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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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ベネッセの個人情報漏洩で想い出したこと(ある個人情報漏洩の実例)

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ベネッセの個人情報漏洩というのはなかなかすごいですね。もれている件数があまりに膨大なので、むしろ個々の家庭についてはあんまり関係なくなってくる、というレベルかもしれませんが、個人情報漏洩というので想い出す話があります。

私は高校時代進学校に通っていまして、いまはそんなものはつくっていないのかも知れませんが、保護者(父)の名前と私の名前が書かれている生徒名簿が配布されました。で、そこに記載されている父の名前(ファーストネーム)が、2字のうち下のほうの字(つまり「太郎」なら「郎」)だけ同じ読みの違う漢字に誤植されていたのです。別に問題ないかなと訂正も入れなかったのですが、それからしばらくして私の家にその誤植されていた名前でダイレクトメールがやたら来て、家じゅうで大笑いしたことがあります(いまなら「大笑い」ではすまないでしょうが)。スパイとか情報漏れを関知するために、わざと偽情報を流すなんてことをする場合がありますが、私の場合期せずして同じことになってしまったわけです。

おもわず「こんなもの流すなよ」と思った記憶がありますが、でも教師が「こういうのを流すやつがいる」と言っていたっけな。いまも昔も、進学校に通っている生徒の個人情報というのは、受験産業ばかりでなくその他さまざまな業界にとっても非常に貴重なものではあります。

それで私の職場にも、不動産投資や投資信託なんかの勧誘電話がかかってくるんですよねえ。最近は私の周囲では聞きませんが、でも誰かのところにいつか必ずかかってきます。仕事中だ、いいかげんにしろと思いますが、私はかなりけんもほろろに切りますが、悪質な業者(脅し、恫喝のレベルの連中もいる)だったりすると、不愉快にもほどがあるというものです。

ところで以前は私の家にはネットを「光にしませんか」という勧誘電話がやたらかかってきましたが、ADSLからWi-Fiにしたら、その種の勧誘電話がかからなくなりました。これも情報が業界で共有されているということなんですかね。いろいろ興味深いところです。

話は違いますが、ベネッセの情報を売ったとされる人物についてこのような報道がされています。

>派遣社員の男は、ギャンブルなどに使う金が欲しかったと供述していて、警視庁は、週内にも逮捕に踏み切る方針。
個人情報を名簿業者に売った見返りは、総額で数百万円。
事件への関与を認めている派遣社員の男は、「金目当てだった」と話している。
派遣社員の男は「複数回に分けて売却した。1回数十万円、合計で数百万円。ギャンブルなどで金が欲しかった」と話している。

うーん、ギャンブルに使ったというのが事実なら、この人物は明らかにギャンブル依存ですね。で、横領とかで他人の金をちょろまかす連中の金の使い道というと、たしかにギャンブルと女(男)っていう例が目立ちますね。最近判決があった基金積立金を着服した長野の人物も、やはり都内のクラブ(ディスコの方でない、女がいるほうのやつ)あたりで金をばらまいていたらしいし、またキャバクラ嬢に莫大な金を貢いだ人物もいましたっけ。まあそのキャバクラ嬢だって(当然ながら)別の男に貢いでいたんですけどね(笑)。

そういえば私がおったまげたのが、生活保護費をちょろまかして摘発された某市役所職員が、着服した金を自宅にそのままにしておいたという事件があったことです。普通金を着服したら、たいていはその金を使っている場合が多いでしょうが、この人物はそれを大事にしまっておいたわけで、お前そんなちゃんとした性格なんだから、はじめっから着服なんかするなよと本気であきれ返りました。そんなこと完璧に隠蔽できるわけないじゃんと思いますけどね。

なおこの記事は、inti-solさんのブログのこちらの記事を参考にしました。ありがとうございます。またその記事に投稿した私のコメントと記事内容が大幅にかぶることをご了承ください。


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