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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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「トンデモ」を批判、批評していた人が、おもいっきりトンデモになる(トンデモだった)というのもなんともむなしいものはある

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前にこんな記事を書きました。

「と学会」の会長だった山本弘が、脳梗塞になり長期入院をしていたとのこと

で、その関係で、私が「どうもなあ」と思ったことを。つまり山本弘が書いている闘病記の一節

>甘いものが昔から好きだ。医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。何にせよ、いきなり破滅的な影響が出るとは考えにくい。

 それに僕は酒も煙草もやらない。信じられないほど健康な人間のはずなのだ。僕より不健康な暮らしをしている人間はいくらでもいる。

上の段落の文章と下の段落の文章が全然対応していないじゃないですか(苦笑)。

>医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。

他人より何倍も血糖値が高かったら大変ですが、高血糖のための薬を飲んでいて、

>信じられないほど健康な人間のはず

もないでしょう(笑、いや、笑っちゃいかんか)。

いや、まだ脳梗塞になっていないのなら別にいいけど、ご当人なっちゃって、何か月かの入院を余儀なくされたんですからねえ。相当やばい状態じゃないですかね。

つまりは山本は、現段階論理的な思考とかができない状態なのでしょう。病気なのだからそれは仕方ないですが、でも「トンデモ」を批判したり批評したり、自分の頭の良さにかなりの自負を持っていたらしい人間がこういうことを書くようになっては、前途は相当暗いですね。非常に厳しいと思います。

それで山本は、こんなことも書いています

>先日、毎月買っていた『日経サイエンス』を妻に「もう買わなくていい」と頼んだ。習慣のように毎号買っていたのは、まだ読めなくても、毎号読んでいれば、いつか知能が元通りになったら読めるんじゃないかと思っていたのだ。

 僕の知能指数は、たぶん普段より10か20は下がっている。

 待っていてもそう簡単に元には戻らない。知能が回復するにしても、たぶん何年も先のことだろう。

(中略)

今の僕は理学療法、作業療法、言語療法の三人の療法士さんに週一回のペースでかかっている。僕の知能の低下を心配して、「いずれ脳の機能は戻ってきますよ」と励ましてくれる人もいる。

 だが「いずれ」というのがいつのことなのか。もしかして何年も先ということもありうる。

  少し前に、娘に「大学の卒論を読んでほしい」と頼まれた。娘は大学でコンピュータを研究している。当然、卒論の内容もコンピュータのソフトウェアに関する専門的なものだった。

 すまん。パパにはもう、お前の卒論を読んでやることもできないんだ。

  今の僕の心理をたとえるなら、『アルジャーノンに花束を』の主人公チャーリー・ゴードンの心理だろうか。特にラスト近くの。

ご当人も相当苦しんでいるのがわかりますね。他人は何もできませんので、ここはぜひリハビリほかがうまくいくことを祈るばかりです。

で、その山本とトラブルを起こした(こちらのツイート参照)、やはり元「と学会」のメンバーである唐沢俊一氏も、相当末期的な状況のようです。これは、彼が投降したツイートです。すぐ削除したようですが、スクリーンショットを取られていました。こちらを。

唐沢氏もライターとしては、不徳の致すところというやつで、昨今ほとんど仕事がなく、演劇ユニットなどをやっているようですが、こんなものをツイートするくらい金がないんですかねえ。すべて冗談ならまだいいですが、でもたぶんそういうことでもないでしょうしね。

ただ唐沢氏は、自著の中でこんなことを書いたりして、ややライターとしての根本的な心構えという次元で問題があるかという気がします。トンデモ一行知識の逆襲 (ちくま文庫) より。

> しかし、間違いを間違いだからといって無下に排斥するのは人間の文化を貧しいものにしてしまう。事実、などというのは世界中の人間のうち数パーセントが知っていればいいことではないか?

 火食い鳥は火を食べ、ヒマワリは太陽に常に顔を向け、妊婦のおなかの右側(左側だったか?)を蹴飛ばす子は男の子。そう国民の大半が信じていたからって、日本社会はどうってことないのである。そっちの方が夢があってよろしい。

それ全然話の次元が違うじゃん(夢とデタラメを信じるっことて、関係ないじゃん)と思いますが、彼は、「と学会」なんてところにいて、それで「トンデモ本」に対して散々偉そうなことをほざきまくっていたわけで、そういう人物がこういうこと書くかよです。書くのが唐沢氏なのでしょうが、けっきょく彼は、パクリ問題とかにまともな対応ができず、現在ライター稼業はほぼ廃業状態です。彼のガセやパクリには、いくつかのサイトがいろいろ研究をしているくらいです。

上の引用は、自著の間違いに対する抗弁ですが、こういうことを書く野郎はまったくもって信用できないとしか言いようがないですね。これじゃあライターとして仕事がなくなるのも仕方ない。

世の中そんなもんだとは思いますが、あまりにむなしいですね。いろんな意味で困ったものです。


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