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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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『殺しのドレス』の4Kレストア番のブルーレイが発売される

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これはもう常に様々なヴァージョンのソフトが発売されていますが、これも伝説的な名画というべきでしょう、ブライアン・デ・パルマ監督の『殺しのドレス 』が、4Kレストア版で発売されます。2月2日発売とのこと。

殺しのドレス ―4Kレストア版― [Blu-ray]

内容も、非常に有名な映画ですから、たぶん読者の皆さまもご存知の方が多いでしょうし、知らなくてもだいたいストーリーは読めますが(もうこれは、ブライアン・デ・パルマ自身「わかるだろ!?」ていうところでしょう)、一応Amazonに掲載されている紹介を。

>美女に迫る謎の剃刀殺人鬼! 

恐怖とエロスが融合した映像派デ・パルマの頂点!

●HDリマスタリング1080pによる高画質ワイドスクリーン版!
●DVD版に加え、2種類の日本語吹替音声(TBS「月曜ロードショー」版/テレビ朝日「日曜洋画劇場」版)を初収録! ※TV版はDVD未収録
※TV版吹替音声は、一部音源の無い部分がオリジナル音声・日本語字幕となります。
●初公開を含むファン垂涎の貴重な特典映像満載!

サスペンス映画の巨匠ブライアン・デ・パルマが、名作『サイコ』をモチーフに撮りあげた傑作ミステリー。美術館での誘惑ゲームを追う眩暈のごときカメラワーク、十八番のスローモーションを駆使した華麗なる映像テクニック――絶頂期のデ・パルマが、主演にイギリスの名優マイケル・ケイン、ハリウッドの姉御女優アンジー・ディキンソン、当時の愛妻ナンシー・アレンを配し、恐怖とエロスを融合させ、まばゆいセンスで紡ぎあげた渾身の一作である。

ストーリー
性的な欲求不満を抱えた人妻のケイト(A・ディキンソン)は、精神分析医エリオット(M・ケイン)の診察を受けた後、昼下がりの美術館で見知らぬ男に誘惑され、初めての浮気に酔う。だが、男の部屋を出た彼女は、エレベーターでサングラスをかけた謎の女に襲われ、全身を鋭利な剃刀でズタズタに切り刻まれてしまう。血の惨劇を目撃した娼婦のリズ(N・アレン)は、ケイトの息子ピーター(K・ゴードン)と共に犯人探しに乗り出し、謎の女はエリオットの患者ではないかと推理するが……。

キャスト
マイケル・ケイン(『探偵<スルース>』)
アンジー・ディキンソン(『リオ・ブラボー』)
ナンシー・アレン(『ミッドナイトクロス』)
キース・ゴードン(『オール・ザット・ジャズ』)
デニス・フランツ(『ミッドナイトクロス』)
デヴィッド・マーグリーズ(『ゴーストバスターズ』)
<吹替キャスト>※DVD版/TBS版/テレビ朝日版
エリオット(マイケル・ケイン):銀河万丈/金内吉男/羽佐間道夫
リズ(ナンシー・アレン):日野由利加/小宮和枝/高島雅羅
ケイト(アンジー・ディキンソン):寺内よりえ/武藤礼子/沢田敏子
ピーター(キース・ゴードン):結城比呂(現:優希比呂)/三ツ矢雄二/塩屋 翼
マリーノ刑事(デニス・フランツ):星野充昭/飯塚昭三/池田 勝

スタッフ
監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ(『ミッドナイトクロス』『フューリー』『キャリー』)
製作:ジョージ・リットー(『ミッドナイトクロス』)
製作総指揮:フレッド・カルーソ(『ブルーベルベット』)
撮影:ラルフ・ボード(『告発の行方』)
編集:ジェラルド・B・グリーンバーグ(『サブウェイ・パニック』)
美術:ゲイリー・ウィースト(『悪魔のシスター』)
音楽:ピノ・ドナッジオ(『ミッドナイトクロス』)

特典
【特典映像】
●ジョージ・リットー<製作>インタビュー※DVD未収録
●アンジー・ディキンソン<女優>インタビュー※DVD未収録
●ナンシー・アレン<女優>インタビュー※DVD未収録
●キース・ゴードン<俳優>インタビュー※DVD未収録
●メイキング・オブ・『殺しのドレス』
●キース・ゴードン<俳優>による『殺しのドレス』へのオマージュ
●無修正版と修正版の映像比較
●『殺しのドレス』の切り口
●『殺しのドレス』とニューヨーク
●フォトギャラリー
●劇場予告編

特典映像もすごいですが、これは私にとってはですけど、日本語版の吹替が3種類収録されているのがうれしいですね。小宮和枝ナンシー・アレンや、武藤礼子アンジー・ディキンソンなんかぜひ聞いてみたいですね。あるいは昔、聞いたことがあったかな? 上の2人の音声が収録されている83年のTBS版のほうが、91年のテレビ朝日版より、やはり吹替黄金時代ですから、より充実しているように思います。

それで、

>無修正版と修正版の映像比較

とありますが、これはシャワーシーンでの下腹部のアップの長さや、惨殺シーンの残虐さなどの模様です。なお、しばらくぶりにこのブログが好きな、『映画の出演者が「あの人だったら・・・」と想像するのは、最高の楽しみかも』をやりますと、アンジー・ディキンソンの役は、リヴ・ウルマンが念頭に置かれ(しかし彼女が拒否)、マイケル・ケインの前には、ショーン・コネリーにオファーがあったとのこと。コネリーよりは、ケインのほうがよかったかな? 興行的な問題はさておき。

さて、この映画の話題となったシャワーシーンは、実はというか当然というか、アンジー・ディキンソンが演じているわけでなくボディ・ダブルです。演じたのは、『ペントハウス』のモデルだったヴィクトリア・リン・ジョンソンという人です。彼女は、ヘアを染めて撮影に臨んだとか(この映画のIMDbのトリヴィアより)。

従って、上のようなシーンはボディ・ダブルの人です。ヴィクトリア・リン・ジョンソンの顔は下のようなものの模様。

美人ではありますね。

いずれにせよ、4Kなら、彼女の肌やヘアはもちろん、惨殺シーンにいたるまでより生々しく観られるわけで、それはその種のものが大好きな私(前半だけだろ、なんて正しいことは言わないようにね)にとっては、ぜひ細かく拝見したいというものです。

というわけで、ソフトの発売を楽しみに待ちましょう。


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