旧聞の記事ですが。
>安倍首相「妻を犯罪者扱い」=共産追及に不快感
「妻をまるで犯罪者扱いするのは極めて不愉快だ」。学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題をめぐり、安倍晋三首相は1日の参院予算委員会で、「名誉校長」だった妻の昭恵さんと学園側の関係を追及する共産党の小池晃書記局長に、声を荒らげて不快感を表明した。
小池氏は「以前から昭恵夫人は籠池泰典理事長を知っていたのか。首相自身はいつからの知り合いで何回会っているのか」などと追及。首相は「私は公人だが、妻は私人だ。(妻が)いつ知ったかは承知していない」と答弁した。
小池氏は「すぐに分からないなら、あす、また質問するので、おうちに帰って(夫婦で)お話ししていただきたい。首相夫人だから明らかに公人だ」と引き下がらなかった。(2017/03/01-21:47)
御冗談を(笑)。安倍晋三の奥さんが私人のわけないでしょう。
安倍昭恵に5人ものスタッフが公費でついているなんて話はその最たるものですが、たまたま私が記事を書いていた件をご紹介しましょう。これなんか、安倍の奥さんが公人であることの恰好の証明です。
駐日米国大使がここまでするのはちょっと痛い気がする、あと自民党はたがが外れている(いまさらの話)>2015.6.14 21:01更新
ケネディ大使がもんぺ姿に 「コメの文化学びたい」と田植え体験、黒木瞳さんも参加 山口・下関
ケネディ駐日米大使は14日、安倍晋三首相の地元、山口県下関市を訪れ、安倍昭恵首相夫人や俳優の黒木瞳さんら約80人と田植えを体験した。
田植えは、地域おこしの一環として昭恵夫人が支援者らと4年前から毎年実施している。安倍首相が今年4月に訪米した際に、夫人が大使を誘い実現した。
大使はもんぺ姿で登場し「コメの文化を学びたい」とあいさつ。昭恵夫人から田植えの仕方を教わり、動きづらいのか途中で履いていた長靴を脱ぎ、慣れない手つきで苗を植えた。田植え機にも約30分間乗り、ハンドルを握りながら機械の仕組みを尋ねていた。
稲は10月ごろに収穫。精米するほか、福島県会津若松市で日本酒にするなどして、東京都内にある夫人の店で販売する予定だ。
記事は産経のものですが、URLはすでに削除されています。
それで上の記事をご確認ください。つまり安倍の奥さんが自分が企画した(ブレーン、スタッフが実際には企画したのかもですが、それはこの際どうでもいい話)田植えのイベントに駐日米国大使を呼んで、来てくれたわけです。
こんなこと、私人ができるわけないじゃないですか(笑)。
キャロライン・ケネディだって、べつにこれ私的な活動じゃないでしょ。日米友好の一環としてか、あるいは安倍政権との好関係のアピールか、ともかく大使としての仕事でやっているわけじゃないですか。この時安倍晋三が日本の首相でなければ、いくら安倍昭恵が元首相夫人だったってキャロライン・ケネディが来るわけがないし、安倍昭恵の側だって呼ぼうとすら思わないでしょ。その程度の社会常識はあるでしょう。
いったいぜんたい、どこの私人が、こんなイベントで、駐日米国大使に田植えなんかしてもらえるんですかねえ。馬鹿も休み休み言えとはこのことです。だいたいinti-solさんもおっしゃっている通り
>そもそも、森友学園が安倍昭恵に名誉校長を依頼したのは何故か。誰がどう考えたって、「安倍晋三の妻」だからに決まっています。安倍晋三の妻ではない一個人の安倍昭恵に、誰が名誉校長を依頼するか(そもそも、名誉校長なんて称号は聞いたこともない、というのはひとまず措くとして、ですが)という問題です。
そもそも、妻は私人だというなら、首相外遊の際にどうして妻が首相に同行し、空港での送迎やら歓迎晩餐会などに一緒に出てくるのか。あれは公私混同ではないのか、妻の分の航空運賃は自費で払っているのか?
というだけの話じゃないですか。
こんな程度の馬鹿げた話にヒステリーを起こすなんて、なにをいまさらながら安倍というのもどうしようもないやつです。
ところで産経新聞がこんな記事を出していますね。
>2017.3.7 09:30
【風を読む】幼稚園の行き過ぎ指導で「教育勅語」が迷惑している 論説委員長・石井聡
論説委員長氏がわざわざご登場ですから、やはりこの件は非常に重大だと考えているということですかね。それにしても「迷惑」なんて、よういうわですよね(笑)。産経は、15年1月での記事では、
>「夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹(きょうけん)己を持(じ)し、博愛衆に及ぼし、学を修め、業を習ひ…」。園庭に2~5歳の園児約150人の大きな声が響く。
教育勅語(正式には「教育ニ関スル勅語」)は、明治23(1890)年に発布され、第2次世界大戦前の日本政府の教育方針の根幹となった文書。なぜいま、教育勅語なのか。
「子供に学んでほしいことは何か、とつきつめたとき、その答えが明治天皇が国民に語りかけられた教育勅語にあったからです」と籠池泰典園長(61)の答えは明快だ。
あどけない幼児が大きく口をあけ、難しい言葉を朗唱する姿を初めて見た人は一様に驚き、感動する。安倍首相の昭恵夫人もそのひとりだ。
>「教育関係者と接していたとき、教師と教え子の“なあなあ言葉”での会話を聞いたり、教師のジャージー姿を目にしたりするにつけ、違和感を覚えました。根底に幼児期の『徳育』の欠如があるのでは、と感じたんです。園の先生たちと話していて、改めてその思いが強くなったんです」
そんなとき、平成7(1995)年1月、阪神大震災が起きた。
「あのときの日本人の行動には、人としての矜持があった。この矜持を育むことこそ教育。それから当園の教育の根幹を12の徳目に置き、『教育勅語』や『五箇条の御誓文』の朗唱を始めたんです」
12の徳目とは、親や先祖を大切に▽兄弟姉妹は仲良く▽夫婦はいつも仲睦まじく▽友達はお互いに信じ合い▽自分の言動をつつしみ▽広くすべての人に愛の手を差しのべ▽勉学に励み職業を身につけ▽知識を高め才能を伸ばし▽人格の向上につとめ▽広く世の人々や社会のためにつくし▽規則に従い社会の秩序を守り▽正しい勇気を持って世のため国のためにつくす--その基となっているのが「教育勅語」なのだという。
と全面肯定ですけどねえ(笑)。
> 園児らの様子を視察したこともある中山成彬元文部科学相が、ツイッターで発した感想が的確だった。
「経営者自身が勅語の精神を理解していないようだ」
いや、中山は、拙記事でもご紹介しましたが、
>日教組の影と功罪
と講演しているし、また私が
>推薦の言葉も引用してもいいのですが、むやみに記事が長くなるのでやめます。
として紹介を省略したくだりは、こちらから引用すると
>中山成彬先生 衆議院議員(元文部科学大臣)
「私も塚本幼稚園を訪問したときのことを鮮明に覚えています。園児の成長に合わせた、いろいろ画期的な取組に感銘をうけました。子供たちが暗唱した教育勅語やその他の名文は子供たちの成長につれ、人生の祈り節に子供たちの良き同伴者として励まし続けていくことでしょう。幼児の頃の頭の柔らかい時に、人生の道案内になるような漢詩、美しい詩歌等を覚えさせることは、とても良いことだと考えます。
なんですけどねえ(笑)。心にもないことを語る嘘つきか、形勢が悪いとみての逃げかはともかく、救いのない馬鹿でクズです(笑)。どうしようもないとはこのことです。
また隣の米長の講演の題目もひどいよねえ。「歴史と伝統、そして幸せの原点は家庭にあり」って、てめえ外に女作って夜な夜な遊び歩いていたじゃねえかよ!!!
もちろんこんな人間を東京都教育委員なんかにする連中の見識の問題ですが。乙武洋匡みたいに、女関係にだらしない人間を教育委員にする趣味でもあるんですかね、東京都って。報道される前はあまり女性関係を知られていなかった乙武はともかく、米長の女遊びなんて有名な話です。
いやー、毎日いろんなネタがありますね。拙ブログのアクセスは上がるし、これも悪いことではありません。inti-solさんの引用した記事と、bogus-simotukareさんの記事を参考・参照しました。感謝を申し上げます。