本日は、情報です。12月24日、横浜で下の映画が上映されます。サイトはこちら。
>24日 12月 2018
第52回上映会 「孤獨の人」
第52回上映会 2018年12月24日(月・祝)
横浜市南公会堂 作品『孤獨の人』
津川雅彦さん追悼上映
果たして皇太子は孤獨の人だろうか!
全国を沸かせた問題小説を豪華キャストで描く異色巨編!!(公開当時のコピー)
「銀ブラ事件」を中心に皇太子の日常を描いた日本版『ローマの休日』
孤獨の人
©日活
講演!!! 幻の日活映画『孤獨の人』をめぐる話
講師:高崎俊夫さん(映画評論家)
デジタル(DVD)化 初上映!!
1957年 / 日本映画 / モノクロ / 82分 / DVD上映
津川雅彦 黒沢光郎 小林旭 芦川いづみ 秋津礼二 青山恭二 安部徹
月丘夢路 芦田伸介 大坂志郎 中川晴彦 澤村國太郎 坂東好太郎
監督:西河克己 原作:藤島泰輔 脚本:中沢信 撮影:高村倉太郎
[日時]2018年12月24日(月・祝)
上映(1回のみ上映) 13:30 ~ (13:00開場)
講演 15:00 ~ 16:00
[会場]横浜市南公会堂 (南区総合庁舎内3階) (ご注意:いつもと会場が異なります)
(市営地下鉄「阪東橋」駅 徒歩約8分 京浜急行「黄金町」駅 徒歩約14分)
[入場料]前売1,000円/当日1,300円
障がい者:1,000円 (介助者1名無料)
[ゆうちょ振込による前売り購入]
12月20日(木)迄、ゆうちょ口座にて前売りを受付いたします。
前売り料金(1,000円)を以下の口座へご入金ください。
チケットは、当日受付にてお渡しいたします。
ゆうちよ銀行総合口座 記号 10200 番号 22932931
加入者名:ヨコハマキネマクラブ
[チケットぴあ](Pコード:558-926)
チケットぴあ
「セブン-イレブン」「サークルK・サンクス」でチケットの発券ができます。
購入は12月23日(日)迄となります。
[Peatix(ピーティックス)]でもチケットが購入できます
イベント名:横浜キネマ倶楽部 第52回上映会『孤獨の人』
イベントコード:439084
[プレイガイド]
有隣堂伊勢佐木町本店 TEL 045-261-1231
高橋書店(元町) TEL 045-664-7371
いづみ書房 TEL 045-241-1104
シネマジャック&ベティ(黄金町) TEL 045-243-9800
横浜シネマリン TEL 045-341-3180
チケットぴあ ちけっとぽーと横浜店(ポルタ) TEL 03-5561-7714
[後援]横浜市教育委員会
[主催・問合せ]横浜キネマ倶楽部 080-8118-8502 (10~18時)
【作品紹介】
『孤獨の人』
©日活
【解説】
“皇太子殿下(今上天皇)に青春を”と数々の話題を捲き起した藤島泰輔原作『孤獨の人』の映画化で中沢信が脚色、『しあわせはどこに』の西河克己が監督する文芸篇。撮影は『飢える魂』の高村倉太郎。皇太子殿下には全国の応募者から選ばれた黒沢光郎が扮し、8月4日に78歳で亡くなられた津川雅彦(映画公開時の年齢は17歳!)、小林旭、芦川いづみ、月丘夢路、芦田伸介などが顔を揃える。
『孤獨の人』
©日活
【物語】
皇太子(黒沢光郎)が籍を置く学習院高等科三年は特殊な学年だ。千谷吉彦(津川雅彦)は、殿下を勢力争いや虚栄の道具としか考えない殿下の学友たちを軽蔑し、反発していた。吉彦の親友・岩瀬徹(小林旭)は殿下の学友の中では毛色の変ったバンカラ派で、吉彦と同じように殿下をなんとか人間らしい皇太子に戻そうと考えていた。殿下が悲しい人物のように思えてならなかったのだ。吉彦と岩瀬は、こういう空気に反発するかのように自由に振舞った。叔父と別れた叔母にあたる朋子(月丘夢路)と交際していた吉彦は、その関係を両親に叱責されればされるほど、反抗した。岩瀬にも恋人(芦川いづみ)がいたが、彼は恋人については語らなかった。修学旅行が奈良に決まると、新聞はそれを報じ、通過駅では日の丸の波と万歳三唱が彼等を迎えた。殿下からの信任の厚い京極(青山恭二)や舟山(秋津礼二)たちが、殿下の傍で新聞社のフラッシュを浴びている姿も、吉彦と岩瀬には鼻持ちならない。京極らが殿下を囲んでトランプをしていたある夜、トランプの間から落ちた一枚の写真に殿下は眼をとめた。皇太子と鳥羽頼子が御一緒の写真だった。ある日、岩瀬と吉彦は乗馬で遠乗りを企て、殿下と鳥羽頼子とを会わせようと試みた。殿下からの招きと聞いた鳥羽頼子は、承諾した。吉彦は、徳大寺侍従に殿下の遠乗りを許可するよう迫るが…。
本作に皇太子のご学友・舟山役で学習院大学在学中に出演した三谷礼二(芸名:秋津礼二)は、映画出演が理由で退学処分を受け、その後、日活に入社。『幕末太陽傳』『青春の冒険』などに出演し、日活退社後は海外での数多い劇場体験を経て、同46年、東京室内歌劇場でオペラ演出家としてデビュー。
49年の『お蝶夫人』は、独創的な演出が大反響を巻き起こし、「日本一の演出家」と絶賛された。
12月24日に観る映画じゃねえという気はしますし、世間一般でいう「名作」とかでもないと思いますが、この年末が、現在の人が天皇である最後の年末ということもあり、社会勉強とかの意味合いで観ても面白そうです。
ところでどうでもいい話ですが、『ローマの休日』の元ネタは、エリザベス女王が第二次世界大戦の勝利の日に、まぎれて外に出たエピソードです。映画と違い、実際のほうは(当然)王の許しを得ているのですが。なお、読者の皆さまはだいたいご想像がついているでしょうけど、私はあんまりオードリー・ヘプバーンも『ローマの休日』も好きではありません。男が女をだます映画じゃないか、っていう気がします(苦笑)。
あ、これもどうでもいい話ですが、私は現皇太子、次の天皇は、1メートルくらいのところで見たことがあります。