スポーツというカテゴリーもどうかと思いますが、一応このカテゴリーで。ちょっと前の報道より。
>心不全で意識不明、激やせ、記憶障害の元横綱・曙を元ライバルの花田虎上が見舞った
2018年9月28日11時0分 スポーツ報知
元横綱・貴乃花の貴乃花親方(46)の退職騒動の裏で、元ライバルが壮絶なリハビリを続けている。元横綱でプロレスラーの曙(49)は昨年4月に、心不全で意識不明の重体となり、緊急入院。病気の影響で210キロあった体重は、140キロまで減少し、さらに、記憶障害で、会話もおぼつかない状態に。
貴乃花の兄でもある元横綱・3代目若乃花のタレント・花田虎上(47)が、リハビリ中の曙の見舞いに訪れた。
その模様をTBSが独占密着した。28日放送のTBS系「今夜解禁!ザ・因縁」(後8時57分)で放送される。「独占・初公開!最強の横綱・曙が激変…激ヤセ・記憶喪失!? “元横綱・曙×花田虎上(元・若乃花)”最強ライバルが禁断の対面!」というサブタイトルがついている。
曙と同番組は文字通り、因縁があり、昨年3月の同番組内で、婚約破棄騒動があった元女性タレントと20年ぶりの対面を果たし、壮絶な修羅場を迎え感情をむき出しにしている。この番組で20年におよぶ確執に終止符を打つことができたが、放送から12日後に、曙は心不全で意識不明の重体になったのだった。あれから1年半、姿を見せてこなかった曙は、因縁ある番組の独占取材に応じ、番組スタッフは病室に入ることが許された。
そこに、元ライバルの花田虎上が同行し、病室を緊急訪問。大相撲時代に激闘を繰り広げた因縁ある若乃花との対面。そこで生まれる感情は…。1993年名古屋場所では、優勝決定巴戦を戦った曙、貴乃花、若乃花が、平成最後の秋に新たな局面を迎える。
(以下略)
私もこの番組は観まして、曙はベッドに寝ていてリハビリもやっとこさっとこ、息子さんの卒業式も出席するのがせいいっぱい、奥さんや奥さんの母親(曙の義母)が世話をしていましたが、奥さんや病院のスタッフなども「大将」と呼んでいました。曙は、だいたいそう呼ばれているみたいですね。
それで彼は、心臓が37分も停止していたということで、相当よろしからぬ状況のようです。が、ご当人は当然としても、奥さんは気の毒だなあと私は思いました。
かつて、曙について、このブログも何回か記事を書いています。
どうでもいい話かもしれませんが 元K-1プロデューサーの本を読んで、「どうもなあ」と思ったこと上の記事では、彼が相撲を去ってボブ・サップと戦った時の奥さんの手記を引用しました。下の記事では、プロデューサーが曙をK-1にスカウトした際の自慢話を引用して言います。上の記事の一部抜粋。
>プロレス転向の話は何度もありましたが、本当のスポーツに思えなかった。横綱になった人にやらせたくなかった。何度もケンカして、離婚の話までしたんですよ。
怖かったのは、ティーンエージャーが親から駄目、駄目と言われて反発するようにならないかでした。怒られるかもしれないけど、大将の頭の中は今でも18歳の男の子のように若いから。それにウチの奥さんが夢をつぶしたとか、オレはやりたかったのに奥さんのおかげでなにもできなかったなんて言われかねない。そんなこと聞きたくなかった。それで今回は彼に任せました。
親方で協会に残って3年間、相撲を見ていて「オレが今現役だったらみんな倒せるよな」「オレの方が強い」なんて言ってました。でもチャンスがない。「そんなに自信があればやってみたら」って言いました。彼の生活を見て、この方がいいかなと思った。彼も「自信がなかったらこの道を選ばなかった」って。
協会の給料では親方株(年寄名跡)を手に入れるのも難しかったことも関係しています。相撲には今も未練がありますね。
(略)
この2カ月、あっという間でした。でも大将が幸せですからそれでいいですよ、私は。毎日顔を合わせて、つまらなそうな顔を見るのはこっちもつらい。暗い顔は見たくない。ヒザは心配だけど、ケガしたら仕方ない。彼の選んだ道だから。私は応援するだけです。
下の記事の一部抜粋。
>「横綱、やる気があるんだったら奥さんにだけ相談して決断して下さい。相撲関係者に相談したら絶対に反対されるに決まっています。賛成する人は一人もいませんよ。反対の意見を聞きたいんだったら相撲関係者に相談して下さい」
そうしたら、
「いや、相撲関係者には相談しません。家内と相談します」と、曙は言ってくれた。やったと、心の中で僕はガッツポーズをしました。
(略)
東京のホテルに部屋を取って、祝杯のシャンパンをあらかじめ用意して、ちゃんとした契約書も用意して曙を待ちました。奥さんも呼んでもらって。曙に関しては十分脈があったので、この日はとにかく奥さん一本に絞って説得しようと思いました。
「奥さん、もう一度、横綱がスポットライトを浴びる舞台に立たせましょう。奥さんは横綱がOKなら、認めてくれる人ですよね」
「ええ・・・・・、まぁ私はこの人がよければ」
「じゃあ、新しい門出を祝して乾杯!」
ほとんど、考えさえる間を与えませんでした。
>考えさえる間を与えませんでした。
って、それ典型的な悪質商法の手口じゃんと思いますが、つまりはこのプロデューサーのやり方は、悪質商法そのものだということです。
で、奥さんは、Wikipediaから記述を借りれば、
>2000年には現夫人と結婚したが、後援会など支持団体が強く反対し、個人後援会は解散。以降資金難に苦しめられ、年寄名跡を取得できなかった。
というわけで、曙に精神的に負い目があるんでしょうね。それで、けっきょく離婚もできず、見通しの立たない曙の看病ですか。それは結婚しちゃったんだからしょうがないけど、あんまり運のいい人ではないですね。かなり不運でしょう。曙と結婚したのが不幸の始まりです。
そう考えると、前に記事を書いた野球の香川伸行なども、晩年相当暮らし向きはよくなかったようですね。
自分の肉体管理に甘い部分があったのだと思う(香川伸行)2017年に、次のような記事も出ました。
>2017年9月15日
ドカベン香川さん、携帯電話持ったまま亡くなっていた…妻に衝撃与えた通話とは
11年、プロ野球OB球宴に出場した香川伸行さん
プロ野球の南海・ダイエーで活躍し、「ドカベン」の愛称で親しまれた香川伸行さんの家族が15日放送のTBS「爆報!THE フライデー」(金曜後7・00)に出演。14年に52歳の若さで死去した香川さんは、携帯電話を持ったまま自室で孤独死していたことが明らかになった。
1989年の現役引退後、野球評論家として活動していた香川さん。離婚経験のある香川さんは2001年、バツイチだった弘美さんと結婚。子宝にも恵まれ、互いの連れ子も合わせて6人家族となった。
妻・弘美さんは結婚後に香川さんの糖尿病を知り、食事を節制するように促したが、支持者との会食など目が行き届かない場所では管理ができず、気がつけば現役時代110キロだった体重は138キロに。身体にも不調をきたすようになるが「なるようにしかならへん」と病院通いを拒んだ。
香川さんは楽観的な性格だったが結婚7年後、最悪の事態を招く。07年、糖尿病が影響し腎不全に。身体障害者1級となり、人工透析を一生続ける生活を余儀なくされた。定職に就いて仕事するのが困難となるも、子どもたちはまだ学生。経済的な問題が弘美さんに重くのしかかった。
長男は学費が支払えず大学を中退。弘美さんの連れ子だった長女は香川さんに馴染めず猛反発。さらに次女と三女が不登校になってしまう。中学教師の弘美さんにとって、あってはならないことだった。“なんでこんなことに…”と嘆くも、香川さんは「学校に行きたくないなら、ええんちゃうか」とサラリ。子どものピンチにも楽観的な夫が許せず、思わず怒りを爆発させてしまう。
家族がバラバラになる前に、正常な家族に戻りたいと思った弘美さんは、中学教師を辞めてパート勤務に。生活が苦しくなるのを覚悟の上で家族の時間を優先させた。だが14年9月26日、夫婦に最後の日が突然訪れる。この日、弘美さんは介護ヘルパーのパートに出掛け、香川さんは人工透析から帰宅し自室で一人過ごしていた。弘美さんが仕事を終えると携帯電話に着信が。帰宅した娘からで「パパが動かん…。声掛けても返事せん…」と香川さんの異常を知らせる電話だった。
駆けつけた弘美さんが見たのは部屋で倒れていた夫の姿。このとき急性心筋梗塞を発症していて、救急搬送されるも既に息を引き取っていた。
孤独な旅立ちとなった香川さん。発見された時には携帯電話を手にしていたが、通話履歴を見て弘美さんも知らなかった事実が判明する。香川さんは死ぬまでの1、2時間の間に知り合いにに電話を掛け続け、仕事を探していたのだ。関係者によると、亡くなる数カ月前から必死に職探しをしていて、その努力は実を結び始めていたという。
天国に旅立って3年。家族にも変化が起こり、次女は自ら通信制の高校に通いはじめ、三女も高校受験を目指し勉強に励むようになる。長女はパティシエとして働き、長男は社会人として自立。弘美さん自身も仕事を楽しめるようになったという。弘美さんは、香川さんの口癖「なるようにしかならへん。ええんちゃうか」は“周りに惑わされる必要はない”という意味だったのではと捉えるようになり、今は前を向いて頑張れるようになったと、心の中の夫に感謝した。
記事には書かれていませんが、香川は破産もしたし、そうとう家族にも迷惑をかけたようです。香川がどうして節制をしなかったか不明ですが、たぶん彼は、食べることに依存していたんでしょうね。そういう点でも彼は、医者に通って無理やりでも節制しなければいけなかったのでしょうが、彼はそういう人間でなかったのでしょう。
で、3番目の奥さんが、どうして香川と結婚したのかは定かでありませんが、正直彼女もかなり自分の結婚を後悔したこともあったでしょうね。しなかったらうそでしょう。まあこういうことを言い出せば、私が何回も記事にしている福岡の江口家だって、酒乱でDVの夫と奥さんが結婚したから、子どもたちもふくめて相当ひどい目にあったのは明々白々です。
いくらなんでも そういう話じゃないだろもっとも江口家の場合は、ひどい目にあった奥さんがガンで早逝してしまったのですから、事態はもっと悪いですが。
いずれにせよ結婚というのは、やはり人を選んだほうがいいと考えて、この記事を終えます。