昨日の報道を。
>千葉ロッテ、清田と契約解除 再びルール違反判明で
2021年5月23日 15:55 | 無料公開
千葉ロッテは23日、清田育宏外野手(35)と同日付で契約を解除したと発表した。同選手が1日の無期限謹慎処分解除直後に新型コロナ感染防止のため球団から制限されている不要不急の外出を複数回行ったことが判明し、球団が選手契約を維持できないと判断したため。
同選手は昨秋、遠征先の札幌で禁止されていた部外者との会食を球団に報告せず虚偽の説明をしていたことが写真週刊誌「FRIDAY」の報道で1月に判明し、球団から無期限謹慎の処分を科された。5月1日に解除されたが、同月中旬に家族以外の女性と東京都内で複数回会っていたと同誌が21日に報じていた。
球団は報道を受けて同選手に聞き取りを行い、再度の規則違反が判明。23日の処分決定後、千葉市内で本人に通達した。球団関係者は「用事のある外出とは捉えられなかった。重く受け止めないといけない。球団の社会的価値を下げる行為」と話した。
球団広報室は「日頃よりご声援をいただいているファンの皆さま、ご支援をいただいている関係者の皆さまの信頼を裏切る事態を招いてしまったことを深くおわび申し上げます」とコメントした。
・・・(苦笑)。しかし馬鹿ですよね、この人物。私は、野球にはそんなに興味ないので清田育宏というのも、名前くらいは知っていますが、それ以上の知識はありません。それにしたってねえ。彼の場合いきなりじゃなくて、ちょっと前にも不祥事を起こしているわけで、今度はやばいということがあったわけです。それでまたするかと思います。実に事態の深刻さを理解していない(笑)。他人事だから笑いますが、ご当人はそうはいきません。
ここで私が思い出したのは、横山やすしです。彼の不祥事については、Wikipediaの「度重なる不祥事と契約解除」をご参照ください。最終的には、酒気帯びの人身事故で、吉本興業から引導を渡されたわけです。このとき吉本の幹部だった木村政雄は、
>報道陣からの「堪忍袋の緒が切れたのか?」の問いに対し、厳しい口調で「そうですね、我々のフォローもとっくに超えている。これ以上騒ぎを起こされたらうちとしても会社の姿勢も疑われますから」と語った。
とのこと。このあたりは、千葉ロッテマリーンズの対応も同じようなものでしょう。それでこちらの記事はどうか。
>朝乃山の処分決定は6月か 指針違反、負け越し決定
2021.5.22 20:38スポーツ格闘・相撲
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は22日、協会が定める新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山に対し、コンプライアンス委員会が21日に聞き取り調査を行ったことを明らかにした。27日の定例理事会で処分が決まる可能性については「そんなに早くは出ない」と話し、6月になる見通しとなった。
27歳の朝乃山は千秋楽まで休んで負け越すことが決まり、7月の名古屋場所はかど番で迎える。
原則的に外出禁止期間の夏場所前に接待を伴う飲食店を訪れるなどしたと報じられ、18日の最初の聞き取りには「事実無根」と否定したが、19日の再聴取で外出を認め、夏場所12日目の20日から休場した。仮に出場停止処分を受ければ、大関陥落を避けられない状況となった。
朝乃山の不祥事については、こちらのWikipediaの「不祥事」をご覧になってください。こちらは現在進行中なので、どんどんこれからも書き換えられるはず。
それでそこからの引用(注釈の番号は削除。以下同じ)ですが、
>同様の問題を起こして2020年7月場所途中休場となった阿炎は『3場所出場停止・5ヵ月50%の減俸処分』の厳罰を受けており、横綱候補として大きな期待を受けてきた大関である朝乃山にはさらなる厳罰が取り沙汰されている。この場合、大関陥落どころか十両以下の地位に落とされることもあるため、大関昇進から7場所(2020年5月場所は中止のため数えない)での陥落となり、増位山(二代目)、栃ノ心と並ぶ歴代ワースト2位の短命大関となる見込みである。
とあります。亜炎という前例があるのに、なーにもこの期に及んで同じようなことしなくていいじゃんと思いますが、そうもいかないんですかね。それもどうかです。
あ、ほんとの裁判の話ですが、「裁判所(裁判官)は判例に固執する」という趣旨の筋違いの批判をする犯罪被害者遺族が以前いましたが、それは別に悪いことではない。判例とか前例とかは重要です。自分の期待する判決(決定)がかなえられなかったからといって文句をたれるのは、筋違いも甚だしいというものです。
裁判官が判例に固執することを批判して、なにがどうなってほしいんだかそれで、これは事実かどうかは私は知りませんが、報道されるところによると(Wikipediaにも書いてあります)朝乃山というのは、わりとおとなしい人で、そんなにヤンチャでもないみたいです。相撲取りの中には、死刑が確定するようなすごい犯罪をした人もいるし(大牟田4人殺害事件)、私が個人的に知っている人物では、中学時代から手に負えないどうしようもない男で、廃業した後新聞に載る不祥事をした人物もいます。詳細は、先方と当方の個人情報保護のため省略しますが、どちらにせよたぶん重度の精神障害や発達障害のある人物なのだと思います。が、彼はそこまでひどい人間ではないのでしょう。
しかし朝乃山の場合、やはりWikipediaから引用すれば
>2021年5月場所11日目(19日)、新型コロナウイルス感染症流行拡大による緊急事態宣言中(4月25日~5月11日まで、5月末まで延長)の4月30日、5月7日に神楽坂のキャバクラを訪れていたことが報道された。日本相撲協会は番付発表後(5月場所は4月26日)からの4週間は力士たちに私的外出を禁じており、報道が事実であれば相撲協会の新型コロナウィルス感染症対応ガイドライン違反となる。相撲協会は18日に尾車コンプライアンス部長が朝乃山本人に事情聴取を行ったが、朝乃山は「事実無根です」と答えていた。尾車同部長は「後に事実だと分かれば大変なことになる」と念を押しているという。事実関係がはっきりしていないこともあり、19日の段階では休場しないとの発表であった。
しかし11日目(19日)の取組後、朝乃山はオンライン取材の場に現れなかった。週刊誌の記事内容と本人の話に齟齬があったため、協会は師匠(8代高砂)同伴で再び本人を聴取した。同席した顧問弁護士の求めでスマートフォンを調べたところ、残っていた位置情報から報道が指摘した日に店に居たことが判明。問い詰められた朝乃山は一転して事実を認め、虚偽報告が明らかになったという。師匠の判断により、12日目(20日)より休場となった。
というわけで、武士の情けじゃないですが、相撲協会側もいろいろ助け船を出しているわけで、それでなおかつ否定するかという気はします。ご当人がどういう心境で否定したかは定かでないですが、虚偽報告はさすがにまずいでしょうに。
清田といい朝乃山といい、プロスポーツの選手としてもひとかどの人物となると、そのような誘惑は人並み外れてあるのでしょうし、そういうものにたいして自己を律せる人間ばかりではないのでしょうが、それにしたってねと思います。朝乃山のキャバクラ嬢の話は、どうも彼がひいきにしていた女の子が退店するというのでその関係で行ったみたいな話も聞きますが、そんなんいくらでも埋め合わせるチャンスはあるでしょうにねえ。清田に関しては、まったく懲りねえ人物だなとしかいいようがないですね。あるいはですが、彼って一種の女依存、恋愛依存、セックス依存の類いじゃないですかね? 前にその種の類いでありそうな人物について記事を書いたことがあります。
たぶん何らかの依存症なのだろう(2月13日発表)朝乃山は初めてらしいからまだしも、清田はたぶん球団から大要「今度やったらもうアウトだよ」と警告されているはずで、それでもなんでも不倫したなんてのは、やっぱり依存症の類いなのだろうなと思います。彼の場合雑誌ほかからマークもされているし、また有名人で目立つから、そこら中から情報がよせられてもおかしくない。
麻薬とか交通事故、性犯罪のような刑事法違反で契約解除になるのは仕方ないとして、不倫自体は少なくとも日本では犯罪ではないわけで、個人的には厳しいなあと思います。が、やっぱり警告を受けてそれを守れないのはまずいのも確かです。でもこの種の依存て薬があるわけではないしねえ。なかなか大変です。
清田はすでに手遅れかもですが、朝乃山はまだなんとかなるかもですから、この種の不祥事はしないことを願ってこの記事を追えます。