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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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気の毒だが山本弘は再起不能の可能性が非常に高い

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このブログで何記事かと学会元会長でSF作家である山本弘が、脳梗塞になり、その後遺症に苦しんでいるという記事を書いています。

「と学会」の会長だった山本弘が、脳梗塞になり長期入院をしていたとのこと 「トンデモ」を批判、批評していた人が、おもいっきりトンデモになる(トンデモだった)というのもなんともむなしいものはある 山本弘が自殺未遂までしてしまった(彼の精神状態は、相当によろしくないように感じる)

特に最後の自殺未遂の話にいたっては、さすがに「これまずいんじゃね」「かなりやばいんじゃね」「また自殺しようとするかも」とかなり心配しました。その記事の中で私は、

>ただこの記事を読んだだけの感想であるということは断ったうえで書かせていただきますと、山本の精神状態はとてもよろしくないですね。精神も何らかの治療を必要としているのではないか。私のような部外者は何もできませんので、山本のご家族に置かれましては、ぜひ最大限の注意をしてもらいたいと思います。このままではまた自殺を試みそうな気がします。

と書きました。上に書いたように、こちらができることはないので、あとはご家族ほかに最大限の注意をしてもらうしかありません。

そうしたら昨年7月を最後に彼のツイートもブログも更新がなくなったので、これは最高レベルにまずいかもと思いました。

山本弘が、この1か月以上ツイートもせず、ブログも更新していない(大丈夫か?)

彼の最後のツイートが7月25日です。ブログも更新されていない。最初の脳梗塞の発作が起きたときは、それでもリツイートはしていたのですが、それもできなくなったということでしょうか。私もちょっと様子を見ていたのですが、1か月以上たってこれは重大な事態だと思い、9月4日付で上の記事を発表しました。

そうしたら今年になって拙記事のコメント欄にコメントをいただきました。以下私の返しとともに引用します。

>Unknown (toorisugari) 2022-01-06 11:12:20 https://twitter.com/gmtomono/status/1472544886893473797

https://togetter.com/li/1818709

二度目の入退院をなされたそうです。 >>toorisugariさん (Bill McCreary) 2022-01-06 23:54:38 どうもご教示ありがとうございます。一向に彼の消息が伝わっていないので「どうしたものか」と思っていました。やはり入院ですが。最悪死んだとまではいわずとも、再起不能のレベルかと思っていました。回復具合が不明ですので何とも言えませんが、私としては、なんとか原稿執筆くらいはできるくらいに回復してくれればと思います。 コメント欄にリンクされているツイッターを引用します。

>友野詳

@gmtomono


代理のお知らせです。ご心配されていた方も多いと思うのですが、山本弘さんが退院されました。夏に2度目の脳梗塞発作で入院されていましたが、今後はご自宅でリハビリとのこと。ご本人とご家族の意向もあり、なるべくそっとしてあげてほしいのですが、退院されたので、読者の皆様はご安心ください。


午後9:30 · 2021年12月19日·Twitter Web App

脳梗塞における頭脳の破壊というのは、今回は2回目の発作ということで、前回の発作の上乗せということになりそうです。自殺未遂をしようとしたときの状態は、

>かなり悩んだのは、仕事場に使っているマンションから飛び降りるという方法である。しかし、これは実行不可能だと分かった。というのも、僕の健康状態が急速に悪化していたからだ。

 脳梗塞で4箇月ほど入院した直後はまだましだった。歩いて家の周囲を何周も回ったりもした。それがしだいに歩ける距離が短くなってきた。

 今は、家の周囲を一周すらもできない。これでどうやって仕事場のマンションににまでいくつもりなのか。

とのことで、現状はこれよりもっと悪化しているということになろうかと思います。正直当時の彼は、文章を書くにも論理的な思考能力ができない状態だったと思うので(なにしろ

>甘いものが昔から好きだ。医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。何にせよ、いきなり破滅的な影響が出るとは考えにくい。

 それに僕は酒も煙草もやらない。信じられないほど健康な人間のはずなのだ。僕より不健康な暮らしをしている人間はいくらでもいる。

なんていう支離滅裂な文章を書いていたくらいです)、現在の彼は、この時よりもっと悪いというものでしょう。多分ですが、彼がまた何らかの文章を書いて発表するというのは難しいのではないですかね。代筆ですら非常に厳しいでしょう。

というわけで、彼は文筆業を事実上廃業ということになろうかと思います。継続のしようもないでしょう。そうなると、彼のトンデモ本への突っ込みも、唐沢俊一氏の問題に対する長文の彼なりの見解も、もう私たちは読むことができなさそうです。かつて山本はこういうツイートをしていました。

>ああ、そうか、幻冬舎ってこの時の会社か。いや、僕もと学会辞めてずいぶんになるから、そろそろ唐澤氏について、本音を書いていいのかな?(笑)

19:55 - 2019年5月17日

それを紹介した記事で私は、

>山本は現在病気療養中なので、果たして書けるのかどうか正直私は疑問に感じています。が、書いてくれればそれに越したことはない。期待して待っています。

と書きました。期待して待っているというより、期待しないで待っているというのが正直なところでしたが、やっぱりそんなものは書かれることはなかったわけです。予想通りというのもなんですが、やっぱりこういうものは、さっさと早いうちに書くに限ると思います。時が過ぎると、病気で書けなくなるとまではいわずとも、事実関係ほかもあいまいになりよろしくない。つまりは山本には、書くだけの度胸も覚悟もなかったのでしょう。それはしょうがありませんが、やはりこの件で最終的に書くことができなかったのは、山本弘の汚点だったと思います。きついかもですが、他人のトンデモを批判したり揶揄ってそれを原稿にして銭を得ていたのだから、それくらいのことをする義務はあるというより現状では、「あった」か、ということになるでしょう。

山本弘氏がともかくあまり苦しまないこと(安楽死とかそういう話をしているのではありません。念のため)を希望してこの記事を終えます。


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