一昨年来わりと旧大映映画（現KADOKAWA）の最盛期前から倒産寸前（ダイニチ配給時代にいたるまで）までいろいろ観ているのですが、そうすると京マチ子、山本富士子、若尾文子といった人たちの映画もたくさん観ることになります。
京はわりと個性的な風貌で、いわゆるストレートな美女とはまた違いますが、山本、若尾は古典的な美女と言っていいと思います。
それで彼女らの映画を観ていた感じたのが・・・。
タイトルにも書いたように、若尾文子なら自分の周囲にも（あたかも）ありと感じられるような美女だが、山本富士子はちょっと異次元の美女だなあということです。以下、写真の大きさに他意はありません。
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このあたりは趣味の問題だし、いや、若尾文子のほうが比較にならないくらい山本富士子より美人だと言われれば、それはこれ以上どうこう言う話ではもちろんないですが、純粋な顔だけでいえば、山本のほうが相当上だと個人的には考えます。以下は、若尾の写真。ただ彼女の写真は、ややお年を召した後の写真が多いといえば多いかな。写真の大きさに他意はない。
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ただ2人とも、これは理由はいろいろあるのでしょうが、大映を去る、あるいは倒産後は映画に出演していない（山本）、ほとんど出演していない（若尾）というのは残念ですね。日本の映画界も変わり、彼女らが活躍、主演でなくてもわき役で光れるという時代ではなくなったというような構造的な問題もあるし、また山本のようにトラブルで去った人間は、ある意味精神的なけじめみたいなこともあるのでしょう。それは仕方ないことですが、特に山本の場合、わき役への移行が難しかったという側面もあるのでしょうね。
お2人とも80をとうに超えているご年齢ですが、女優はまだ引退していません。これからもまだ活躍していただけることを期待して、この記事を終えます。
