羽生結弦が金メダルですね。すごいと思います。女子から遅れること2大会で金ですか。女子に浅田真央以降、トップをねらえる選手が輩出していないにも関わらず、19歳と若い羽生が金メダルというのは、男子のほうが強化自体は現段階では成功しているってことですかね。
>【ソチ五輪】羽生、基礎点が1・1倍になる後半の連続ジャンプで金メダル決めた
サンケイスポーツ 2月15日(土)9時9分
ソチ五輪フィギュアスケート男子フリーが14日、アイスバーグ・スケーティング・パレスで行われ、羽生結弦(19)=ANA=が178・64点。合計280・09点で、金メダルを獲得した。町田樹(23)=関大=は冒頭の4回転こそ転倒したもののその後はミスなく演じ、253・42点で5位。高橋大輔(27)=関大大学院=は、点数が伸びず250・67点で6位。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(23)=カナダ=は、275・62点で2位だった。
悲劇が喜劇に変わった。『ロミオとジュリエット』に乗った羽生は、冒頭の4回転サルコーで転倒。続く4回転トーループこそ決めたが、次の3回転フリップを失敗。ジャンプの基礎点が1・1倍になる後半は、コンビネーションジャンプを連続で決めた。華麗なスピンで終え、観客にお辞儀。安堵の表情を浮かべた。
すべてはあとに滑るチャンのでき次第だった。世界王者は4回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に失敗。羽生の点数を上回ることができなかった。事実上、金メダルを確定させた19歳は、最終24番滑走を務めたジェイソン・ブラウン(米国)の得点を取材エリアで見届けると、指導を受けるブライアン・オーサー氏(カナダ)と歓喜の抱擁を交わした。
「ビックリしているとしかいいようがない。結果として金メダル。日本人として誇りに思う」
フラワーセレモニーでは、銅メダルのデニス・テン(カザフスタン)、チャンを従えて、表彰台の中央に立った。前日のショートプログラム(SP)で、史上初の100点超えとなる101・45点で首位に立ったことが大きかった。日本選手団に今大会初の金メダルをもたらした。
はっきり言って、SPのレベルの演技をフリーでもできれば羽生の金は動かなかったでしょうが、フリーはSPほどの完成度でなかったので、チャンが最高の演技をすれば厳しかったのですが、記事にもあるようにチャンもやや調子が悪いのが幸いしました。これはやはり、コーチのブライアン・オーサーの手腕によるところも大きいのでしょうね。前回大会でキム・ヨナを金に導いたオーサーの実力は大したものだと思います。彼は、オリンピックでは2回続けて銀でしたが、その悔しさを晴らすためにも愛弟子の金は最高の喜びだったでしょう。
あ、どうでもいい話ですが、オーサーはゲイです。Wikipediaにものっています。だからキム・ヨナのような女性を見つめる視線と、羽生を見つめる視線、身体をたたくときのしぐさも微妙に異なる・・・かどうかは知りません。ちゃんとパートナーはいるそうです。
それはともかく、この記事を執筆している15日午前の段階で、日本のメダル獲得数は、金1つ、銀2つ、銅1つです。そして私が注目したいのが、このメダル獲得選手が全員男子だということです。
おそらく今後女子は、これに匹敵する4つのメダルを取ることはできないと思われますので、今回のソチ大会は、日本は男子のほうが女子より成績がいい大会だったということになろうかと考えられます。冬の大会では、男子のほうが女子よりだいぶメダル獲得数が多いのですが、しかし最近は女子もだいぶいい成績を取るようになってきました。
過去の日本の冬季オリンピックにおける女子のメダル獲得数を調べてみますと…。すいません、以下こちらからいただきました。面倒なもので。ごめんなさい。
つまり日本人女子で最初に冬季オリンピックでメダルを取ったのが、92年の伊藤みどり と橋本聖子、金が98年の里谷多英が最初、ともかく92年以降は、女子は誰かがメダルを取り(男子は、06年のトリノで誰も取れませんでした)、02年以降はだいたい同じ数か1つ違いのメダル数をもらっていたということになります。今大会も、浅田真央はなにがしかのメダルを取る可能性が強いでしょうからたぶん女子メダル0(ゼロ)ってことはないでしょうが、あまり女子が調子がいい大会、ということでもなさそうです。
で、日本の女子アスリートがなぜ強くなったかというと、もちろん女子の種目が積極に採用された(過日のレスリングの五輪種目復活も、結局は女子種目の充実を要求されるものでした)ということがありますし、また女性アスリートの層がどうしても世界的に薄いので、日本のような国のほうが優秀な女子アスリートを輩出しやすい、という側面が大きいかと思われます。ご存知の通り、イスラム系の国では、女子は髪の毛すら出しにくいし、また夏季のスポーツですが、陸上などの軽装はタブーということにもなります。メダルは取れませんでしたが、高梨沙羅が世界トップの地位にいたのも、つまりは女子ジャンプが層の薄いスポーツであるが故です。他のスポーツでは、彼女のような年齢で世界のトップに行くのは(スポーツによりけりの側面もありますが)なかなか難しい。
それはともかく、冬季の女子アスリートは白人女性が多いので、美女探求にはいいですね。私は白人女性が好きなので、ある意味夢のようなものです。あらためて白人女性の美しさを痛感します。これからもしばらく美女とオリンピックの記事が続きます。よろしくお願いします。