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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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どう見てもアジア人の血が入っているように見えない

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「新・午前十時の映画祭」の映画で、「慕情」があります。香港を舞台にして、ベルギーと中国の血を引く(原作。映画では英国と中国)女医ジェニファー・ジョーンズと新聞記者ウィリアム・ホールデンとの恋愛を描いた映画ですが・・・。

ジェニファー・ジョーンズ、どうみても純粋な白人に私には見えるぞ(笑)。

ちなみにホールデンとジョーンズは、同じく「新・午前十時の映画祭」の中の1本「タワーリング・インフェルノ」でも競演しています。もっともこちらでは、ジョーンズの相手はフレッド・アステアでした。アステアは、この映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。「慕情」とは反対に、こちらではジョーンズのほうが亡くなり、ホールデンは生き残ります。

さて、007の栄えある第一作「ドクター・ノオ」(007は殺しの番号)では、悪役をジョゼフ・ワイズマンが演じています。この人も中国系の役ですが・・・。

うーん、やっぱり白人だよね、正直。

007つながりでいうと、ショーン・コネリーが「007は二度死ぬ」で日本人漁夫に扮したことがあります。うーん、やっぱり白人ですよね。これははじめから白人ですから上の話とはまた違いますが。

1960年代初めごろでは、アジア人のイメージなんてこのようなものだったのでしょう。「戦場にかける橋」のような映画ならともかく(あ、そういえばこの映画にもウィリアム・ホールデンは出演していますねえ)、ヒロインの女優やフィクションに徹した映画なら、アジア系の俳優を出す必要性がなかったのでしょう。

記事の趣旨とは違いますが、「戦場にかける橋」については、こちらで記事を書いています。興味のある方はお読みになってください。

以下参考までに。白人がご先祖にいるアジア人の方々。ブルース・リーはドイツ系の血が1/8あるとのこと。

強姦殺人で有名な大久保清は、1/4がロシア系です。彼の母親が、宿場に来たロシア人と日本人との子どもだそうです。

田中康夫はイタリア人の血が入っています。

観月ありさ にも白人の血が入っています。

では反対に、アジアン人の先祖がいる白人の人。

ピーター・バラカンは、母親がビルマ系だとのこと。日本人にはピンときにくいかもしれませんが、白人の人が見ると明らかにアジアの血を引いていることに気づくそうです。

キアヌ・リーヴスがアジアの血を受け継いでいるのはご存知の方も多いでしょう。

ジェーン・マーチもアジア系の系統をくんでいます。

ちなみにロシア人というのは、白人からみるとやはりアジアの雰囲気を感じるという話を聞いたことがあります。そういわれてみればそんな気もしますが、私は「そんな気も」しないではないという印象のみです。

あんまり書くとさしさわりがないでもないので、今日はこのあたりでやめておきます。


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