先日こんな記事を書きました。
封印されている『ウルトラセブン』第12話での、友里アンヌ隊員(菱見百合子(現・ひし美ゆり子))の私服姿をご紹介その記事の中で、
>それで封印作品といえば、おそらく日本で一番有名といっても過言でない封印作品が、『ウルトラセブン』の第12話かと思います。
と書きましたが、これと並んでもっとも知名度の高い封印作品が、たぶん『ノストラダムスの大予言』かと思います。1974年発表の東宝映画で、舛田利雄監督、丹波哲郎主演です。
この映画もいろいろあって(詳細は、Wikipediaを参照してください)公開中に一部カット、その後1980年にテレビ放送されましたが、ソフト化もされず、今日に至っています。東宝は、昔はこの映画を書籍などで扱うことには特に問題視していなかったのですが、20世紀末ごろからこれもNGになった模様です。
ただ、海外ではソフト化がされていました。米国でもVHSやLDで発売されました。日本のAmazonでも買えます。ただし価格はお高め。
で、これがイタリアで(なぜか)発売されたのです。イタリアAmazonにリンク。
PAL版なので日本の一般のDVDデッキでは再生できませんが(PCならPAL設定することにより鑑賞可能?)、いずれにせよ海外通販でDVDを入手できるわけです。私はたまたまこちらのブログさんでそれを知りました。
さがすとほかでもいろいろなサイトでこれが紹介されていました。それでこれは手に入れたいと思ったのですが、はたして米国Amazon以外では海外通販もあんまりした記憶がないのでどんなもんかいなと考えていましたら、ネットオークションや某巨大通販サイト、某ネットフリーマーケットアプリなどを確認しところ、どこでとは言いませんが、納得できる価格での販売があったので、さっそく購入にいたったわけです。
イタリア版は11.48ユーロで、昨今のレートでは1400円にも満たない額ですが、送料や安心料(?)、売る人の手数料ほかが足されて、実際にはそれよりもだいぶ高くなっています。特に海外でこんなものを買う人は相当な好事家でしょうが、日本ではやはり自国の映画ですから買いたい人が多いようで、人気は高いようです。まあそのあたりは、買いたい人は自分の納得できる価格ならそういったところを介して買えばいいし、価格絶対優先なら、自分で直接通販サイトで購入すればいいでしょう。
それで過日拙宅にこれが届きました。このDVDがいいのは、イタリア語吹替版のほかに、上のブログ記事の題名にもあるように日本語音声の日本公開版も特典版として収録されていることです。どうもこれ、かなり日本の消費者を意識したものではないかなと思います。わかりませんが。
拙宅には、PALを観られるDVD再生機がないので(前はあったのですが、使いすぎて壊れました)まだ観ていないのですが、ご紹介した記事ほかのサイトでも指摘されていますように、画質はよくないようですね。それは、今後きれいな画質(ニュープリント、リマスタリングされているなら言うことなし)で観ることができればそれに越したことはありません。が、やはり東宝はこの映画についても相当後悔を嫌がっているので、ウルトラセブンの12話ほどではないにしても、日本での正規ソフトの販売はちょっと難しいかなと思います。
観てみて面白かったらまた記事にしますので乞うご期待。また「ウルトラセブン」のソフトの関係でも耳寄りな情報をお伝えしたいと思います。