またひとり、ウッドストック・コンサートで名を売った歌手が亡くなってしまいました。英国人歌手のジョー・コッカ―です。記事を。
>ジョー・コッカー氏死去=英出身の歌手
ジョー・コッカー氏(英出身の歌手)米メディアによると、22日、肺がんのため、コロラド州クロフォードの自宅で死去、70歳。
独特の歌声を持つソウル歌手として知られた。英中部シェフィールド出身。60年代にデビューし、ビートルズの楽曲「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」のカバーがヒットした。
米国で69年に開かれた伝説的なロックコンサート「ウッドストック・フェスティバル」のパフォーマンスが評判を呼び、人気歌手の仲間入り。米映画「愛と青春の旅だち」(82年)の主題歌をデュエットで歌い、グラミー賞を受賞した。(2014/12/23-08:11)2014/12/23-08:11
前にもこのコンサートのオープニング・アクトを務めたリッチー・ヘヴンズの死についての記事を書きました。私が彼の名を意識したのは、やはりウッドストックの映画です。というわけでさっそく動画を。上の記事でも紹介されているビートルズのカヴァーである「With A Little Help From My Friends」です。
JOE COCKER -With A Little Help From My Friends- 1969 Woodstock..
原曲のみ知っていてこのヴァージョンを知らない方がこれを聞いたら、これのどこがカヴァーじゃいと思われるかもしれませんが、ビートルズの星の数ほどあるカヴァーの中でも、たぶんこれがもっとも有名で、出来がいい(原曲よりいい?)とされます。
ちなみにこの時のバックであるグリース・バンドは、キーボードがクリス・ステイントン、ギターがのちにウィングスに加入したヘンリー・マッカロウと、なかなか豪華です。
ほかに私が好きな曲は、ビートルズの「レット・イット・ビー」のアルバムに参加したり、ローリング・ストーンズのバックも担当したことでも知られるキーボーディストのビリー・プレストンの「You Are So Beautiful」のカヴァーです。これは映画「カリートの道」で使われたのが印象に残りました。
というわけでこの曲の紹介は、「カリートの道」のエンディングより。偶然ながら、24日の記事に登場したアル・パチーノの主演映画です。この映画については、また記事を書きましょう。
carlitos way last scene (1993) _ YOU ARE SO BEAUTIFUL
コッカーも、アルコール依存症やドラッグの問題が付きまといましたし、また喉を酒で痛めたり(前に記事にしたハリー・ニルソンと同じです)いろいろありましたが、しかし私の大好きなミュージシャンの死は本当に残念です・・・。さようなら、コッカーさん。
なおこの記事は、発表されたのは24日ですが、1日1記事の鉄則のため、26日の記事にすることをご了承ください。