最近あんまり過激な性描写の映画を見ていないんですが、フランソワ・オゾン監督でR-18指定の映画なら、かなり性描写が激しいとおもったので、「17歳」という作品を見ました。題名からして、いかにもやばそうな雰囲気があるじゃないですか。
なお、この映画について、映倫のHPでは、
>大人向きの作品で、極めて刺激の強い未成年者の売買春、性愛描写並びに性的台詞、フルヌード、飲酒喫煙の描写がみられ、標記区分に指定します。
としています。私個人の意見でも、まあ成人向きで仕方ないかなという気がします。
ストーリーは、つまりは17歳の裕福な家庭の女の子が売春をするという話ですが、詳細は書かないようにします。ただ、ちょっと1つだけ書いておきたいことがありますが、ネタバレになるので、知りたくない方は、ここでこの記事を読むのをやめてください。また、以下ヌードの写真がかなりあるので、嫌いな方はご覧にならないでください。なお、一応断っておきますと、17歳という設定の主人公を演じる女優は、実年齢はとっくに20歳を超えています。
しかしこういうすごい美人が、平気でこんな性描写の激しい映画に出ちゃうんだから、フランスってほんと(いろんな意味で)すごい国だと思います。
前置きはこのへんで、いいですか!? では書きますよ。
この作品では、シャーロット・ランプリングが出演しています。が、一向に彼女が登場しないので、私は「?」と思いました。で。見ていて、これはラスト近くの登場になるかな、と思っていたら、やっぱりでした。ただその役柄は、「なるほど!」と思わせるものでした。
若い時代だったら、あるいはシャーロットがこの主人公の役をやっていたかもしれません。同じオゾン監督の「スイミング・プール」では、若さを爆発させるリュディヴィーヌ・サニエに対して、年の功というか、鋭い演技で最終的にはサニエを上回る存在感を示した彼女ですが、今回の作品では、それだけの存在感を示す役ではありません。ていいますか、「スイミング・プール」では主人公は彼女なんだから、比較の対象にもなりませんが、しかしシャーロットが登場してバシッと画面というか映画が締まったのは、さすがでした。あるいは、オゾン監督は、シャーロット・ランプリングの出演シーンを確保するために、この脚本ではかなり早い段階でこのラストを決めていたのかなと思いました。
すいません、あんまり感想はあえて書きたくないので、このへんでやめます。
主演の女優は、モデルもしているとのこと。15歳でモデルをはじめ、19歳から演技の世界に入ったとのことです。まだ新進女優というところです。
明日も、性描写の激しい18禁の映画の話をしましょう。写真の最後は、フランソワ・オゾンと主演のマリーヌ・ヴァクト。