次の衆議院選挙で、私がわりと興味があったのが、杉田水脈の扱いです。常識的に考えれば、彼女にこの次の選挙はない(少なくとも自民党の候補者としては)でしょうが、実際のところは・・・。
衆議院が解散しました。
岸田総裁より公認証をいただき、山口県に帰りました。
必ず国会に戻ってまいります!! pic.twitter.com/QZ3mOJRPAP
というわけです。
まあ自民党の極右ぶりもひどいですよね。杉田なんて、まともな人間でない、正直サイコパスのレベルじゃないですかね。そんなことを考えていたら、こんな記事がありました。
自民党はどれだけ身内に甘いのか 暴言でも杉田水脈氏を比例公認から透けて見える本音
おんなの話はありがたい
>作家・北原みのりさんの連載「おんなの話はありがたい」。今回は、総選挙の比例代表公認から浮かび上がる自民党の姿勢について。
* * *
「LGBTには生産性がない」「女性はいくらでも嘘をつける」などの暴言が大問題になった杉田水脈氏が、今回も、自民党の比例代表公認に名を連ねていて驚いた。立憲民主党の本多平直議員が、「14歳と性交して罪に問われるのはおかしい」と発言したことが問われ議員辞職にまで追い込まれたことを考えると、自民党はどれだけ身内に甘いのだろう。杉田氏の発言を本気で問題だと考えていたら、公認の選択はないはずだ。
いつも思いますが、こういうのは、杉田自身よりこういう人物を候補者にする自民党の見識の問題でしょう。Wikipediaの騒動(現役の政治家で、「騒動」なんていうのが項目になるということ自体正気の沙汰ではありません)というところを見ると・・・
>3騒動
3.6.4「ジェンダーに関する問題ある公的発言」ワースト1位といった具合です。これより前の
>1来歴
もすさまじいにもほどがありますが、この「騒動」というのは正直常人のなせる業ではないですね。凡人ではとてもできるような次元ではない。イデオロギー的にどうのこうのというより、あまりに非常識すぎて、異常としか言いようがないでしょう。そうしたらまたこんな記事がありますね。
暴言・杉田水脈氏を「比例上位に」岸信夫氏が出した「要望文書」の中身
>衆議院議員総選挙(10月31日投開票)に向けた候補者選びを巡って、公示直前(10月16日)に自民党山口県連が作成した「異例の文書」を入手した。文書は安倍晋三・前首相の弟であり、防衛大臣を務める岸信夫・山口県連会長名義で、党本部の遠藤利明・選挙対策委員長に宛てたもの。自民党の比例中国ブロックの公認決定を巡り、党本部の決定に抗議し、さらには過激な発言で物議を醸してきた杉田水脈氏の掲載順位の優遇を求める内容となっている。
(中略)
〈当県連といたしましては、比例代表中国ブロックでは、既に、現職の杉田水脈氏を第一次公認候補としてご決定いただいており、本候補の名簿上位掲載にご配慮をいただきますよう、強くお願い申し上げます〉
ですからねえ(呆れ)。
岸信夫って、まさにあの兄にしてこの弟だというレベルの話のような気もしますが、さすがにこの記事の筆者の相澤冬樹氏は、
>有権者に信を問う小選挙区での出馬とは異なり、比例単独は党の論理で当選させることができる。社会の多様性に対して問題発言を繰り返してきた杉田氏を強く推すという山口県連の要望を、有権者はどう見るだろうか。
とお書きになっています。まさにそういうことですよね。まさに杉田水脈を優遇することが、自民党の論理だということでしょう。さすがにポスト安倍で、安倍政権時ほど杉田が優遇されるということはないでしょうが、それにしたってです。ひどいにもほどがある。杉田は論外として、岸といい兄の安倍といい、あるいは総裁の岸田ほかの現自民党の執行部といい、どんだけ馬鹿でクズなんだかお話にもなりません。ほんととひどい政党です、自民党って。
というわけで、しばらくちょいちょい政治関係の記事も書こうかなと思います。