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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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自分の映画のスチールを表紙に使った本に対して、その映画監督はどのような感想を示したか(質問編)

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ほかの本(何の本かは忘却)でも読んだことがありますが、前読んで印象に残った話を。出典は、こちらの本から。

旅の王様

四方田犬彦氏が、1980年にロンドンに滞在していた時の話です。

ロンドンで、ジャン=リュック・ゴダールのその時の最新作『勝手に逃げろ/人生』のプレミア上映があり、すでにチケットは売り切れていましたが、上映会場地下の本屋で四方田氏が本をあさっていたところ、本屋にゴダール本人が現れます。四方田氏の著書から引用します。

>眼が不自由な人には蛇など怖くないという有名な諺が日本にはあるが、わたしは憧れのゴダールに自分の出たばかりの最初の映画批評集をプレゼントしたのだった。その表紙には、大好きで仕方のなかった『中国女』のスチールが使用されていた。(p.36)

さてここで読者の皆様にクイズです。ゴダールは、この四方田氏のプレゼントにどういう反応をしたでしょうか。自分がゴダールになったつもりになって考えてください。私なら「(? なんだかよくわからんが)そうか、じゃあがんばってな」とかなんとか適当なことをいってあしらうと思います。答えは明日。


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