伝説的ロックバンドであるクリームのベースとして有名なジャック・ブルースがなくなりました。記事を。
>ジャック・ブルース、死去
BARKS 10月26日(日)10時27分配信
土曜日(10月25日)、元クリームのメンバーで世界屈指のベーシストの1人、ジャック・ブルースが亡くなった。71歳だった。
オフィシャル・サイト(Jackbruce.com)に以下のようなメッセージが発表された。
「ジャック・ブルース 14.05.43~25.10.14
大変悲しいことながら、私たち、ジャックの家族は、私たちが愛してやまない夫、父、祖父、そしてあらゆる点でレジェンドだったジャックが亡くなったことをお知らせします。彼がいない音楽の世界は侘しい場所になるでしょう。しかし、彼は彼の音楽の中、そして私たちの心の中で永遠に生き続けます」
スポークスマンは、ジャックは英サフォーク州にある自宅で家族に囲まれながら息を引き取ったと話している。肝臓病を患っていたと伝えるメディアもある。
1943年スコットランドで誕生したジャックは、ジャズやブルースの名プレイヤーとしてジョン・メイオールのブルース・ブレイカーズやマンフレッド・マンなどでプレイした後、1966年にエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーとクリームを結成。2年間と短期間の活動ながら、ロック史に深くその名を刻んだ。
合掌。
Ako Suzuki
上の写真は、彼のサイトからのもらった写真ですが、そうとうやつれてしまっていますね。記事にもあるように、闘病の故のものなのでしょう。
実は私、ひところけっこう彼にはまっていた時代があいまして、そのころは彼のソロアルバムをよく聴いていました。ベストアルバムなので、紹介するのは安直かもしれませんが、彼のアルバムの中でその全盛期のすごさを知ることのできるアルバムがこれです。
未発表の新曲でエリック・クラプトンも参加している曲が2曲入っています。せっかくだから、1曲ご紹介しましょう。
Jack Bruce - Ships in the Night
クラプトンのソロはさすがに心にしみわたります。
非常に才能のある人だったのですが、ジンジャー・ベイカーとの不仲でもわかるように、人間的には付き合いにくいところもあったようです。あれだけの才能の持ち主(「クリーム」は、なんだかんだといってジャック・ブルースのバンドです)が、ソロでは大成功を収めたわけではない・・・というのは、世の中そんなものだとは思いますが、しかし残念なことです。
1回だけ私は、彼のコンサートに行く機会があってチケットも買ったのですが、家族の病気とかがあって行くことができずにそれを友人に譲ったことがあります。その後彼のコンサートに行くことはなかったので、私はご本人の姿を直接拝見する機会がありませんでした。これも、いまになってみれば残念なことです。
それにしても私の好きなベーシストって、彼とジョン・エントウィッスルとポール・マッカートニーなんですが、もう存命なのはポールだけですか・・・。ビル・ワイマン(1936年生まれ)は80近くてまだお元気なようですが。
あらためてジャック・ブルースさんのご冥福をお祈りします。