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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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1985年に平壌の金日成競技場でトレーニングするブルマ姿(?)の北朝鮮女性

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先日下のような記事を書いたので、その関連ということで。

たしかにこれでは、女の子もいい顔はしなさそうだ

1986年のメキシコワールドカップのアジア予選(1985)は、日本が初めて本格的に出場への現実性を持った大会でした。最終予選で韓国に2連敗して夢はついえたものの、日本サッカーへの新たな希望をもたらしたことは確かです。

日本は1次予選で、北朝鮮と対戦、ホームでは、非常に厳しい戦いでしたがなんとか1-0で勝利、これでほぼ日本の1次予選進出は確定でしたが、次に平壌でのアウェーに臨まないといけません。これは、たいへんな試合になることは予想されていました。

北朝鮮が23本、日本が2本しかシュートをはなてなかったという極めて苦しい試合でしたが、なんとか0-0で終えることができました。当時は、北朝鮮の方が日本より総合力は上でしたから、これは会心の結果というものでしょう。

85年の段階でしたので、平壌からの中継も実現せず、日本のサッカーファンとしてはとてももやもやした気分でしたが、この時の試合の模様がわずかですが、NHKでは放送されました。たぶん民放では放送されなかったでしょう。これが現在YouTubeにアップされています。

W杯メキシコ大会アジア1次予選1985 日本VS北朝鮮 Japan vs Korea DPR

試合のダイジェスト以外にも、85年当時の平壌の光景や花見などをする市民、競技場の観客の姿なども映し出されていてこれまた非常に興味深いものがあります。私は、この動画自体は前にも見たことがありましたが、先日あらためて見て「おや」とおもったところを。会場となった「金日成競技場」で、地元のスポーツクラブなどに開放されている時間に、アスリートの女性たちがトラックを走っています。

彼女らがどういう立場なのかわかりませんが、軽装でランニングしている彼女らを見て、「おや」と思いました。女性たち、ブルマらしきものを着用していますね。

私が着目したのが、左の前列で走っている女性です。白いものですが、一般のショートパンツではなくブルマっぽく見えます。あくまで見えるということで、断言はしませんが。前列右側の女性は、ブルマかショートパンツか微妙です。ほかの人たちはブルマのようですから、彼女らが所属するスポーツクラブ(学校や社会人かはわかりませんが)は、ブルマの着用が一般だったのかもしれませんね。

当時の北朝鮮アスリート女性が、どういう練習着だったかなんてことは当然存じ上げませんが、北朝鮮に限らずこのような練習着は当時世界中多かったのかもしれません。なお、1985年における平壌での模様は、その時の日本代表キャプテンである加藤久が本を書いてますので、興味のある方はご参照ください。この時のことを詳述したたぶん日本(世界)で唯一の本です。

完全敵地

以下はおまけです。1992年に鹿児島で開催された女子バレーボール国際大会であるNHK杯動画を。この大会は、毎回韓国とキューバがゲストで来る変わった大会でしたが、この年が最後の開催となりました。10月ですので、バルセロナ五輪の後の新ナショナルチームの結成の意味合いがあったかと思います。この年は、全日本、韓国、キューバ、北朝鮮が参加しました。よく北朝鮮が来たなと思いますが(同様によく呼んだなと思います)、それはともかく。その時の選手の姿です。

https://youtu.be/l5au76j4HkA?si=aanCYLgBGfK_IXHs

当たり前といえば当たり前かもですが、北朝鮮の選手も、これは完全なブルマですね。ちゃんとシャツをブルマに入れていて、お行儀のいい格好です。


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