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バート・レイノルズも金には困っていたらしい

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俳優のバート・レイノルズが亡くなりました。記事を。

>「脱出」「ブギーナイツ」バート・レイノルズさん死去

2018年9月7日 15:00

[映画.com ニュース] 「脱出」「ロンゲスト・ヤード」「ブギーナイツ」などで知られる俳優バート・レイノルズさんが9月6日(現地時間)、心不全で死去した。82歳だった。

1936年に米ミシガン州ランシングで生まれたレイノルズさんは、学生時代にアメリカンフットボールの選手として活躍した後に、役者の道へと進んだ。ニューヨークで舞台経験を積み、テレビシリーズ「ガンスモーク」で注目を集めて、61年に「奇蹟の天使」で映画デビュー。ジョン・ボイトと共演した72年の映画「脱出」では、危険に身を投じる主人公の1人を演じ、その演技が高く評価されてスター俳優の仲間入りを果たした。

74年のスポーツ映画「ロンゲスト・ヤード」では、落ちぶれた元NFLの花形選手として主演し、同作はゴールデングローブ賞作品賞を受賞。97年の映画「ブギーナイツ」では、平凡な高校生(マーク・ウォールバーグ)をAV業界にスカウトするポルノ映画監督を演じて、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。その他の代表作は、カーアクション「トランザム7000」(77)、「キャノンボール」(81)、ゴールディ・ホーンと共演した「結婚しない族」(83)など。

レイノルズさんは、今年5月にクエンティン・タランティーノ監督の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)」への出演が決まり、撮影に入っていた。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが主演する同作は、69年のハリウッドを舞台に西部劇ドラマの元人気スターと、彼の長年のスタントマンが再び名声を得ようと画策する物語で、2019年7月26日全米公開を目指して製作が進められている。

(映画.com速報)

私が印象に残るレイノルズの作品は、上にも紹介のある『ロンゲスト・ヤード』ですかね。といいますか、正直あんまり彼の映画を観ていないのですが。同時期に、カトリーヌ・ドヌーヴと共演した『ハッスル』なんていう映画にも出演しています。監督は、『ロンゲスト・ヤード』と同じロバート・アルドリッチです。

それで、彼のWikipediaの記述を読んでいて、ちょっと「おや」と思ったことが。

>1980年代後半から人気低迷、離婚、自己破産と不幸が相次いだ。1988年に女優のロニ・アンダーソンと結婚し、養子を1人取っているが1993年に離婚し、翌年フロリダの豪邸[3]が120万ドルのローン未払いにより差し押さえになり、2011年の段階でローン会社から訴訟を起こされている。

脚注の数字は削除しました。日本では、彼の人気はそこまで高いものではなかったでしょうが、米国ではひところは最高レベルの人気があったはずで、少なくともそんなに金がなかったはずはないですが、しかしどうも金がなかったようです。よほどひどい金の使い方をしたのでしょう。こちらの記事によりますと・・・

>バート・レイノルズ、ローン会社からフロリダの邸宅の立ち退きを要求される

2011年8月20日 17時08分

 映画『ブギーナイツ』などで知られるベテラン俳優、バート・レイノルズが、長年暮らしたフロリダの自宅から出て行くよう、ローン会社から訴訟を起こされている。

 サウス・フロリダ・サン・センティネル紙によると、訴訟はローン会社メリル・リンチが起こしたもの。バートは150万ドル(約1億1,500万円)のローンを2019年までに支払う予定だったというが、2010年9月からローンの支払いがされておらず、メリル・リンチには今も120万ドル(約9,200万円)の未返済金があるという。2009年には一度、この邸宅を売りに出したこともあるが、240万ドル(約1億8,000万円)ほどの価値に対して890万ドル(約6億8,000万円)という高い価格を希望したこともあって売却には至らなかった。

 バートは、1993年に女優の妻ロニ・アンダーソンと離婚。1年後の1994年、この家の抵当権の受け戻し権利が消失し、自己破産をした経験もある。2010年には心臓のバイパス手術を受けており、華やかなキャリアとは裏腹に波乱の私生活。今回の件に関しては、バートもバートのマネージャーもコメントを出していない。(竹内エミコ)

だそうです。

>2009年には一度、この邸宅を売りに出したこともあるが、240万ドル(約1億8,000万円)ほどの価値に対して890万ドル(約6億8,000万円)という高い価格を希望したこともあって売却には至らなかった。

なんて、どんだけ非常識な価格希望なのよと思いますが、金を本当にもらっていた時代の金は、つまらん散財をしてしまったのでしょうね。以下の記事を参照してください。

「自分は例外だ」なんて考えないほうがいいのかもしれない(米国スポーツ選手の浪費と困窮について)

ケーリー・グラント先生(なぜ「先生」としているかは、上の記事を参照)のように、

>スターでありながら大変な倹約家で、レストランではなく撮影所内の食堂で食事をした。また、撮影でホテル住まいになると、会社が用意した高級ホテルをキャンセルし、格下の普通ランクのホテルに滞在。その宿泊料の差額を正確に要求した。

なんてことまでしろとはいいませんが、やはりばかげた金の使いたかたとしていたら、バート・レイノルズであろうがホイットニー・ヒューストンであろうが、はたまた夕張の保険金殺人でめでたく2人そろって絞首刑を執行された殺人犯夫婦であろうが、金なんてものはなくなってしまうのです。

かなり辛口の記事になりましたが、バート・レイノルズさんのご冥福を祈ってこの記事を終えます。写真は、今年3月のトークショーにて。


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