記事にする宮崎家族3人殺害事件です。あれも、つまりは義母らのDVに耐えかねた男性が、まさに自力救済、成敗をしてしまったという最悪の結末となった事件でした。犯人の男性は、現在拘置所で死刑執行を待つ立場です。
この記事を書いていて私も精神的に思いっきり鬱になってしまいました。もういやです。ここでやめます。殺された2人の犠牲者の方のご冥福を祈ってこの記事を終えます。