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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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「カヴァレリア・ルスカティーナ」(間奏曲)を使用した映画をあげるのならこれでしょう

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私はNHKの「らららクラシック」という番組を毎週見ています。それで、過日(11月16日)にピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスカティーナ」の間奏曲を特集するということを知って大変楽しみにしていました。私がとても好きな曲だからです。

それで番組を見ていて、この曲を使用した映画として「ゴッドファーザーPART? 」が紹介されたのを見て「おいおい」と思いました。

この曲を使った映画でしたら、やはりこの映画でしょう。

オープニングの動画をどうぞ。

Raging Bull (Opening Sequence) HD

クラシックを使用した映画はもちろん枚挙にいとまがありませんが、この映画ほどぴたりとはまった例は多くないんじゃないかな。個人的には、「2001年宇宙の旅」での「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しく青きドナウ」に匹敵すると勝手に考えています。

もちろん権利の問題があるので、スタッフとしてはこの映画を紹介したいのはやまやまだったが、それができなかったという可能性も大いにあります。真相は知りません。

 ついでながら、私が最近出席した2つの全然関係ない結婚式でBGMとしてこの曲が使われていたのですが、最近この曲を使用することがはやっているんでしょうか。いいんですかね? あんまり結婚式にふさわしい内容のオペラじゃないんですけど(苦笑)。Wikipediaの記述を借りれば、

>シチリア島のある村。復活祭の朝。トゥリッドゥはかつて美しい女ローラの恋人であったが、ローラは彼の兵役中に馬車屋のアルフィオと結婚してしまったのである。除隊後帰郷したトゥリッドゥは、いったんはローラを忘れるべく、村娘サントゥッツァ(サンタ)と婚約したが、結局は留守がちなアルフィオの目を盗んでローラと逢引を重ねる仲に戻ってしまった。これはサンタの知るところとなる。サンタは怒りのあまり、そのことをアルフィオに告げてしまう。アルフィオは激怒し復讐を誓い、サンタは事の重大な展開に後悔する。

ここで場を静めるかのように静かに間奏曲が流れる。

教会のミサが終わり、男たちはトゥリッドゥの母ルチアの酒場で乾杯する。アルフィオはトゥリッドゥの勧めた杯を断る。二人は決闘を申し合わせ、アルフィオはいったん去る。トゥリッドゥは酒に酔ったふりをしながら母に「もし自分が死んだらサンタを頼む」と歌う。トゥリッドゥが酒場を出て行きしばらくすると「トゥリッドゥさんが殺された」という女の悲鳴が2度響き、村人の驚きの声と共に、幕。

というストーリーなのですから。ね、ぜんぜん結婚式にふさわしい内容じゃないでしょ(笑)。

世の中なかなか大胆な人間がいて、いい曲だと思って「After The Love Has Gone」を結婚式で歌うとか。まあ最低限の常識はわきまえましょう。

Earth, Wind & Fire - After The Love Has Gone (From "Live In Japan")

ちなみに私が生まれて初めて買ったブルーレイのソフトがこの映画でした。同時に買ったのが「俺たちに明日はない」です。この話は以前記事を書きました。こちらについても、こんどトリヴィアをお伝えしますのでお楽しみに。


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