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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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映画・旅行についての本の感想を記事にしていきたい

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このブログで、もうちょっと充実させたいと考えているジャンルが、本の関係です。最近正直ネットに夢中でなかなか本を読んでいないのですが、それでもやはり本というものにはそれなりの価値があるので、書評、そこまでいかずとも感想、読む前から興味を持った本のご紹介、その他本関係の記事もいろいろ書いていきたいなと思っています。

それでこのブログは、いちおう「映画と旅のブログ」を自称しているので、やはり本もそういったものを優先して取り上げたいと思います。映画の本に関しては、たぶん「映画」のカテゴリーの記事にすると思いますが、旅行の本は、「」より「」のカテゴリーに入れようかと考えています。理由はなんてこともありませんが、旅行の本といっても旅行に特化しているとは必ずしもいえない本もいろいろあるので。映画については、映画のカテゴリーの記事を最大限の多くしたいという考えがあるので、

映画というのも、個々の映画批評の集積の本もあれば、映画史の本、映画の産業としての側面(映画会社の盛衰、多角化経営、制作の外注、映画館経営のシステムの変遷、興行の在り方の変化、、テレビ局との関係(株式の持ち合いなど)、映画館の変化(シネコン化、大手企業への集約化、ミニシアターの発達など)、あるいは映画によるプロパガンダ、ソフトパワーとしてのありかた、権力の介入、映画の輸出入、映画の技術的側面(画面サイズのスタンダードからシネマスコープ、ヴィスタヴィジョンへの移行、白黒からカラー、サイレントからトーキー、フィルムからデジタル化、CGの発達など)、ロケーション撮影とセット撮影の在り方の変化、撮影所システムの伸張と崩壊、あるいは、映画撮影に関する自治体他の行政の協力と規制(撮影時における警察のありかたなど)なども研究すれば、立派に行政学の研究にもなるし、また街づくりにおける映画の位置づけなどもいろいろ研究すると面白いし世の中の役にも立ちそうです。

映画ばかりでなく、旅というのも地理学的側面もあるし、文化人類学的側面、もちろん経済学(為替の問題、海外に旅のできる経済的裕福さの獲得ほか)、交通経済学、旅券(パスポート)の交付、パスポートの有効国の問題(1990年まで日本の旅券は、北朝鮮入国は不可でした。入国する人は、特殊な旅券の発行が必要でした)、旅行先の治安、国内でも受け入れ先の整備状況、交通事情、宿泊事情、交通手段の整備、変遷(夜行列車がなくなり夜行バスが整備されたとか)、有給休暇取得状況の変遷、祝日の整備や制度変更(ハッピーマンデーとか)、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆、シルバーウィーク時の状況(の変遷)、いろいろ面白いし考えていきたい問題があります。ネットの発達は、映画と旅双方にいろいろな影響をもたらしています。

そうこう考えていくと、映画というのも芸術以外の側面としても、経済学の問題、工学の問題、行政学の問題など多岐にわたっていろいろなアプローチが可能なわけです。旅行でも、経済学、法律学、行政学、社会学、文化人類学、交通経済学などいろいろな問題で議論できます。もちろん政治学の側面も、映画でも旅行でもいろいろ議論できるでしょう。

旅行に関していえば、たとえばひとり旅というのがどのように社会に受け入れられてきたかということなどは面白そうなテーマですね。ひとり旅について書かれたいろいろな本を読んでみると参考になることがたくさんあるでしょう。新書なども、いろいろな本が発売されています。

昔は、女性のひとり旅というのはひどく嫌がられたという時代がありました。自殺でもされたらかなわないとかあったようです。

また、そもそも論とでもいいますか、ひとり旅ということ自体昔は旅館(ホテルというより「旅館」です)が嫌がりました。部屋をつぶすのに単価が安いとかいろいろ理由があったようですが、商用(ビジネス)ならともかく、なんだかわからない人間だといい顔はされなかったようです。

最近は、さすがにそういったことも昔ほどではないと思いますが、ひとり旅のメリットとデメリットというのを比較衡量してみると、やはり移動手段と宿泊が大きな分かれ目だろうなと考えます。複数で移動する場合、自家用車あるいはレンタカーの利用がだいぶ有利になるし、逆に鉄道や高速バスなどの公共交通の利用が主であれば複数ですと金がかかります。ホテルも、1人と複数では性質が変わります。

ここで思い出したのですが、前に上海で友人Nとホテルに泊まった際、明らかにホテルのスタッフは、私たちをゲイじゃないかと考えていたようですね。たしかベッドはダブルでなくていいのかとか言っていましたから。いいんですよ、それで(苦笑)。いや、同性愛は生まれながらのものですから、別に悪いとかそういうことではないですけど。

2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(15)

いずれにせよ旅というのは、時に観光、時に保養、時に商用、時に帰省、あるいは遠くの大学に受験などいろいろな目的があります。私たちは、その時その目的その目的地にそぐう旅をしていかなければならないのです。

最近では、特に観光旅行向けということに当然なりますが、ひとり旅向けの旅行ガイドブックというのも発売されています。こちらなど。

あるいは、「地球の歩き方」シリーズは、現在はともかくかつてはバックパッカーを意識したガイドブックですから、バックパッカーは単独行動が多いわけで、それをもとにした編集ではあるでしょう。写真の出典は、こちらより。1979年発売です。

ただガイドブックといういわば観光案内が第一目標である本でなく、ごくおおざっぱな総論として、ひとり旅の方法論を記した本というのをここでは考えてみたいですね。図書館の十進分類表でいえば、290(地理)の最初の方ですかね。

それはともかく、まずはてっとりばやく読める本の代表としての新書を考えますと、それについていろいろ勉強していきたいですね。これについては、また記事を書きたいと思います。


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