ジェファーソン・エアプレイン(しかしこのバンドの日本語表記も、「ジェファソン」「ジェファスン」「ジェファースン」「エアプレン」「エアプレーン」などいろいろありです)のギター兼ヴォーカル、ソングライターでもあったポール・カントナーが亡くなりました。記事にするのが遅くなりましたが記事を。
>ジェファーソン・エアプレインのポール・カントナーさん死去
2016年01月29日 14:15 発信地:ニューヨーク/米国
【1月29日 AFP】(写真追加)米ロックバンド「ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)」結成時のメンバー、ポール・カントナー(Paul Kantner)さんが28日、心臓発作による多臓器不全のため死去した。74歳。出身地サンフランシスコ(San Francisco)の地元紙が、カントナーさんの広報担当者の話として伝えた。
ジェファーソン・エアプレインは、「あなただけを(Somebody to Love)」「ホワイト・ラビット(White Rabbit)」などのヒット曲で知られ、1967年には「サマー・オブ・ラブ(Summer of Love)」がサンフランシスコを中心としたヒッピームーブメントを象徴する楽曲となった。
カントナーさんはジェファーソン・エアプレインでギターとボーカルを担当していた。
ジェファーソン・エアプレインは今年のグラミー賞(Grammy Awards)で特別功労賞の受賞が決まっている。(c)AFP
ジェファーソン・エアプレインも、マーティ・バリンとグレース・スリックに、彼、ポール・カントナー、そしてベースのヨーマ・ココネンもヴォーカルをとれるというずいぶんぜいたくなバンドだったと思いますが、バリンやスリックなどと比べても、かなり力強いヴォーカルだったカントナーのそれはけっこう好きでした。
ウッドストックのコンサートは、彼らのキャリアの頂点のひとつだったと思いますが、
同じ年(1969年暮れ)のオルタモントスピードウェイでのコンサートは、ヘルズ・エンジェルスとのトラブルなど、彼らの歴史の中でも残念なものとなりました。
その後ジェファーソン・スターシップでも活動、ソロでも「造反の美学」(原題:Blows Against Empire)なんてすごいアルバムを発表しています。
やはり私としては、ウッドストックエイジを代表するミュージシャンが亡くなったという印象が大きいですかね・・・。このブログでも、リッチー・ヘヴンズやジョー・コッカーの死をご紹介したことがありますし(こちら、こちら)、シタール奏者のラヴィ・シャンカールやテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーも亡くなりました。ウッドストックコンサートが47年前ですから、当時の関係者も70代以上が多いですからねえ。まさにウッドストックコンサートも歴史になっているのかもです。あ、ザ・バンドのレヴォン・ヘルムの死も記事にさせていただきましたね。ザ・バンドも、オリジナルのメンバーでは、リチャード・マニュエルとリック・ダンコも亡くなっています。
ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンなど若くして亡くなった人たちもいますが、80年代に亡くなった、上記マニュエルや映画には出ませんでしたがティム・ハーディン、ポール・バターフィールド、95年に亡くなったグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアなど、歳月は残酷に人間の命を奪っていくのだなと当たり前のことを再確認します。
ポール・カントナーさん、さらにはほかのミュージシャンの方々のご冥福を祈って、この記事を終えます。