コメント欄で凡太郎さんからお話があったように、砂川啓介が亡くなりましたね。
7/18(火) 12:25配信 スポニチアネックス
俳優の砂川啓介(さがわ・けいすけ、本名山下啓一=やました・けいいち)さんが11日午前4時10分、尿管がんのため東京都港区の病院で死去した。80歳。東京都出身。砂川さんは「ドラえもん」の声で知られる大山のぶ代(83)の夫。葬儀・告別式は、砂川さんの遺志により近親者で執り行った。
大山は08年に脳梗塞を発症。その後、認知症と判明し、砂川さんは15年5月に会見を開いて大山の認知症を公表、献身的に介護を続けていた。また、自身は13年に初期の胃がんの手術を受け、さらに16年6月の講演会では同4月に尿管がんと診断されたことや、大山が老人ホームに入所したことも明らかにしていた。
15年に発売した著書で、壮絶な介護生活をつづった「娘になった妻、のぶ代へ」では、夫婦対談で「病気の君を置いて先には死ねないよ」と伝えていた砂川さん。大山を置いての無念の旅立ちとなった。
砂川さんは、高校在学中から「足摺岬」など社会派映画に出演。卒業後は舞台俳優やモダンダンスのダンサーとして活動を始めた。1961年、NHKの子ども番組「うたのえほん」で初代「体操のおにいさん」に起用されブレーク。後に「おかあさんといっしょ」に統合された同番組の看板キャラクターとして、子どもたちの人気を集めた。
テレビドラマや日本テレビ系「お昼のワイドショー」の司会などを務め活躍。64年に番組共演が縁で大山と結婚。2人は、おしどり夫婦として知られ、「カミさんはドラえもん」などの著書がある。
最近、お亡くなりになってからある程度の日数を経たのち死を公表するというパターンがありますね。そうしたほうが落ち着きますから、それもいいかもしれません。
ところで昨今の砂川という人は、タレントというより、大山のぶ代の夫で大山を介護していた人、というイメージが強かろうと思います。私も、大山の認知症についての記事を書いた時と、彼の著書を読んだ際の感想、介護施設に大山が入った際の時に記事を書かせていただきました。
大山のぶ代が認知症になったという報道を聞いて感じたこと これでは大山のぶ代の人権が保障されない ほかはともかく、その点は良かったと思う著書を読んだ際、少なくともある時期は相当介護が大変だったことがうかがわれたので、病気のために大山を施設に預けたという報道を知った際は、人ごとながら「それは良かった」と考えたくらいですが、しかし病気になって看護しきれなくなったのは仕方ないとして、その原因となった砂川氏の病気がガンですからねえ。相当これは大変だなと思っていました。そして氏が、自分は大山より先には死ねないと繰り返し書いていたことが印象に残っておりましたので、これも「大丈夫かな」と心配していたのですが、けっきょく大山さんより先にお亡くなりになりましたか・・・。病気とか寿命とかは仕方ないので、何もどうしようもないのですが、やはり砂川氏としては自分が奥さんを看取ってから亡くなりたかったというのは良く理解できますね。たぶん大山はすでに自分の夫が亡くなったということを理解できない段階かと思いますので、悲しみの感情というのがあったとしても、それは夫の死を認識したものではないでしょうから、それはそれで気の毒ではあります。彼(女)らには子どもがいないそうですから(死産と夭折)、本来砂川啓介の死をもっとも悲しむべき身内がそのような状態ではないというのは非常に気の毒です。
それにしても生死というのは思い通りには、当然ながら、いきませんね。砂川に大山の死を見取らせてあげたいのは人情ですが、こういうことは人情とかではどうにもならない。さぞ心残りだったでしょう。砂川啓介さんのご冥福を祈って、この記事を終えます。