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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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ベーコンづくりにチャレンジする

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ネット仲間のshizukataさんの影響を受けたということもあるのかもですが、燻製をやってみようという気になりました。知人からチーズの燻製を定期的にいただいていまして、それがとてもおいしく、では私も作ってみようかという気になったというところもあります。

燻製というのも、今の時代本もあれば、雑誌(自宅にある「今日の料理」のバックナンバーにもつくり方を紹介する号がありました)、もちろんネットのレシピもいろいろあるので、自分の好み、かけられる手間ひまを考えて、自分の都合のいいやり方でつくればいいでしょう。

燻製というのは、温燻、熱燻、冷燻とありまして、私は完全な初心者ですので温燻からはじめることとします。それで初心者向きらしいベーコンづくりをしたいと考えます。

まず肉を入手します。豚肉のかたまりを買います。ベーコン向きの肉を頼みました。

浸ける液(ソミュール液)をつくり、それを肉に浸します。数日(私が参照したレシピでは8日間)置いておきます。適宜ひっくり返して、肉が液にしみわたるようにします。

仕上げ作業は休みに行うので、逆算して日曜日に作業ができるようにあわせて肉を浸け始めました。

同時に燻すボックスを買い求めます。いろいろなものがありますが、今回は段ボールにて燻すことにしました。最初はスーパーかホームセンターに行って、段ボールをもらう、もしくは購入しようかと思いましたが、Amazonでも燻製専用のものを売っていたので、ものぐさな私はそれを買うことにしました。私のようなものぐさでない方は、ご自分で作成してもいいでしょう。

ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス

もっと本格的には、いろいろなものが売られているし、自分で作ってもいいのですが、今回は初心者なので横着をしました、って、別に横着でもないかもしれません。

網、つるす串(2本)、フック(4個)、銀皿がついてます。これがあれば、ともかく作ることができるわけです。あと1回分のスモークウッドもあります。

もちろんこんなのはいつ買ってもいいのですが、肉を浸けないと無用の長物になりかねないので、肉を浸ければ最初の1回は使用するでしょうから、安心して購入したというところです。すぐ自宅に届きました。

さて某土曜日の夜、塩気を抜くために流水につけます。しかしこれが今回の失敗だったのですが、やや塩が多すぎて(ソミュール液の塩分が強すぎたのです)、塩辛いわけです。仕方ないから、塩水に浸けました。浸透圧で逆に塩を抜くわけです。

一応塩抜きを中止します。試食した限りでは、やや塩辛いのが否定できませんでしたが、今回はここまでと妥協したわけです。

風通しのよい日陰に干します。本来なら屋外がいいに決まっていますが、諸事情あって今回は屋内で干します。たこ糸でしばってつるしましたが、うーん、たこ糸で肉を巻きつけてしばってつるすというのは難しいなと思いました。すぐほどけます。

約4時間干して、いよいよ本番です。

スモークウッドを買い、バーナーはないのでコンロで焼き、煙を出します。もっとも実際には、買ったスモークウッドでなく、ついてきたもので間に合いました。

推定3時間半燻しました。「推定」というのは、3時間目で確認したときはそれなりに煙が出ていたのですが、4時間目のときは消えていたからです。実際には、3時間を過ぎてまもなく煙は出なくなったような気がしますが、確認できないので間をとって「半」としたわけです。

あとはフタをあけて煙を飛ばします。翌朝確認します。

どうでしょうか。まあきれいな色かなと思います。

食べてみましたら・・・。すみませーん、ベーコンが卵に隠れてしまいました。

うーん、塩辛いのですが(ていいますか、これが問題のほとんどすべてなのですが)、肉のうまみとか歯ごたえ、食感、どれも申し分ないですね。そう考えると、自家製ベーコンはほとんど塩の漬け込みと塩抜きが勝負なのかなと思います。乾かしかたも煙の燻し方ももちろん重要ですが、塩がその前提で(文字通り)いい塩梅でないといけないのだなと思いました。

ただ初めてなことを考えるとまず満足いくところかなと思います。言い出せばきりはないですが、許容の範囲でおいしいと思います。逆に私の燻製はかなり改善の余地がありますから、これからもっとおいしいものが作れそうです。そういうわけで、また先週末作ってみましてその時のほうがうまく作れました。ソミュール液も塩の抜き方も乾燥の時間も仕方も燻し方もすべてが前回よりうまくいったように思います。

私はこんなもの、全くの初心者ですが、(私にとっては)なかなかのものを作れました。読者の皆様もよろしければぜひチャレンジしてみるとよろしいのではないでしょうか。最後に、この記事を書くきっかけとなったshizukataさんに感謝を申し上げます。


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