すみません。6月中に記事にしたかったのですが、番組が始まってからのご紹介です。
1970年代の山口百恵主演の「赤いシリーズ」が、TBSのCSチャンネル(TBSチャンネル2)で、7月1日から1日2話放送されています。このチャンネルは、早朝の4時~6時に、大映テレビのドラマ作品(大映ドラマ)の再放送をしていまして、「赤いシリーズ」を放送してくれるわけです。
「赤い迷路」(7月1日~13日)は、松田優作まで出演していますが、途中で降板しています。ただ設定では脳腫瘍による死なので、現実に彼が40くらいでガンで亡くなったことを知っている私たちにとっては「どうもなあ」の部分はあります。TBSチャンネル2でのHPはこちら。
「赤い疑惑」(7月14日~28日)は、今年亡くなった原知佐子の山口百恵へのいびりが話題となりました。実際彼女が亡くなった際も、これをいちばん報道では強調していました。一番印象に残った演技、ということだったのでしょう(下の参考記事参照)。じっさい、原は、これから10年後に制作された『花嫁衣裳は誰が着る』でも、伊藤かずえ(!)の母親役で堀ちえみをいびっていました。なおこのドラマは、ほかにも松村雄基ほか大映ドラマの常連さんが多数出演します。フジテレビの作品なので他チャンネルで現在放送中なのですが、これは観るのをやめました。なお『赤い疑惑』ではパリでのロケまで行っており、さらには岸恵子まで出演しているので、私たちのような好き者には最高の作品です。また三浦友和まで出演しているのだから、まさにいうことなし。いや、大映ドラマの最高殊勲者である宇津井健を忘れてはいけません。TBSチャンネル2でのHPはこちら。
その次の「赤い運命」(7月29日からの放送。終わりは、記事執筆時点でHPに記載なし)は、秋野暢子が話題になりましたかね。これもなかなか面白そうです。TBSチャンネル2でのHPはこちら。
先日こんな記事を書きました。
もはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりもメロドラマのネタ程度のものなのだろう(たぶん日本も同じ 関川某も自分の書いたことを撤回しろとおもう)その記事の中で私は、記事で取り上げた韓国ドラマについて
>かつての70年代~80年代の大映ドラマ全盛期のような突っ込みどころ満載のところがあるのかもしれません。まさに大映ドラマを彷彿とさせます。あるいは、直接、そうでなくても間接に、大映ドラマを1つの参考にしている(もしくは結果的に参考にしている)という可能性もあるかもです。
と指摘しました。実際には、大映ドラマといったって、「赤いシリーズ」とかに代表される大げさなドラマばかりでなく、岡崎友紀主演の「18歳シリーズ(ライトコメディシリーズ)」のような軽めのドラマ(まああれも演技はかなりデフォルメされていますけどね)も多いのですが、「冬のソナタ」は「キャンディキャンディ」を参考にしたようだし、「キャンディキャンディ」は「赤いシリーズ」系統の大映ドラマのテイストと酷似していますから、いろいろなところでつながってるいるのだろうなと思います。
ちょうどNHKで、先週、今週と、山口百恵主演・三浦友和共演の映画2本(「伊豆の踊子」「潮騒」)がBSで放送されました。今年が彼女の引退40年ということで、ある程度話題になっているのかもです。そのあたりの事情は知りませんが、私も薄幸な役の多い彼女を楽しみたいと思います。
参考記事:
>原知佐子さん死去、俳優 ドラマ「赤い疑惑」など出演
2020/1/20 17:23
原 知佐子さん(はら・ちさこ、本名=実相寺知佐子=じっそうじ・ちさこ、俳優)1月19日、上顎がんのため死去、84歳。告別式は近親者で行う。喪主は長女、吾子さん。
映画監督の故実相寺昭雄氏の妻。70年代放送のドラマ「赤い疑惑」など「赤いシリーズ」で山口百恵さん演じるヒロインをいびる役で知られた。〔共同〕