今年から、ラグビーの北半球最強を決めるシックスネイションズがWOWOWに放映権が移りました。よって当方、WOWOWは加入しておりませんので、これでは見ることができません。まあどうしても見たければ、その時だけ契約すればいいだけの話ですが。
世の中のテニス好きの人は、4大トーナメントの際にはWOWOWに加入している人もいるはずです。私も、ジェーン・バーキンのライヴを見たいがためにWOWOWに加入したことがあったし、「透明ドリちゃん」を見たいから東映チャンネルに加入したこともありました。1ヶ月単位で加入することもできますから、経済的にそんなに負担があるわけでもない。ジェーンの時は1ヶ月だけの加入だったし、東映チャンネルの際は、4ヶ月くらいの加入でした。
ところで現在のシックスネイションズの参加は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、フランス、イタリアですが、昔のイタリア未加入の時代は、「五カ国対抗ラグビー」みたいな呼ばれ方をされたことがおおかったと思います。ウェールズとかスコットランドが、イングランドとは別の地域であるということを、このラグビー大会で意識した人も多かったはず。実際には、アイルランドも南北アイルランド合同チームですし(だから、このチームは、特別のラグビーアンセムを用意しています)、nation=国というものでもないので、日本語で「ネイションズ」という呼称になっています。
これはまったくの余談ですが、サッカーも英国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4協会があり、今年行われる欧州選手権では、スコットランドをのぞく3協会の代表が出場、スコットランドも、近年やや低迷していますが、70年代~90年代はワールドカップの常連だったくらいで、なかなかの強豪です。それで、12年のロンドン五輪の際は、英国のサッカーチームをどうするかが問題になりました。いままで英国は、たとえばイングランド代表が欧州での年齢別選手権でいい成績を収めても、オリンピックでは英国代表を名乗るわけにいかず、出場辞退という形で調整しました。出場したら、英国代表という形に他の大会も統合される可能性が否定できなかったからです。つまり出場辞退もふくめて、イングランド代表単独でいくか、他代表か、はたまた混成でいくか、いろいろオプションがありましたが、けっきょくイングランド代表とウェールズ代表の混成チームで英国代表を名乗りました。
個人的には、外国籍のままで任意の国のナショナルチームのメンバーになれるラグビーというのは、ある意味非常に先進的なところがあると私は思いますが、読者のお考えはいかに? いわゆるペア競技(テニスのダブルスとかフィギュアスケートのペア、アイスダンスとか)を、国籍の同一に固執するIOCの態度はどうかです。表彰式には、五輪旗を掲揚すればいいでしょう。
さてしかし、スカパーのJ SPORTSで、南半球のラグビーリーグであるスーパーラグビーを見ることができます。私は契約しているので見ることができるし、またオプションチャンネルでないチャンネルで放送をしてくれているわけです。
現段階では、放送するのは日本人選手が所属するチーム(サンウルブズや五郎丸歩 の所属するレッズやリーチマイケルの所属するチーフスなど)が主ですが、やはり南半球のレベルの高いラグビーが見られるのは楽しいですね。南アフリカのチームなどは、どれくらい黒人やカラード(混血)など非白人の選手がいるかというのも興味深いし、まさに化け物のようなすごい選手がボカスカいるわけですから、こんな面白いものもそうはないわけです。
私は長きにわたってサッカーとラグビーではサッカーのほうが好きでしたが、最近(昨年のラグビーワールドカップ(RWC)のちょっと前あたりから)はラグビーの試合を見るほうが楽しみですね。選手に対する知識ほかラグビーよりサッカーのほうがありますし、当然ながらコンテンツの種類・量はサッカーのほうが圧倒していますが、ラグビーもなかなか面白いスポーツだなと再認識しました。スーパーラグビーを週何試合か見ることができれば、さらにラグビーに対する造詣も深くなりますし、知識が増せば、さらに面白くなるというものです。
なかなかこのブログでラグビーについての記事を書く機会は多くはないと思いますが、しかしラグビーについては私なりにこれからもこだわって行きたいと思います。