今年のの十連休は、ザ よこはまパレードに行ったのと北海道に行く以外には仕事をしたり家でじっとしていたので、5月2日以前は、あまり特筆することがなかったのですが、唯一4月30日、映画でも見に行くかと思い、池袋と銀座に行きました。池袋では文芸坐に行き、フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく 』と『恋のエチュード』の2本立てを観て、そのあとベトナム料理を食べて銀座に行き、ジャン=リュック・ゴダールの『イメージの本』を観ました。ヌーヴェルヴァーグの映画監督の作品を連続して観たのは単なる偶然です。ゴダールの映画が、私が今年4月に観た最後の映画になりましたから、必然的に私が元号「平成」の最後に観た映画は、『イメージの本』になります。私は「元号」というものは、徹底拒否している人間なので、そんなことはどうでもいいのですが、いちおう書いておきます。
それで、池袋の映画館で、私が観た光景。
映画が終わり、ぞろぞろ観客が移動している時、ある老女がこれまた老人(男性)に、後ろの席から次のように言いました。
老女「これ(荷物)、そこの椅子においてくれませんか?」
老人「あ、すみません、私そういうことできません!」
老女「これ、そこの(以下省略)」
老人「できません!」
あと数回、似たような問答が繰り広げられました。が、どうやら老人は最終的に断ったようです。
老女は、より見やすい席を望んで老人に席をとってくれと頼んだのでしょうが、老人はそういうことはできないと考えたのでしょう。そういうことをしてあらぬトラブルが起きてもしょうがないので、その態度は妥当なのかなと思います。
ちょっと話は違いますが、ここで突然思い出したことがあります。以前大宮駅から埼京線に乗って新宿へ向かった時のことです。
土曜でしたが、朝でほぼ椅子が埋まっていたのですが、やや空いているところがあったので私が座ろうとしたら、中高年女性のグループが物を置いて、そこをすでに確保していました。私思わず 「そういうことやめません!?」といってしまいました。さすがに女性たちもばつの悪そうな顔をして、「いや・・・お年寄りが座るから・・・」といって「あ、座ってください」といいましたが、私も座る気を無くしたので座りませんでした。それにしても電車の席とかでそういうことをされると、非常に不愉快ですね。前やはり宮城県で席を老人のために席を確保するというのがありました。もう昨年の話です。
>「敬老者が乗車します」置き紙で電車席16人分を占拠 批判受け仙台老人ク連合会が謝罪
2018/4/10 18:38
宮城県内のJR東北本線で、電車の中の座席の上に老人クラブのグループ名で「席をお譲り下さい」との置き紙があったと、ツイッターで疑問や批判が相次ぐ炎上状態になっている。
花見に行く予定のグループの一行が、乗車駅の手前の駅から席を確保するのが狙いだった。批判を受けたこのグループが所属する仙台市老人クラブ連合会は、「ホームページ上で謝罪文を掲載する準備をしています」とJ-CASTニュースの取材に答えた。
「次の駅から、敬老者が16名乗車します」
同連合会の事務局長によると、グループのメンバー1人が電車内に置き紙をしたことを認めた。
置き紙は、座席の座部に載せてあり、A4判ぐらいの白い紙に大きな字で印刷されていた。
「次の駅から、敬老者が16名乗車します」。置き紙には、こう書かれており、前の駅で乗ったグループのメンバーが座席に貼り付け、「場所取り」をしたらしい。
最後に、「伊達なクラブ」という仙台市老人クラブ連合会の別称、そして、その中のグループ名が書かれていた。
メンバーらが乗ったのは、4月9日午前9時台の電車だといい、60代のメンバー1人が仙台駅で乗って、16座席に置き紙をした。次の長町駅でほかのメンバーが乗り、お花見をするため大河原駅で降りた。
このメンバーは、ほかのメンバーに80代ぐらいの高齢な人が多いため、気を使って席を確保したのではないかとした。ほかのメンバーは、置き紙をすることは知らなかったという。
一方、ツイッター上の投稿によると、電車の中は当時、宮城県大河原町内の花見名所に行く乗客らで混雑しており、乗客は、置き紙のある座席に座らず、立っていたという。電車の車掌が回って来て、グループのメンバーに注意したともいう。
これらの点について、連合会では、車内が混雑していたか、車掌に注意されたかは、まだ確認が取れていないとしている。
「いくら高齢者でも、このような行為は問題」
グループメンバーらの行為について、ツイッター上などでは、なかなか席を譲ってもらえない事情があるのでは、健常者目線で物事を判断しない方がいい、といった指摘が出た。
しかし、「これはないわーーー」「勝手な人たちだな」「恥ずかしいと思わないのかな?」「この行為では敬われないと思うが」などと疑問や批判の方が多い。「座りたきゃ指定席買いなさいって思ってしまいます」「ここまでするならバス貸切にすればいい」といった声も出ていた。
連合会の事務局長は、
「誰でも自由に座れる場所ですので、いくら高齢者でも、このような行為は問題があると思います。車内のルールを守る必要があり、紙を置いた会員を指導し、ほかの会員にも周知するつもりです。ホームページ上でも、謝罪文を掲載する準備をしています」
と語り、謝罪した。
こうした行為は、過去に聞いたことはないという。事務局には、お叱りの電話やメールが数件来ていることも明らかにした。
JR東日本仙台支社の広報担当者は、「特にお知らせする内容ではないと考えています。調べる予定はなく、お答えすることはございません」と取材に答えた。
ご老体は、この人たちだけではないんだからさ。こんなことをやられると非常に迷惑ですね。別にこのグループの貸し切りではないんだからさ。
なんだか映画とは全然関係ない話になりましたが、今度このようなことに遭遇したら、
「お年寄りは、あなたたちだけではないでしょ!!」
と指摘したいと思います。