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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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安倍晋三というのも、まったくわかりやすい野郎だと思う(苦笑)

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なにをいまさらの話ですが。

安倍晋三前首相が靖国神社を参拝
2020.9.19 10:03政治政策

 安倍晋三前首相は19日午前、靖国神社(東京・九段北)を参拝した。自身のツイッターに「本日、靖国神社を参拝し、今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と写真を添えて投稿した。

 安倍氏は首相在任中、平成25年12月26日に1回だけ靖国を参拝している。

本日、靖国神社を参拝し、今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました。 pic.twitter.com/ZpyrtLrpRE

— 安倍晋三 (@AbeShinzo) September 19, 2020

・・・(苦笑)。

しかし安倍ってのもわかりやすい野郎ですよね(笑)。首相をやめたのが水曜日9月16日、それで19日の土曜日には靖国参拝ですか。いやはや、実にわかりやすい。

でさあ、こういうところで、「なんだよ、首相の時には1回しか参拝しないでそれで辞任したら即参拝かよ。首相になったら靖国参拝だなんて口先だけじゃねえか」なんて言わずに、「さすが安倍さん、首相を辞任したらすぐに靖国を参拝してくれる」って考えるのが、安倍信者、安倍キチガイ、つまりは安倍狂信者なんでしょうねえ(笑)。どんだけ安倍に甘いんだよと思いますが、ただ安倍自身、その内閣支持率は、最後に急騰したのは除くとしても、だいたいにおいてそれなりの数字を維持してはいましたが、たぶんだからといって自分や自民党の極右路線が国民から支持されているとは考えていなかったのでしょうね。もちろん靖国に関しては、対米関係、対中関係などの問題のほうが大きいのでしょうが。

それで私が注目したいのが、安倍が今後対中関係についてどのように発言し、行動していくかです。首相時の親中(といったら右翼連中は激怒かもですが、櫻井よしこあたりの「親中」定義なら、政権後半の安倍はじゅうぶん「親中」でしょう)を維持するか、特にそういう発言はしない(が、反中の態度も取らない)のか、あるいは一部自民党保守派のような「反中」あるいは中国に批判的な態度を取るか。

現段階安倍は無役だし、「長老」「前(いずれ元)首相」の立場ですから、安倍がどういう態度を取ろうが別にかまいませんが、仮に安倍が親中の態度を維持するとしても、安倍狂信者連中は「見て見ぬふりをする」「なかったことにする」「ダブスタで安倍をかばう」といった態度に終始するんでしょうねえ(笑)。最後の希望である安倍に裏切られたら立つ瀬がないという話なのでしょうが、安倍のそういった態度を見て見ぬふりをしたところで、何がどうなるものでもない。

たとえば安倍が仮にまたまた自民党の総裁になって第3次安倍政権なるものができたとして(ただし、これはさすがに2012年の時よりは数段、はるかに難しいでしょう)、今度こそ安倍は(たとえば現トランプ政権のような)中国に対する強硬な態度を取るなんてことは、やっぱりないんじゃないんですかね。あると仮定するより、ないと仮定するほうが自然です。ていうか、次に安倍政権が成立するとしても、そのころは、現在よりはるかに中国と日本との経済格差は開いているのが確実です。経済格差だけでなく、前にも記事にしましたように、学問研究、科学技術などもだいぶ中国に差をつけられていると思います。

基本的に、理数系の学問振興と政治体制・民主主義の程度は関係ないと思う

でも、そうやって首相をやめたらすぐ靖国神社を参拝するような人物ですから、一部右翼連中にやたら安倍は好かれているというのも事実なんでしょうね。そういったことで「自分の首相時の行動との整合性に問題がある」なんてことは、安倍はろくに考えないのでしょう。安倍を支持する右翼連中もご同様。それもどうかです。

さてさて。以前安倍晋三が胡錦濤にウイグル人政治犯の釈放を要求したなんていう話を嬉しそうに拡散していた早稲田大学の石濱裕美子教授ですが、彼女のブログツイッターを拝見しても、安倍晋三の首相辞任の話など何一つ書かれていませんね(苦笑)。その話を安倍に依頼したのは自分だなんていう話をやたら吹聴していた水谷尚子明治大学准教授(に出世したわけです)は、現在ツイート非公開(笑 この記事を執筆している2020年9月20日午後7時ごろ現在の話。石濱教授も同様)。水谷准教授はしょっちゅうツイートを非公開にするようですので、また再開するのかもですが、こういった方々は、安倍辞任、あるいは安倍が主導した習近平国賓来日についてどう考えるんですかねえ。すくなくとも何らかのご感想は言うべきじゃないですかね。安倍には失望したでも、安倍さんはまた要職に復活して中国に厳しい態度を取ってほしいとか、あるいは自分の安倍評価は間違っていました、撤回しますとか。あそこまで安倍を評価したのだから、それくらいのことをする責務はあるのでは? これでは、私が何回も批判する(北朝鮮に対して未来予測をしてそれを外しまくり、自分の過去の言動を「なかったこと」にしているらしい)関川夏央と同じじゃないですか。

ね、首相に復活したら安倍は動いてはくれないだろ(今後に期待?) もはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりもメロドラマのネタ程度のものなのだろう(たぶん日本も同じ 関川某も自分の書いたことを撤回しろとおもう)

残念ながら石濱、水谷、関川のお三方みな、自分の判断は間違いだったなどとは認めないんでしょうね。それはいまさら安倍に期待してるとか、北朝鮮が近々に崩壊すると予想するとかでなく、単に自分のまちがいを認めたくないだけでしょう。北朝鮮言論から完全に離れている(らしい)関川はまだしも、特にウイグル全体の研究者である水谷准教授は、自分の考えの至らなさをきっちり反省すべきでしょうし、そういうことを逃げまくって居直っているようでは、すみませんが、そういう態度ではどうしようもないと言われても仕方ないんじゃないんですかね。

いずれにせよこの程度のことすら自分の誤りを認められないのでは、こういう人たちはまったくもって信頼には値しませんね。強くそう思います。


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