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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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安倍晋三のブレーンであり改憲を絶対支持する組織のトップであり最高幹部である人物が、このような危険な人間であることは知っておいた方がいいと思う

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世の中これはなかなか非常識ですさまじいと思うことがあります。このような記事はいかがでしょうか。「国家基本問題研究所」の「今週の提言」なる連載の記事です。

>【第590回】皇室フィーバーだけでは嗤いものに

田久保忠衛 / 2019.05.07 (火)

国基研副理事長 田久保忠衛

 「令和」の意味について講釈はまだ続いているが、それは専門家に任せよう。指摘したいのは2点だ。一つは、異常なほどの皇室フィーバーが生まれながら、日本の国柄は何かという真面目な議論がなされていない。二つは、NHKの報道にそれとなく登場する「反戦平和」のイデオロギーの存在だ。

(中略)

 NHKの報道で何度も奇妙な印象を抱いたのは、小学校1~2年生の子供がマイクを向けられ、「より平和な時代になってほしい」とあどけない顔で語っていたことだ。この子は本当に戦争を知っているわけではないのに、何故「平和」を希望するのか。
 新しい元号の時代に何を望むかとのNHKのアンケートで、最も多かった回答は「平和でした」というニュースに込められているのは、「反戦平和」の思想だ。小学生が平和を口にするのは不自然である。大々的な報道で反戦平和のムードが広がると、憲法改正を唱えたり、安全保障の必要を説いたりする人や集団は「好戦」勢力と見なされかねない。事実は正反対だろう。

 ●「反戦」思想から脱皮せよ
 われわれは中国の巨大な政治的野心と向かい合っている。「一帯一路」構想に代表される野望の波はアジア、中東、欧州にとどまらず、トンガ、フィジー、ソロモン諸島など太平洋諸国にも押し寄せている。日本の中にも、わざわざ北京に詣で、「一帯一路には日本の出入り口として沖縄を活用してほしい」と要請した知事もいる。話にならない。

(後略)

あまりのひどさに絶句しますね。NHKの報道に、こんなことでこのような因縁をつけててどうするのか。そもそも

>小学校1~2年生の子供

にどういうことを答えてほしいのか。田久保の満足するような答えをする子どもがいるとも思いませんが、いたとしてそんな子どもの発言を、NHKが放送するとも考えているのか。bogus-simotukareさんがお書きになっているように、

>「正義のためなら戦争してもいい。正義のためなら戦争で死ぬことを何ら恐れない」と語ってほしいのか。

というところでしょうか。田久保もそのあたりは、自分の意見をストレートに書いたらやばいと考えるくらいの常識はあるようで、あからさまには書いていませんが、田久保の満足するような答えをする小学生がいたら、そっちのほうがよっぽど

>不自然である

ということになるでしょう。それこそお話にもなりません。だいたいこんなこと書いたら、彼の本来の目的であろう改憲にも、マイナスじゃないですかね。

>新しい元号の時代に何を望むかとのNHKのアンケートで、最も多かった回答は「平和」というニュースに込められているのは、「反戦平和」の思想だ。小学生が平和を口にするのは不自然である。

なんて書いたら、改憲派の人間だって、さすがにまともな人間だったらいい顔をしないでしょう。田久保さんよく言った、なんて考えてくれる人が、そうそうたくさんいるとも思えないんですが。たいていの人間は、嫌悪感は感じても、賛同はしないんじゃないんですかね。ていうか安倍晋三の改憲戦略にだって本来迷惑でしょ、これ。安倍だって、平和をそんなに否定することを発言はしていない。でも、安倍は田久保に向かって「田久保先生、あの文章はちょっと困ります」なんて言っているんですかね。私の勝手な想像ですとたぶん言っていないんじゃないかなと思います。わかりませんけどね。それにしても

>大々的な報道で反戦平和のムードが広がると、憲法改正を唱えたり、安全保障の必要を説いたりする人や集団は「好戦」勢力と見なされかねない。事実は正反対だろう。

というのは、田久保の本音がよく出ていて語るに落ちています(苦笑)。

ここで、この文章を読んでいる安倍シンパが、「いや、安倍さんは、田久保にちゃんとそういうことは申し入れているんじゃないか」って考えたとしたら、その人はやはりこの田久保の発言は、いいとは言えないと考えている可能性が強いですよね。安倍さんは田久保に申し入れをした、しかし田久保の考えは妥当である、という論理展開もありですが、そういう人は安倍シンパには多くはないでしょう。もちろんここで田久保の発言は全く正しいし、安倍が田久保にこの件で苦言を呈するなんてことはあり得ないと考える人もいるでしょうが、しかし私の見たところ、そのような人間の絶対数はそんなに多くないのではと考えます。

それにしても「反戦平和」を否定するとは、田久保はそんなことは構わないし、安倍も黙認している可能性が高い。まあこういう言葉を書くのはよくありませんが、精神的にまともじゃないとしか思えませんね。「反戦平和」を否定するんだから、上にも書いたように田久保はよっぽど日本が戦争することを望んでいるのでしょう。そして自分の発言が、改憲に役立つと考えているんでしょうね、きっと。実に非常識ですが、そういう人間が単なる極右なら知ったことではありませんが、現首相の以前からの有力ブレーンであり、いろいろな点で安倍晋三から裏切られても(北方領土の二島返還、靖国神社への不参拝、河野談話撤回の不実行など)、安倍の首相辞任の日まで安倍を絶対支持する所存である人物であり、日本会議とか国家基本問題研究所といった安倍を絶対支持する組織のトップだったり最高幹部だったりしているのではあまり笑ってばかりもいられません。

それで最後の中国との関係ですが、田久保が絶対支持している安倍晋三が、昨今中国との関係改善に力を尽くし、秋には中国国家主席を国賓待遇で迎えるのではという観測もありますが? 知事とか自民党幹事長が中国訪問することは非難の種でも、安倍については見ざる聞かざる言わざるですかね。こういった態度は田久保ばかりでなく、櫻井よしこや福島香織その他にも共通します。こんなクズ連中のほざく「改憲」「安保」なんて、一切信用できませんね。

いずれにせよ日本会議とか国家基本問題研究所などの極右組織、そのトップである田久保や櫻井よしこといった連中は非常に危険でやばい人間だということです。政治的な点だけでなく、たぶん精神状態もきわめてよろしくない。

本日の記事は、bogus-simotukareさんの、上に引用した記事を参考にしました。感謝を申し上げます。


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