先日、1982年に放送されたテレビドラマについての記事を書きました。
CSで、倉本聰脚本、萩原健一主演の『君は海を見たか』を放送している(追記あり)
この記事発表時点で3回目まで放送されていますが(本日4回目放送予定)、本日はドラマの内容とは関係ないことを。
ドラマの中で、ほんと、出演者が煙草を吸っています(苦笑)。以下写真を。写真は第2回と3回からです。
まず2回目。医者の下條正巳が、診察室で面談中に煙草を吸っています。こんなの現在では考えられないですよね。
萩原健一も吸うし、
大木実も吸います。
萩原の義弟(まだ結婚はしていませんが)役の高岡健二です。そうは見えないでしょうが、高岡のほうが萩原より1歳年上です。萩原は1950年生まれで撮影当時32歳ですが、これでは11歳の子どもを持つ父親としてはやや若い年齢です。設定では、30代後半くらいなのでしょう。
3回目を。萩原は、繰り返し喫煙しています。
煙草やその灰で、時間の経過、本人の心境を表すというのは、以前はよくありました。『新幹線大爆破』のオープニングにもそんなシーンがありました。これは子どもの手術の最中、亡くなった奥さんとの想い出、奥さんが交通事故死した際の回想をしているという設定です。
柴俊夫も。
ちょっと現在その写真をお見せできませんが、『太陽にほえろ』の宣伝用写真で、石原裕次郎がくわえ煙草にピストルを持っているというものを見たことがあります。さすがにどこの国の官憲でも、くわえ煙草でピストルを持つなんてこてゃないでしょうが、しかしその写真が撮られた1970年代は、そういう姿が「かっこいい」(?)と考えられていた時代だったのでしょう。
それにしても医者が、私的な場でなく診察室で煙草を吸っているというのはほんと隔世の感がありますね。なお私は非喫煙者なので、煙草を吸うということが世間でいい顔をされなくなったのは、実はうれしく感じています。