将棋の王座戦で藤井聡太が王座の永瀬拓矢に挑戦する5番勝負(最初に3つ勝ったほうが勝ち)の第4局が本日あります。次のような日程です。
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【第71期王座戦5番勝負日程】
◆第1局 8月31日、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」
◆第2局 9月12日、神戸市「ホテルオークラ神戸」
◆第3局 9月27日、名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」
◆第4局 10月11日、京都市「ウェスティン都ホテル京都」
◆第5局 10月30日、甲府市「常磐ホテル」
1局目を藤井の先手で永瀬が勝ったので(将棋は先手が有利である)、これはなかなか面白いタイトル戦になるかもと思いましたが、第2局、第3局を藤井が連勝しました。次に藤井が勝てば王座位を奪取し、同時に八冠王になります。第4局目は、藤井の後手ですので、多少なりとも永瀬が有利なはずですが、なーんとなく私の当てにならない勝手な予想では、あっさり藤井が勝っちゃうような気がしますね。第3局は大変な熱戦であり、永瀬必勝の局面もあったようですが、けっきょく藤井が逆転しました。つまりは藤井が最終盤にミスのないすばらしい将棋をしたということですが、こういう人はほんと強い。当たり前ですが、このレベルになれば、いくら藤井といえども、序盤から最後の終盤まで優位で勝ち切れる将棋ばかりではない。厳しい局面もいろいろあるはずですが、そこで勝ちを拾っちゃうのが強い棋士というものです。そして仮に第4局で藤井が負けても、藤井がタイトル戦であろうと連敗するのはちょっと考えにくいところがあります。こういってはなんですが、現在の藤井は、ひところのマイク・タイソンのような(現在なら井上尚弥など?)追随を許さない強さですので、永瀬が王座戦を防衛するのは、なにか奇跡のようなくらいの調子の良さがないと難しいのではないかと思います。そして同時に藤井が何らかの理由で不調であることも要求される。そんなことありますかね? ないような気がします。これからはいざ知らずですが、この王座戦ではないのではないか。
というわけで、永瀬には悪いですが、私としては、藤井の八冠を期待してこの記事を終えます。いや、もちろん永瀬さんにも頑張ってほしいですが、でもやっぱり藤井が勝つ、この対局で負けても最終局では勝つんだろうなと思います。