ブルース・リーの映画「ドラゴン怒りの鉄拳」で、日本人の悪役である鈴木を演じたことで有名な橋本力氏が亡くなったとのことです。私はこちらの記事で知りました。
訃報・橋本 力さん>角川から電話があり、橋本力さんの死を知らされました。10月11日の未明に永眠、
享年83歳、肺がんだったそうです。
この記事を書いている13日午後9時50分ごろのWikipediaでは、まだこの件は反映されていません。またネットでもほとんど報道されていませんね。私は見つけることができませんでした。
橋本氏は勝新太郎の取り巻きみたいな立場で、「ドラゴン怒りの鉄拳」の出演も、勝プロに「誰が日本人俳優をよこしてくれ」と香港から依頼があり、それで橋本氏に役が回ったというわけです。ただ香港映画なので、台本もないくらいの撮影状況であり、内容もよく理解できなかったようです。もちろんこの撮影時、彼は、自分の出演した映画が世界映画史に残るような作品になるなんて予想もしなかったわけです。橋本氏のWikipediaにもけっこう詳しく書かれていますが、これはこちらの記事をもとにしています。
新装版 ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進 李小龍生誕70周年記念限定版 (映画秘宝COLLECTION 43)
リーに蹴りで吹っ飛ばされる橋本氏のスタントをつとめたのがジャッキー・チェンである、なんてのは映画雑学のイロハのイですから、読者の皆さまもご存じでしょう。つまりこの映画でのジャッキーとブルース・リーの関係は、橋本氏と勝新太郎みたいなものだったわけです。スターと取り巻きの関係ですかね。
最後の写真は2010年の橋本氏です。橋本力氏のご冥福を祈ってこの記事を終えます。なお現在13日の22時10分過ぎですが、今日はやや早めに14日分として記事を更新します。また橋本氏逝去の記事を書いてくださった先方のブログ管理人様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。